JR長野駅の主にJR信越本線、JR飯山線、しなの鉄道が発着する在来線ホーム3・4・5番線のホーム中ほどの階段下にあった、現在では貴重なホーム上にある駅そば店でした。
過去形で書いてあるのは、2020年11月30日を以って、閉店になったからなのです。
立ち食いカウンターのみのお店でした。正式店名は「長野駅3ホームそば店」ですが、のれんに書かれている「裾花郷(すそはなきょう)」と一般的には呼ばれていました。
私がこのお店を訪問したのは、2020年11月28日でした。
今回注文したのは、「特上かもそば」です。
「特上」とついているのは、おなじみの「生めん」になります。つゆはJR東日本長野支社管内などと同じではないかと思います。基本的に、ほかのお店と同じメニューや券売機を使っていいたことからの想像です。
かもは、真空パックされたレトルトのお肉を温めてから、おそばの上にトッピングされます(実は、私個人としては、かも肉はちょっと苦手の部類に入っています)。
面白いのは、お店の外に貼ってある、おすすめメニューに書かれている、「こってり」と「あっさり」。使われているめんとつゆは同じものであると思いますので、具材でわけられているのかと思ったりするのですが、あっさり側に「鹿肉」が所属していますので、そう単純でもなさそうですが、今となっては謎のままです。
さらに、昨年からの新型コロナウイルスの影響に伴い、列車を使って移動される方が減少した影響などもあって、閉店が相次いでいます。
駅のホームにある駅そば店は、信州では少なく、絶滅危惧種です。
列車を降りたときの、あのつゆの香りも貴重な情景になっています。
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