囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

「碁を打つ」だけでいい

2022年05月29日 | ●○●○雑観の森

 

 

【もののあわれ、が表れるということ】

 

 

碁石ひとつ、およそ5㌘

碁石入り碁笥ひとつ、およそ1㌔

両手を使えば片手の負担500㌘

 

これが持てるなら、

碁は打てますし

碁会にも参加できます

 

碁会に参加できれば

世話人をやったり

碁会場確保の当番をやったり

これらは、誰でもできるのに

なんだかんだ理由をつけて

やろうとしないヒトがいます

権利と義務はワンセットなのに

 

わたしは代表世話人になった昨春から

碁会場の設営・撤収当番をやめることにしました

参加者が自分で設営して自分で片付けるのが良い

と思ったからです

 

「公平」を貫けば、どうなるか

93歳も65歳も同じように重いモノを

右に左にしなければならないのです

 

途中で帰宅したくても

最後までいなければならないのです

 

用事があれば「設営だけ」「撤収だけ」も

やらねばなりません

 

これって、

「公平」ですか?

 

「合理的」ですか?

 

規則化する意味、

ありますか?

 

 

     ◇

 

 

三十年の歴史といえば聞こえはいいのですが

その結果、会則はゴテゴテに装飾されています

新型コロナ到来のおかげで矛盾が明らかになり

さまざまな理由で四十人が会を去っていきました

 

「さて、どうするか」

「会則をスッキリさせて、やり直すほかない」

と、気合いを入れて

1年前から会則改正の準備を進めてきました

 

一言居士が多数の「老年の会」だけに

そう簡単に話は進みません

批判や評論が大好物ですが

「先輩がおやりになれば」と振れば

「歳も歳だから」と巧妙に逃げるのです

 

「それじゃ、対案を出すべし」と釘を刺したのが奏功し

近く四つほどの再生プランが出揃うことになりました

ようやく寝技に持ち込んだ、ようです

もう逃がしません、面白くなってきました

 

しかし、会則改正はゴールではありません

スタートについた、というだけのことです

ゴールは5年後10年後20年後を担う新人発掘

新しい会則づくりは、受け入れの環境整備なのです

 

〝皆さんのためだけ〟にやっている?

そんなワケありません

悪しからず

 

あなたは、次代に有用な何かを残せますか?

 

 

 

 



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