▲邪魔しないでね、ネコ殿
【昨年末に入手した呉清源の棋譜を並べるの巻】
■1冊に4局収録した棋譜本3冊。
計12局のうち唯一、持碁(盤面引き分け、白勝ち)
となったのがこの一局。
昭和37年の旧名人戦リーグ(第1期)です。
ネコ殿のじゃまをものともせず
年末から何度か並べてみました。
黒・坂田栄男の優勢、そして勝勢となった碁を
呉清源が猛追して持碁勝ちにひっくり返しました。
面白い手が次々に出てきます。
▼序盤1~10手
しばらくは下辺が焦点に
▼中盤145手時点で、右辺を囲って黒が優勢
▼終盤212手時点で、差が開き、黒が勝勢になる
▼白の猛追で、細かくなり、ひっくり返して、282手完
▼ダメも詰めて、これから整地作業
▼整地も終わり、勝敗を確認する
「10」「20」の形にすると、相手も見やすい