野球小僧

第43回 中部日本地区選抜中学軟式野球大会 塩尻予選会 二回戦

5月最後の週末。
この週末は各地区で中部日本地区選抜の予選会が行われている。中体連を前にしたガチンコ勝負。
二回戦から登場のK陵クラブは一回戦E嶺クラブに3-0で勝ち、今シーズン三度目となるR小野クラブとの一戦。

K陵ク先攻、R小野ク後攻で試合開始。

一回は両チーム無得点。動きが見えるのは二回から。

二回表の攻撃。先頭バッターがヒットで出塁し、送りバントなどで1アウト三塁の先制チャンス。ここで内野ゴロの間に三塁ランナーが本塁を狙うものの、アウトで得点できず。その裏、同じく先頭バッターにヒットを許したものの、後続を抑えて無失点。

以降、三回、四回、五回と両チーム無得点のまま試合が進んでいく。

試合も終盤、六回表。1アウト一・二塁のランナーを送って、2アウトながら二・三塁のチャンス。続くバッターが歩いて満塁とチャンスを広げるが、次のバッターが打ち取られ得点機を逃す。その裏の守りは三者凡退に抑える。

特別ルールでの延長戦の雰囲気が漂い始めた七回表の攻撃。1アウト一塁からヒットで続き、一・二塁。ここで次のバッターの内野ゴロは相手のミスを誘い、満塁とチャンスを広げるが、次のバッターが打ち取られ2アウト。そして、次のバッターの初球。打った打球はライト戦を抜け、三塁ランナー、二塁ランナーを本塁へ返す2点タイムリー2ベース。さらに二・三塁から内野安打で1点を追加し、この回3点を挙げる。そして、その裏は1アウトからランナーを許すものの、無得点に抑えて試合終了。

K陵ク 0000003|3
R小野ク0000000|0

Dsc00093

正直言って、非常に厳しい試合でした。六回のチャンスを逃した後は特別延長を想像しました。事実、ベンチは中盤から準備していたそうです。

それでも、三度もノーアウトのランナーを出塁させてしまったものの、得点圏までランナーを許したのが一度だけで、終盤までなんとか無失点に抑えて、試合の流れを支配してきたのが勝因の一つだったのでしょう。

また、決勝点となった2ベースを打ったのは、この日も三年生の日替わりヒーローです。

この決勝打の前に、1アウト満塁で代打に出た子が打ち取られたのですが、この子の気持ちも積み重なっての一打だったかもしれません。

一人ひとりの繋ぎの結果だったと考えます。

この日、第一試合(一回戦)、第二試合(二回戦)を観戦していましたが、この時期になると一試合の中ではそうそうチャンスがたくさん巡っては来ません。多くても二・三度。または、たった一度だけということもあります。それだけ、拮抗しているのです。

一番難しいことでうが、当たり前のことを、当たり前のようにできること。
基本的なことが、基本的に出来るかどうか。

ほんの小さなことが勝負の分かれ目にもなって行くのです。

さて、塩尻地区代表決定戦の相手はOクラブ。
この一戦も大事に戦うのみです。


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
eco坊主さん、こんばんは。
まずは、現在のおさらいです。


全日本少年軟式野球大会は全日本軟式野球連盟主催での全国大会で「中学生の甲子園」とされ、憧れの大会です。毎年8月に横浜スタジアムで開催されます。


中部日本地区選抜中学軟式野球大会は東海軟式野球連盟、北信越軟式野球連盟などの主催で中部日本地区(愛知県,岐阜県,三重県,静岡県,長野県,滋賀県,福井県,石川県,富山県,新潟県)各県代表の選抜チームによる中日本地区の王座を決定する大会で、これも8月にナゴヤドームで開催される大会です。


そして、日本中学校体育連盟主催の全国中学校軟式野球大会があり、こちらは部活動の集大成となります。こちらも8月に各県持ち回りで開催されています。この予選はK陵中は塩筑大会から始まります。


三大会あると言っても、どの大会も三年生にとって勝ち続けなければ最後になってしまいます。
それだけに、貴重な一戦が続いて行って欲しいと願います。



まっくろくろすけ
パンサーさん、こんばんは。
パンサーさん、こんばんは。


なんとなく前回(全日本、市民タイムス)とは違うに思えましたが、そうだったのですか。
確かに一回戦でのバッティングの様子を見ていましたら、バッティングの調子を買ってだと思えるくらいでしたので。


しかし、無得点に抑えたと言っても、やっぱりバッティングは脅威です。”強”小野打線とでも言うのでしょうか。


まだまだです。一つひとつの大会に臨むにあたって、チーム全体をリスタートして、目の前の一戦を大事に戦うだけです。


そして、K陵クというよりも、塩尻の代表として行くだけです。
eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


勝利 \_(^◇^)_/\(*^^*)/ おめでとっ!
またまた前回の県大会予選と今回の大会のpositionがゴッチャになっているeco坊主です^^;


>当たり前のことを、当たり前のようにできること
 ↑何事においても必要ですが何事においても難しいですよね。
昔某社時代 「仕事のABC」
A:当たり前のことを
B:馬鹿にしないで
C:ちゃんとやる
って言ってました。


決勝戦も頑張ってください。
パンサー
おはようございます。
おはようございます。









昨日は大変お疲れ様でした。









今までの二回対戦したときよりも何というかランナー出しても慌てないで、さすが全日本予選県大会進出しただけあると感じました。









それだけ王者の風格プンプンでした。









戦い方をよく知っているという戦いぶりです。









あえてR小野の言い訳を許すならば、本来はサードが怪我のため急遽セカンドが本業の慣れないサードに補欠の補欠がセカンドに一回戦から登場しました。









E嶺とはその急造のサードとセカンドの守備、打撃が良かったのでその起用が当たった感じで勝ったようなものでした。









その勢いでK陵戦に持ち込んだのですが、あの7回の守備のミスの通りです。









ミスさえなければ‥‥そして本来のサードの怪我の怪我さえなければ‥‥というのは愚問でしょうか?









まあ、いろいろ言いたくなるのは仕方ないけども強いものが勝つ‥‥やはりK陵は塩尻王者にふさわしいと言わざるを得ません。









脱帽です。









その勢いをまた全日本と同じように勝ち進んでいって頑張って下さい。






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