昨日(18日)はKBO・サムスン・ライオンズと今年初の対外試合を行い、ピッチャー陣は15安打で9失点、打線も単発5安打で0-9で黒星スタートとなりました。先発した昨年のドラフト1位桜井選手は3回5安打3失点、二番手の田口選手は登板直後から二者連続ソロホームランを浴び、3回6安打3失点。三番手マシソン選手は1回1失点、四番手の乾選手は1回2失点、最終回に登板した戸根選手が唯一無失点に抑えました。バッターでは阿部選手、村田選手ら一部ベテランは欠場したものの、ギャレット選手、マギー選手、重信選手らが出場したものの、単打のみでホームは遠かった・・・
あっ、たとえ練習試合と言えども触れてはいけない試合結果でしたね。それでは、全国約350万人の中日ドラゴンズファンお待ちかねのドラゴンズのお話です。
ここまでの練習試合では
12日 対ハンファ・イーグルス 18-1
15日 対KIA・タイガース 5-0
16日 対横浜DeNAベイスターズ 4-0 (二軍戦)
17日 対横浜DeNAベイスターズ 0-1 (二軍戦)
と、ピッチャーの順調な仕上がり具合が目につきます。
16日のベイスターズ戦では昨年オフに支配下契約を結んだ岸本選手が背番号2桁のユニフォームでの実践初登板。6回から2イニングに登板し、最速143km/hのストレートを軸に得意のスライダーを織り交ぜてパーフェクトに抑えました。17日のベイスターズ戦では右肩痛から復活を目指す浅尾選手が3回の1イニングをピシャリと抑えました。今キャンプで投げるときにテークバックの上げ方を意識して、身体に負担のかからない投球フォームに取り組んでいます。
初登板を目指す若手ピッチャーと復活を目指すベテランピッチャーの今後の行方にも注目ですし、こうやって底上げされてチーム力も上がって来ているように思えます。
昨日の練習試合でも、対ハンファ戦と同じピッチャーが登板し、先発の鈴木選手は3イニングを1失点に抑える好投を見せ、2013年のドラフト1位、背番号18がようやく輝き始めました。また、2014年ドラフト1位の背番号20の野村選手が二番手で登板し、同じく3イニングを1失点に抑えています。佐藤選手、三ツ間選手、福選手も無失点とピッチャーは順調すぎるくらいです。
バッターでは新外国人ゲレーロ選手が三番・指名打者で先発し、初回1アウト一塁で回ってきた第1打席で、低い弾道のライナーがレフトの頭を越える、先制の2ベースを放ち、続くビシエド選手が放ったライト線へのフライを相手セカンドが背走しながらキャッチしたのを見て、三塁へのタッチアップによる好走を見せました。一つ先の塁を狙うという、チーム方針が大物外国人選手にも関係なしに浸透している良い傾向です。
他にも、日本代表の平田選手が五番・レフトでスタメンし、初回2アウト三塁からタイムリーヒット、4回1アウト二塁でもタイムヒットと2打席連続タイムリーとし、WBCに向けて調整は順調に進んでいるようです。
まあ、まだ練習試合ではあるものの、森新監督によるチーム改革は順調に進んでいる様子です。
あまりにも順調すぎて怖いくらいなのですが、一番怖いのはケガです。高校野球もあと2週間ほどで練習試合が解禁ですし、この時期ケガすることが一番気を付けなければならないことですね。
今はもう、ケガない和田さんもいなくなってしまったことですし。