野球小僧

クセがすごい / 千鳥

「クセがすごい」は、大悟さん(本名:山本大悟、左、ボケ担当)とノブさん(本名:早川信行、右、ツッコミ担当)からなる漫才コンビ「千鳥」のノブさんのツッコミです。岡山弁と大阪弁が混在した独自のチンピラ漫才スタイルを築き上げ、彼らはこのスタイルを「俺流漫才」と称しています。

さて。「クセがすごい」といえば、この人を置いて右に出る人はいないかも知れません。少し古い話ですが、副総理兼財務相は2020年1月13日、福岡県直方市で開いた国政報告会で、ラグビー日本代表に様々な国の選手がいて世界のベスト8に残ったことに触れて「日本はインターナショナルになっているのは間違いない。それが力を生んでいる」とコメントしました。

そのうえで、「(日本について)2000年の長きにわたって、一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇という王朝を126代の長きにわたって一つの王朝が続いている国はここしかない」と放言しています。

これは、2019年5月に施行された「アイヌ民族支援法」では、アイヌの方々を「先住民族」と明記していて、麻生大臣の発言は法律と矛盾することが、問題として取り上げられています。まさかとは思いますが、後で発言を取り消せば、何を言っても良いというように考えているのでしょうか。

まあ、「俺流政治」なのでしょうけど・・・でも、いろいろな意味で総理代理には就任されず、また、次期自民党総裁選に立候補しなさそうでよかったのかなと。

揚げ足を取るわけではないですが、一口に日本といっても、一まとめにはできないほどさまざまな文化が寄り集まっています。そのなかでも各地の特徴とも言えるのが方言です。そして数ある方言のなかでも、「すごい」「とても」「本当に」などを表現する言葉が、各地でかなり違ってバラエティに富んでいるとのことです。

例えば北海道の「なまら」ですが、そもそも北海道の土地は広大なため、道内でも方言にも差があります。でも、この「なまら」は道民でしたら誰もが知る共通言らしいです。以前、CS放送のGAORAで「なまら!北海道日本ハムファイターズ中継」というタイトルで2008年までプロ野球中継されていたことがあります。

青森県では、県内で使われる「わや」と、弘前周辺で使われる「たげ」の2つがあるとのことです。
なまら:北海道
わや、たげ:青森県
らずもね:岩手県
いぎなり:宮城県
しったげ:秋田県
すこだま:山形県
ばげぇに:福島県

関東地方には方言があまりなさそうなイメージですが、意外にもあります。
まっさか:栃木県
なっから:群馬県
いら:埼玉県
うんと:茨城県
のうほど:千葉県
べらぼう:東京都
すっげぇ:神奈川県
だたら:山梨県

中日ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドーム一塁側・三塁側でゆったり観戦できる「でら楽ペアシート」。この席は今までの3席分を使ってゆったり座れるペアシートになっています。
がんこ:静岡県
でら:愛知県
でぇれぇ:岐阜県
ごぉぎ:新潟県
えれぇ:長野県
まんで:石川県
なんちゅう:富山県
ひっで:福井県

関西のお笑い芸人がよく使う、「むっちゃ」「めっちゃ」「えらい」など、おなじみの言葉が多いですので、案外、違和感がありません。
むっちゃ:三重県
えらい:滋賀県
ごっつぅ:奈良県
やにこぉ:和歌山県
えろう:京都府
めっちゃ:大阪府
がっせぇ:兵庫県

47都道府県の方言を集めた歌の「なまら・でら・めっちゃ・ばり・でーじ!!」で「すごい」という意味の鳥取県の方言とされている「がいな」は米子市など県西部の方言で、鳥取市などの県東部では使われておらず、こちらでは「ごっつい」などと言うそうです。
ぼっけぇ:岡山県
まげに:島根県
がいな:鳥取県
ぶち:広島県
ぶり:山口県

香川県では「ものすご」のほかに「ものっそ」も使うようです。
ごっつい:徳島県
ものすご:香川県
ほぉとぉ:愛媛県
こじゃんと:高知県

福岡県のご当地ラーメンの「バリカタ」は、ここから来ているので、耳にしたことがある人も多いかと思います。
ばり:福岡県
がば:佐賀県
いじ:長崎県
たいぎゃ:熊本県
しんけん:大分県
てげ:宮崎県
わっぜぇ:鹿児島県
でぇじ:沖縄県

放言を繰り返す方は大事にしなくてもいいと思いますが、その地域に根付いている方言は大事にしたいと思います。

なお、志村けんさんが亡くなった後、愛車2台が売りに出されて話題となっていました。1台はファンの一人が購入したそうですが、もう1台を志村さんの「最後の愛弟子」の大悟さんが引き取るそうです。

新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。

どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。

私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。

コメント一覧

まっくろくろすけ
southandnorthfaceさん、こんばんは。

私からしてみれば、ほとんど標準語だと思えます。横浜に居る、いとこと話をしても、まったく方言を感じません。

確かに、明治以前の日本人は国や日本人を意識している人は少なかったかもしれませんね。ただ、現在も意識している人は少なそうですが・・・。
まっくろくろすけ
eco坊主さん、ばんなりまして。だったもどうもお世話になります。

まあ、あの放言は、「ほんにしぇたもんだわ」です。

本当は、これは1月末頃に公開する予定でしたが、いろいろと環境変化があって、「お蔵入り」寸前だったものを、引っ張り出してきたものです。

同じ県内でも地域によって、まだまだいろいろな方言はあると思います。長野県でも違いますからね。大事にしたいものです。
southandnorthface
「すっげぇ」という言葉、神奈川弁だったんですね。横浜市民ですが今まで知りませんでした(笑)
標準語だと思ってたのが実はその土地の言葉だったというのはありますよね。
仙台の言葉で、同意する相づちに「だから」というのがあるらしいのですが、本人は同意してるつもりでも、東京に来たら「なんでいつも怒ってるの?」と聞かれたという話もあって、日本でも色んな言葉があるので難しいと思いました。

遺伝子を調べてもアイヌと琉球ではまったく別物ですし、九州の人たちは韓国人と類似した遺伝子が見つかることはよく知られてます。
そもそも藩政時代は独立した国同士の集まりみたいなところだったので、当時の人たちは日本人という意識は低かったと思われます。
eco坊主
おはようございます。

千鳥に始まり副総理兼財務相を経由して47都道府県の方言ですか~
それらを繋げていくボキャは相変わらずですね~流石です。
県中部では「がいな」も「ごっつい」も両方使います。
どちらも少々アクセントが異なりますけどね。
ひらがなにすると「がぁーいなにぃ」「がぁいに」「ごっっつぃなぁ」ってなるかな(笑)
まっ、「えらい」「うんと」「なんちゅう」も耳にするなぁ~

コロナ禍もこれ以上がぃなことにならんように新総理もごっつぃがんじょしてごしないや!


多くの方に感謝しつつ自ら冷静に行動をしたいと思います。
ここにお越しの皆様もどうかお気をつけください。
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