ドラフト1位の指名は入札制です。ですから重複した場合には抽選になってしまいますので、第一希望といかない場合があると思います。その時の、いわゆる”外れ”1位指名をどの選手で来るかも楽しみでもあります。
なお、昨日名前を挙げた選手をあえて外し、独断で勝手に選んでみました。
【広島東洋カープ】
慶應大・加藤拓也選手 (慶應義塾高) 175㎝・88㎏ 右投右打 ピッチャー
最速153km/hを誇るストレートは力強さがあり、体全体でバッターに向かってくる威圧感。高校の途中までキャッチャー経験があることから地肩が強く大学4年間、故障で離脱したことがない。マウンドを守るという気概もかなり強く、ストッパーとしての適性がありそう。
【読売ジャイアンツ】
流通経済大・生田目翼選手 (水戸工高) 174㎝・76㎏ 右投右打 ピッチャー
大学三年時の大学選手権で29年ぶりの準優勝へ導いた155km/h右腕。三年秋は右ヒジ痛で途中離脱し、四年春は肩を痛め、シーズンを棒に振った。今秋に復帰登板を果たしてアピールを見せているが、上位指名(2位以上)でなければ社会人野球へ進む可能性あり。
【横浜DeNAベイスターズ】
流通経済大・生田目翼選手 (水戸工高) 174㎝・76㎏ 右投右打 ピッチャー
【東京ヤクルトスワローズ】
流通経済大・生田目翼選手 (水戸工高) 174㎝・76㎏ 右投右打 ピッチャー
【阪神タイガース】
日本大・京田陽太選手 (青森山田高) 184㎝・78㎏ 右投左打 ショート
攻守交代は全力疾走。打席では凡打と分かっていても、一塁を猛スピードで駆け抜ける。守りは基本に忠実としながらも、球際の打球に対してはダイナミックなプレーも。自ら課題としていた打力が今秋を通じて飛躍的に伸びている。
【中日ドラゴンズ】
白鳳大・中塚駿太選手 (つくば秀英高) 191㎝・103㎏ 右投右打 ピッチャー
最速157km/hとスピードでは2016年の大学生最速。今春までは「未完の大器」を脱せずにいたが、ラストシーズンで初完封勝利。プロで細部を磨けば大投手になれる(はず)。
【北海道日本ハムファイターズ】
広島新庄高・堀瑞樹選手 175㎝・76㎏ 左投左打 ピッチャー
U-18アジア選手権では好救援を連発し、9回2/3を1安打18奪三振で2勝をマーク。強烈なインパクトを残した。抜群のコントロールとキレのあるスライダーを備えるスリークオーターのサウスポー。いわて国体で自己最速の150km/hを計測するなど、ストレートの威力も着実に増している。
【福岡ソフトバンクホークス】
花咲徳栄高・高橋昂也選手 181cm・83kg 左投左打 ピッチャー
今春選抜後に下半身を強化して球速が152km/hまでアップ。落差の大きなフォークも駆使し、今夏の埼玉大会では37イニングを投げて無失点を記録。ランナーを置いた場面での制球力が課題だったが、今夏の甲子園で被安打24も5失点。投球に粘りが増し、大崩れしなくなった。
【千葉ロッテマリーンズ】
流通経済大・生田目翼選手 (水戸工高) 174㎝・76㎏ 右投右打 ピッチャー
【埼玉西武ライオンズ】
日本大・京田陽太選手 (青森山田高) 184㎝・78㎏ 右投左打 ショート
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
富士大・小野泰己選手 (折尾愛真高) 183cm・76kg 右投右打 ピッチャー
一学年上の多和田真三郎選手(埼玉西武ライオンズ)を3年間、追い続けてきた。先輩が戦線離脱した際にはカバーしたこともあり、責任感が強い。最速152km/hは無限大の可能性があるが粗削りな部分もあり、その分、伸びしろあり。
【オリックスバファローズ】
慶應大・加藤拓也選手 (慶應義塾高) 175㎝・88㎏ 右投右打 ピッチャー
あまりにも、大学BIG3と高校BIG4があまりにも有名すぎて馴染みのない名前が多いと思いますが、ドラフト1位だけが戦力ではありません。
入札を外した後の戦略がスカウトの腕の見せ所であり、チーム戦略の見せ所でしょう。ただ、外れ1位の選手はかなり重複しそうな感じもします。