今日の午前中は学童野球連盟主催の審判講習会。
毎年恒例のもので、今年も軟式野球連盟公式審判員の方を招いて開催されました。
4月になると、もう1回、軟式野球連盟主催の講習会があるので、年2回の受講になります。
ここ数年ずっと講習会に参加していますので、受講回数は2ケタに突入しています。
まあ、ストライク・ボール、アウト・セーフのコールなどは本音のところはお腹いっぱいなのです。
毎年、ここのところは変わりありませんから。
どちらかというと、ルール解説の方がありがたいです。
審判講習会もいいですが、ルール講習会を開催して欲しいと思います。
まあ、ちょうどいい機会でもあるので、審判として一番大事な役割の主審。
今日の講習会の最後の方でも話が出た、”ややこしや~”のボークについて、この際におさらいしておきましょう。
(二塁けん制を今春高校入学予定のOBに教わる”しん”くん)
ボークにはこんなようなものがあります。
①セットポジション完全不静止
静止したのがはっきりと分からないとボーク。ランナーを気にしてあせって投げたりするときに多いです。また、ランナーがいなくてもボークになります。
②一塁偽投
ピッチャーズプレートに触れているときは、二塁と三塁へは偽投(投げる真似)をするのはOKですが、プレートに触れたまま一塁に偽投をするとボークです。プレートを外しているときはボークではありません。
ただ、右ピッチャーの場合、三塁へ偽投して、振り向いて一塁へ偽投した場合がありますが、三塁へ偽投したときに軸足がプレートから一度外れれば、その後にプレート上に足が触れてしまってもボークとはならないそうです。
③投球動作中止
投球動作を途中でやめた場合です(そのまんま)。途中でバランスを崩してコケてもボークです。だからピッチャーは足腰を鍛えなければなりません。
④塁の方向に直接踏み出さない
プレートに軸足が振れている場合、自由な足を踏み出さずに各塁へ投げるとボークです。後から足を踏み出してもいけません。
⑤ランナーのいない塁に投げる
プレートに触れたままランナーがいない塁にボールを投げてしまうとボークです。 ただ、ランナーがスタートしたときに先の塁へ投げるのは問題ありません。プレートを外してランナーがいない塁へ投げた場合は、遅延行為です。
⑥プレートに触れないで投球動作
ランナーがいるときはボークです。ランナーがいないときはボールがファウルラインを越えるとボールですが、それ以外はノーカウントになります。
⑦プレートに触れた状態でボールを落とす
ランナーがいるときは故意であるなしにかかわらずボーク。ランナーがいないときは落としたボールがファウルラインを越えるとボールとなるが、それ以外はノーカウント。
⑧クイックピッチ
バッターが構えていないうちに投げたときにはボークです。ただ、この場合には、球審から先に「まだまだ」とか言って注意した方がいいそうです。
⑨投球動作に入った後にボールから手を離す
投球動作に入ってから、投げる前に手をボールを手から離した場合にはボークになります。
⑩ボールを持たないで投球動作
プレートに触れている状態で、ボールを持たないまま投球動作に入るとボークです。これは隠し玉でランナーをアウトにするのを防ぐためのものでもあります。プレート付近にいるだけでも、ボークにとられる場合もあります。
⑪バッターに正対しないで投球
セカンド方向を顔を向けたまま、バッターに対して投球した場合はボークです。これ自体、やる方が難しいのですけどね。
⑫ピッチャーがわざと試合を遅れさせたり、延ばしたりした場合
いわゆる遅延行為です。ランナーが塁に着いているにも関わらず、ゆるい山なりのけん制球をなげると、遅延行為でボークになります。
⑬二段モーション
投球時に足をいったん上げてから下げ、また上げて投球動作を行うこと。このときに投球動作中に少しでも身体が静止すると反則投球となり、ボークになります。
学童ではあまり厳密には次のボークはとりませんが、キャッチャーボークもあります。
敬遠のときにキャッチャーはピッチャーの手からボールが離れるまでキャッチャースボックスの中にいなければいけません。投球前にボックスの外に出るとボークです。両足がボックスの中にないといけないので、片足が外に出ていてもダメです。
基本的にボークは、ピッチャーやキャッチャーがバッターやランナー騙してアウトにすることを防ぐための事ですから、故意にやってはいけないプレーですよね。
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