逆襲のドラゴンズ

♪ がんばれ～ がんばれ～ ドラゴンズ～ 燃～えよ ドラゴンズ～♪

中日ドラゴンズとはNPBセントラル・リーグ(セ・リーグ)に所属する日本のプロ野球球団。本拠地はナゴヤドーム。現在の監督は森繁和。

セ・リーグの伝統的な球団の一つであり、また東海地方に本拠地を置く唯一の球団となっているため、熱心なファンが多いのですが、球場に現れるのは固定客であり、ドームの客席は空席が目立っていることがあります。

あまり知らない人もいるようですが、昔は打撃を重視した攻撃的チームでした。現在でも”強竜打線”と呼ばれるのは前史代の名残。2000年代には強力なピッチャー陣を武器に、黄金期を形成しました。

しかし、2012年以降は4年連続Bクラス。さらに今年は19年ぶりの最下位となりました。

ただ、悲観するだけでは物事は好転しません。最下位ということは、これ以上下がりません。さらに最下位の翌年からは上位反攻の好成績を収めているのは、過去の歴史(実績)が物語っています。

鯉、大男、湾☆、虎に燕。今年までですよ。

< 1964年 6位 57勝83敗0分 >
2リーグ分裂後、初の最下位。杉浦監督が6/7に休養、西沢コーチが代理監督に就任。
< 1965年 2位 77勝59敗4分 >
前年首位打者の江藤慎一さんが開幕直後に戦線離脱、入団以来の809連続試合出場記録が途絶える。復帰後、2年連続の首位打者を獲得。小川健太郎さん、水谷寿伸さん、板東英二さん、山中巽さんの4人が2ケタ勝利。8月に14連勝。
< 1966年 2位 76勝54敗2分 >
26回総当りの130試合制。
< 1967年 2位 72勝58敗4分 >
5/15～5/30に西沢監督が胃炎で休養。

< 1968年 6位 50勝80敗 4分 >
年明けに西沢監督が病気のため監督辞任。成績低迷で6/25には杉下監督が休養。球団創設以来初の全球団負け越し。
< 1969年 4位 59勝65敗6分 >
8月末から1分をはさみ10連勝。小川健太郎さんが6/15の読売ジャイアンツ戦・王さんとの対戦で「背面投げ」。8/31、10/19にも奇策。
< 1970年 5位 55勝70敗5分 >
「黒い霧事件」でエースの小川健太郎さんが球界追放。
< 1971年 2位 65勝60敗5分>
星野さん、渋谷さん、稲葉さん、松本幸さん、渡部さん、谷沢さん、大島さんら若手の台頭で4年ぶりにAクラス。
< 1972年 3位 67勝59敗4分 >
8/24ジャイアンツ戦で爆弾騒動(いたずら電話)。観客や選手が一時的に避難し、25分間試合中断。
< 1973年 3位 64勝61敗5分 >
シーズン序盤から混戦模様。7月に一時的に抜け出すも8月に大失速。5月に中日スタヂアムが関連事業の経営不振から倒産。
< 1974年 優勝 70勝49敗11分 >
8月後半から大攻勢で首位。巨人のV10を阻み、20年ぶり2度目のリーグ制覇。

< 1980年 6位 45勝76敗9分 >
開幕戦6連敗スタート。球団史上最低の勝率.372で12年ぶりの最下位。高木守道さんが現役引退。
< 1981年 5位 58勝65敗7分 >
4月に15勝4敗の好スタートもその後失速。8/26ジャイアンツ戦で宇野勝さんが歴史に残る「ヘディング」。
< 1982年 優勝 64勝47敗19分 >
130試合目に8年ぶり3度目のリーグ制覇を決める。勝利数が試合数の半数(75)を満たさず優勝したのはリーグ初。

< 1992年 6位 60勝70敗0分>
12年ぶりの最下位。
< 1993年 2位 73勝57敗2分 >
前半戦には低迷したが後半戦に追い上げ、8月末には一時的に首位に。終盤に主軸が離脱、逃げ切られる。
< 1994年 2位 69勝61敗0分 >
7/16時点で首位ジャイアンツに10.5差をつけられていたが、69勝60敗で並び、10/8に史上初の同勝率同士の優勝決定戦。3-6で敗戦も、投打の個人タイトルは総ナメ。

< 1997年 6位 59勝76敗1分 >
ナゴヤドーム元年も打線が振るわず5年ぶりの最下位。
< 1998年 2位 75勝60敗1分 >
機動力野球を掲げ、韓国人選手らを補強。シーズン終盤に首位横浜ベイスターズとの直接対決に7連敗し2位。
< 1999年 優勝 81勝54敗0分 >
プロ野球タイ記録の開幕11連勝。6/16に単独首位に立ってからは一度もその座を譲らず、11年ぶり5度目のリーグ制覇。

< 2016年 6位 58勝82敗3分 >
序盤は新外国人ビシエド選手が活躍しAクラス。交流戦の時期から最下位に低迷。8/9に谷繁元信監督と佐伯貴弘コーチが休養となり、森繁和が監督代行。しかし、浮上の兆しがないまま、球団創設80周年の年に80敗が確定。