「たぬきそば」「たぬきうどん」は、そばやうどん料理のメニューの一種です。
しかし地域によって呼び方や調理内容が違います。こうした文化の違いは、おおまかに地質学上日本列島を東西に分断する大地層帯・糸魚川-静岡構造線(いといがわしずおかこうぞうせん)を境界とする場合が多く見られるようです・・・。
・・・が、「たぬき」を巡ってこれほど違うものは珍しいと言えば珍しいと思い、「駅そばラリー 番外編」として、「南海電鉄 なんば駅2階」にある、南海そば第1号店へ現地調査に行きました(訪問したのは2022年3月のこと)。
東日本において「たぬき」とは一般には「揚げ玉(天かす)」をのせたものを指します。
ところが、大阪で「たぬき」注文してでてくるのが、東日本で一般的に言うところの「きつね」で、味付けされたお揚げがのってでてきます。それを「南海電鉄 なんば駅」の「南海そば」で検証してきました。と言っても、このためだけに行ってきたのではないのですが、このためだけに、なんば駅に行ったというのは事実です。
そして、「たぬきそば」を注文してでて、きたのが事前の想像どおりの「きつねそば」です。
これ、単純(でもない料理)なことですが、単純ではない問題でもありますよね。
たとえばこういう事前の情報なしに、東京の方が大阪へ行ったときに、「天かす」がのるはずの「たぬき」を注文したつもりだったところ、「お揚げ」がのった「きつね」がでてくるのですから。自分が思っていたもの注文したものと違う食べ物がでてきましたら、お客さんは「注文したものと違う」となりますし、お店は「確かに注文されたとおりの品です」となりますから。
私の場合、「そもそも知っていた」確信犯で注文したのですから、問題にはなりませんが、なかにはクレームをつける場合もあるでしょう。
ただ、一般的にはお客さんが知ってか知らずかは関係なく、また、お互いの意思が合致していなくても、注文した時点で売買契約が成立するそうです。
理由としては当事者同士が考えていることは相手にはわかりませんので、意思が合致していない場合は契約不成立となると、あまりに取引の安全を害することになってしまうことと、その場所の慣習や取引慣行が参考にされるそうです。
よって、大阪で「お揚げ」がのった「たぬき」がでてきても合理的であると考えられるそうです。逆もまた真なりです。
まあ、お互いに何ごともきちんと確認することは大事なことなのですよね。
なお、「たぬき」の由来ですが諸説あり、
しかし地域によって呼び方や調理内容が違います。こうした文化の違いは、おおまかに地質学上日本列島を東西に分断する大地層帯・糸魚川-静岡構造線(いといがわしずおかこうぞうせん)を境界とする場合が多く見られるようです・・・。
・・・が、「たぬき」を巡ってこれほど違うものは珍しいと言えば珍しいと思い、「駅そばラリー 番外編」として、「南海電鉄 なんば駅2階」にある、南海そば第1号店へ現地調査に行きました(訪問したのは2022年3月のこと)。
東日本において「たぬき」とは一般には「揚げ玉(天かす)」をのせたものを指します。
ところが、大阪で「たぬき」注文してでてくるのが、東日本で一般的に言うところの「きつね」で、味付けされたお揚げがのってでてきます。それを「南海電鉄 なんば駅」の「南海そば」で検証してきました。と言っても、このためだけに行ってきたのではないのですが、このためだけに、なんば駅に行ったというのは事実です。
そして、「たぬきそば」を注文してでて、きたのが事前の想像どおりの「きつねそば」です。
これ、単純(でもない料理)なことですが、単純ではない問題でもありますよね。
たとえばこういう事前の情報なしに、東京の方が大阪へ行ったときに、「天かす」がのるはずの「たぬき」を注文したつもりだったところ、「お揚げ」がのった「きつね」がでてくるのですから。自分が思っていたもの注文したものと違う食べ物がでてきましたら、お客さんは「注文したものと違う」となりますし、お店は「確かに注文されたとおりの品です」となりますから。
私の場合、「そもそも知っていた」確信犯で注文したのですから、問題にはなりませんが、なかにはクレームをつける場合もあるでしょう。
ただ、一般的にはお客さんが知ってか知らずかは関係なく、また、お互いの意思が合致していなくても、注文した時点で売買契約が成立するそうです。
理由としては当事者同士が考えていることは相手にはわかりませんので、意思が合致していない場合は契約不成立となると、あまりに取引の安全を害することになってしまうことと、その場所の慣習や取引慣行が参考にされるそうです。
よって、大阪で「お揚げ」がのった「たぬき」がでてきても合理的であると考えられるそうです。逆もまた真なりです。
まあ、お互いに何ごともきちんと確認することは大事なことなのですよね。
なお、「たぬき」の由来ですが諸説あり、
「天ぷらのタネを入れない(タネを抜いた)揚げ物のタネヌキであり、そば屋で『ぬき』を頼むと天ぷらそばのそば抜き(そばつゆに天ぷらだけが入っている)が出てくるのと同様で、『タネ抜き』を語源した説」
「きつねそば・きつねうどんに比べてかけ汁の色合いが濃く濃厚な味付けであることに由来するとみる説」
「世田谷区砧(キヌタ)家で始めたキヌタソバがその始まりで、『きぬた』を逆さに読んだ説」
などがあるそうです。
また、油揚げを入れたそばの語源に関する説としては、
また、油揚げを入れたそばの語源に関する説としては、
「うどんのめんの白に対して、そばのめんの黒を『たぬき』に例えたとする説」
「そばよりうどんが一般的に好まれているとされる事を元にして『うどんからそばに化けた』ことから『たぬき』と呼ばれるようになったという説」
「そばよりうどんが一般的に好まれているとされる事を元にして『うどんからそばに化けた』ことから『たぬき』と呼ばれるようになったという説」
などがあるそうです。
ちなみに、京都では「刻んだ油揚げの上から葛餡を掛けたうどん」を「たぬき」と呼ばれているそうですね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
ちなみに、京都では「刻んだ油揚げの上から葛餡を掛けたうどん」を「たぬき」と呼ばれているそうですね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまにとって、今日という日が昨日よりも特別ないい日でありますようにお祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。