新型コロナウイルス感染の「第3波」が続くなか、自分の周囲では感染しているという話はないものの、自分が知らない間に感染し、無症状のままでいるかもしれません。また、それによって、他人に感染させてしまっているともいいきれません。
そんななか、2020年末くらいから自費で民間のPCR検査を受ける人が増えてきています。東京都内では一部JR駅前に、唾液などを採取し、低価格で検査する施設が相次ぎ登場しており、予約でいっぱいというところもあるようです。
そもそも、PCR検査は症状がある人や感染者との濃厚接触者などは行政によるPCR検査の対象となり、公費負担となっています。この条件以外の人が検査を受ける場は限られていました。しかし、「自分が陰性であることを確認したい」との需要もあり、自費検査ができるようになってきています。
PCR検査を受ける方法は施設などへ出向いて直接、だ液を検体として採取する方法や、インターネットやドラッグストアなどで検査キットを購入して、検体を採取して郵送する方法があります。
実施している団体も病院関係だったり、工務店を主に展開するグループ企業だったり、ベンチャー企業だったりと、ここぞとばかり参入が相次いでいます。また、費用は施設で行う場合は約2000円/回~約3000円/回であったり、インターネットで購入すると約15000円とさまざまです。
また、結果を通知するだけの場合があり、たとえ陽性であったとして医師は診断しないこともあるようです。現段階では、新型コロナウイルス感染症は感染症法で、診断した医師が感染しているかどうかを判断し、保健所へ届け出ることになっています。よって、陽性の結果が出ても医師にかからなければ、感染者の把握漏れが生じ、入院や治療などにもつながらない可能性もあったりするため、注意が必要になります。
厚生労働省は、「民間検査機関は医療機関と提携してほしい」と、陽性の結果が出た人が確実に医療機関を受診する体制を整えるよう求めています。
ということで、伊達や酔狂のおもしろ半分や興味半分ではなく、真面目に自費PCR検査を受けてみました。もちろん、現在、東京都内や愛知県名古屋市まで行く勇気はありませんので、ドラッグストアで購入した検査キットになります。
今回、購入した検査キットは、東京都渋谷区にある「医療法人社団直悠会にしたんクリニック」のものです。15000円(税抜き)と、私にとって高級品(?)なのですが、これしか方法がないため、やむをえません。
検査は簡単であり、だ液採取用キットに同梱されている説明書きに従って、自分のだ液を採取していきます。このとき、間違っても野良犬や野良猫のだ液を採取してはいけません。あとで大騒ぎになる可能性もあるでしょう。
だ液を採取して送付し、だ液採取用キットがクリニックに届くと、受領完了メールが届きます。その後、約24時間以内に結果通知がメールで届きます。
なお、「(公式)陰性証明書発行」を発行してもらうと、20000円(税抜き)、「クイック検査」で18000円(税抜き)、「陰性証明書発行+クイック検査」が23000円(税抜き)であり、なんと、「PCR検査複数回用チケット」まであります。
ちなみに、陰性証明書の発行を希望する場合、クリニックによるオンラインでのだ液採取などの診察を受けなければならないそうです。また、クイック検査というのは、インターネットで申し込んだあと、東京都JR渋谷駅の「ハチ公前広場」で最短1時間で唾液採取用キットを受け取り、採取・引き渡し後、最短3時間(遅くても24時間以内)で検査結果をメールで通知する検査になります。
なお、クリニックの検査を受けて、陽性反応が出た場合は、保健所に連絡がいくシステムになっています。その場合は、保健所から連絡があるまで、自宅待機し、保健所の指示にしたがわなければなりません。
気になる精度ですが、厚生労働省は「だ液PCR検査は他の検査と比較して高い一致率を確認できている」と発表しており、すでに保険適用されています。また、米国メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターからも、同様の研究結果が報告されています。
15000円を検査代として高いと考えるか、安心代として安いと考えるか、人それぞれだと思います。ただし、1回検査をして問題なかったからといって、次の日も安全とも限りませんし、本当に安心するならば、定期的に何回も検査する必要はあるでしょう。ただし、予算的には限界があります。さらに、利用する場合には、検査の特徴を良く理解して利用する必要があることは事実でしょう。
それにしても、結果連絡が来るまでの間は、大丈夫だと思っていたとしても、試験結果を待っていた時みたいに不安になるものでした。
あらためて、2度とこない今日という1日を大事に大切に過ごしたいと思います。
良いことはずっと続き、良くないことには、必ず終わりが来ると信じていきましょう。
今日も、私のブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございます。明日もまた、元気にここでお会いしましょう。