囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

ニャンという名局1

2020年01月02日 | 【カベ突破道場】

▲邪魔しないでね、ネコ殿

 

 

昨年末に入手した呉清源の棋譜を並べるの巻】

 

■1冊に4局収録した棋譜本3冊。

計12局のうち唯一、持碁(盤面引き分け、白勝ち)

となったのがこの一局。

昭和37年の旧名人戦リーグ(第1期)です。

 

ネコ殿のじゃまをものともせず

年末から何度か並べてみました。

黒・坂田栄男の優勢、そして勝勢となった碁を

呉清源が猛追して持碁勝ちにひっくり返しました。

 

面白い手が次々に出てきます。

 

 

 

▼序盤1~10手

しばらくは下辺が焦点に

 

▼中盤145手時点で、右辺を囲って黒が優勢

 

▼終盤212手時点で、差が開き、黒が勝勢になる

 

▼白の猛追で、細かくなり、ひっくり返して、282手完

 

▼ダメも詰めて、これから整地作業

 

▼整地も終わり、勝敗を確認する

「10」「20」の形にすると、相手も見やすい



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