今年、全日本軟式野球連盟での規程が変わり
「ピッチャーの登板は1人一日1試合のみの登板」
になるそうです。ピッチャーの投球過多によるケガ防止のためですね。
さて、こうなってくると、最大一日2試合ですので、3人以上同じような力を持ったピッチャーは必要なところです。
真夏の大会や不慮の事故などを考えると、どのチームもピッチャーは4人以上は必要かと思います。また、対戦相手チームと次の対戦相手チームとのバランスを考えてピッチャー起用をしていかなければなりません。
選手層が厚いチームならまだしも、選手層の薄い少人数のチームにとっては大変な出来事です。当然、ピッチャーを育てることは当然のことですが、ポジションの練習も必要となりますから。
個人的にはこのような考え方は賛成です。ただ、試合数制限やイニング数制限よりも、投球数制限の方でしょうね。
さて、キチンとした情報が直接ないため、いろいろと調べて見ました。
「Hit&Run」という雑誌の3月号にも若干記載されていました。
全日本軟式野球連盟のHPを見ても特に掲載はされていませんが、どうやら「その方向で」決定のようです。
いろいろと細かいところもはっきりしなければいけないことも多いと思いますが、各情報をまとめてみますと、どうやら次のような見解みたいです。
■対象;
少年部 (学童と中学生)
■投球制限;
投手は1人一日1試合しか投げられない。通常7回、特別延長戦の場合10回まで。
ダブルヘッダー(一日2試合)の場合、必ずピッチャー(前の試合に登板したすべてのピッチャー)を代えることとし、連投は禁止。
■適用時期;
塩尻では2011年4月中旬以降以降となるとのこと。
■投球数・投球回数;
投球数、投球回数による制限ではないです。つまり、1球でも投げたら1試合とカウントするようです。これはブルペンでの投球練習を考慮してのことのようです。逆に何百球投げても1試合。実際にはないでしょうけど、何か違うような。
■適用範囲;
長野県ではどうなるのか、塩尻ではどうなるのかは、まだ不明ですが、ある県では4月1日以降から実施する県大会、予選大会、練習試合を含むすべての試合を対象とするようです。
(あやちゃんも当然一日1試合です)
さて、投球制限といえばWBCでの投球数は
1次リーグが65球
2次リーグが80球
準決勝と決勝は95球
50球以上投げた場合は中4日
30球以上50球未満の場合と30球未満でも連投した場合には中1日
が義務付けられています。
これは、公平でもあり、明確でもありますし、球数を数える記録員もいるので判りやすいです。
さてさて、違反チェックについてはどうするのでしょうかの疑問は残ります。
2試合目の試合会場が変わることもありますので、通して試合を見ることは当事者チーム以外は判りませんし、主審はなおさら判りません。この辺は紳士的対応ということでしょうか。
また、もし、2試合目の登板が事後に発覚した場合には、どう対処するのかも明確ではありません。まさか、反則負けとすることはないでしょうけど。