野球小僧

プロのスカウトはどこを見るか その3

「肩」、「送球」、「守備」、「打撃」、「足」、「走塁」、「センス」、「将来性」。

プロ野球のスカウトは年間200試合近く、考課シートに5段階評価の数字を書き込むそうです。

あるスカウトは「スピードガンを持たずに、選手がコンスタントにどれほどの力を持っているか確かめに、試合に日参しています。性格、技術を観察し、ピッチャーにはスピードを求めません」と言います。

2012年は大阪桐蔭高の藤浪晋太郎選手、花巻東高の大谷翔平選手という超高校級のピッチャーがいました。その大谷選手について

「190cmの体で、手足が長く、筋肉が柔らかい。その体があって、160km/h投げられる。凄い。しかしぼくら、雨で順延がつづいて、危惧しとったんです。集中力は?持続力は?各バッターに強弱をつける、ストライクゾーンの四隅を投げ分ける技術や精神は?」

と評しています。

大谷選手は決勝戦で5失点。最速156km/h、15奪三振。ですが、盛岡大附属高の四番に外角高め148km/hをレフトポールぎわに3ランホームランを打たれ、その後、変化球を乱し、直球を狙い打ちされ、八回3分の2で降板でした。

このスカウトが求めているのは

「ピッチャーに、大谷のようなスピードは求めん、140km/h出せればええんです。それより、いかに狙ったとこにボールを持っていくかという技術の高さと、感謝の気持ちや正しい返事ができる人間性が大事です。技術のない者はキャンプで終わる。技術を持ち、自分の欠点に気づき、教えられずに自己矯正できる者が一軍に行けるんです」

と分析しています。

毎年、プロ野球の門をくぐる大勢の金の卵がいます。でも、その中から一軍で活躍するのは数少ないものです。

子どものころからエースで四番だった者ばかり。初めてプロ野球選手の間近で投げる。力んで、バランスを崩す。そのまま自分の力を出しきれない。

この壁を乗り越えさせるのも、スカウトの大事な役目なんだそうです。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
eco坊主さん、こんばんは。


もちろん、育った環境も大事ですね(その2で書いたっけな?)。
私はスタンドでは静かに観ていますよ。練習試合の時は寝ている場合もありますから。


スカウトと言えばプロでの親と同じでしょう。
我が子の今後に責任ありますでしょうし。キチンと社会人としても育成しなければ、いけないでしょうから。


なお、その4については、今のところ未定です。
eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


以前に家庭環境も調べると聞いたような・・・ハングリーさを求めているとか!?
まっ、花形モータースの御曹司や伴自動車の跡取りはいないでしょうけどねw
親父が真っ黒な顔で観客席で大声を出して応援している球児はいるけど(笑)

 あれっちょっと待てよその3ということは以降に出てくる予定だったのかしら?


今年は松井&森に集中するのでしょうか?
来年はまた超高校級とか三羽烏とかBig3とか言われる当たり年???


それにしてもマー君は凄いなぁ~
昨日バレーボール観ていてハンカチ王子とプリンスメグが被っちゃいました。
二人共このまま終わってしまうのでしょうか・・・再奮起して欲しいです。


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