東京オリンピックの野球競技は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)管轄の下で実施される予定の東京オリンピックでの野球・ソフトボール競技の追加イベント種目野球です。2008年北京オリンピック以来3大会ぶりの開催となっています。
過去5大会では、キューバが3回、米国と韓国がそれぞれ1回ずつ優勝しています。
これまでの大会では8チームが出場していましたが、東京オリンピックでは6チームの出場となっており、メキシコで6月22日から行われる東京オリンピック最終予選が開催される予定になっていますが、欧州/アフリカ予選2位のオランダ、2019年アジア野球選手権大会に出場してオリンピック出場権を得ていない上位2ヶ国の台湾と中国、米大陸予選2位のドミニカ共和国と3位のベネズエラ、オセアニア代表・オーストラリアの計6ヶ国が出場する予定でしたが、辞退が相次いでいます。
まず、中国が最終予選を辞退したと5月7日に発表しました。辞退した理由は明らかにされていません。
その結果、WBSCは最終予選を残りの台湾、オーストラリア、オランダ、米大陸予選の2位と3位の5チームで行うと発表しました。
6月3日には、台湾が最終予選への出場を辞退。台湾プロ野球リーグは5月25日に、「(新型コロナウイルス感染において)選手などの健康と安全を守り、医療体制にさらなる負担をかけないため」として、プロ選手を派遣しないことを決めたため、アマチュア野球を統括する野球協会がチーム編成を検討していました。しかし、台湾の中でキャンプ地が確保できなかったほか、開催地メキシコの感染対策が台湾側の基準を満たしていないとして、最終予選への出場を断念しています。
最終予選は、オーストラリア、オランダ、米大陸予選2位のドミニカ共和国、同3位のベネズエラの4チームで争われることになりました。
6月9日には、オーストラリアが最終予選を辞退すると公式サイトで発表しました。やはり、新型コロナウイルスへの懸念が理由としています。
これにより、最終予選ではオランダ、ドミニカ共和国、ベネズエラの3チームで最後の1枠を争うこととなりました。
現在、野球出場チームは、日本(開催国)、イスラエル(欧州/アフリカ大陸1位)、韓国(アジア/オセアニア最上位国)、メキシコ(米大陸最上位国)、米国(米大陸1位)が出場を決めています。
本大会ではオープニングラウンドで6チームを2組に分けて(WBSC世界ランキングに基づいて1番目、4番目、5番目のチームがA組、2番目、3番目、6番目のチームがB組)、各組1位から3位を決め、決勝トーナメントでは敗者復活を含む変則トーナメントを全チームで行います。試合数は合計16。各組2、3位の計4チームから勝ち上がったチームが各組1位同士による勝者と対戦し、決勝進出チームを決め、敗者復活は各組3位同士の対戦での敗者を除く4チームで変則的なトーナメントを戦い、勝ち上がったチームが決勝に進み、途中で敗れた2チームが3位決定戦に回るという、複雑な方式となっています。
大会まであと40日となったこの時点で、最終予選もままならない状況。米大陸予選に出場し、最終予選に出場するチームはこれ以上の辞退はないと思っていますが、まだまだ大会まで一波乱がありそうな気がします。
まさか、本大会も出場辞退が相次いで2~3チームしか出場しないなんてことにはならないでしょうけど、(WBCもありますが)世界一を決める場にしては、ちょっと寂しいです。
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