手を抜いても
生きているのに
用心のために一手入れて
貴重な先手を相手に譲って
苦戦に陥ることはありませんか?
ダメが詰まってきて
一手入れるべき局面で放置し
大きそうな他の所に打って
大石が頓死した経験はありませんか?
中盤から終盤を丁寧に打って
ダメツメ・手入れ・整地を
いつも行う習慣があれば
碁の勝敗ポイントが
どこにあるのかが
つかめてくると思います
逆にいえば
序盤から終盤まで
ぽんぽんと感覚だけで打って
互いの陣地のどっちが大きい
こっちが小さいなどとやっていては
いつまで経っても上達しません
◇
世界一、二を争う
韓国トップ棋士も
猛烈に死活を勉強し
早碁棋戦でも読みの力で
奇手・鬼手を繰り出しています
そういうわたしも死活が苦手で
手持ちの〝やさしい死活本〟で
ほとんど解けるものもあれば
ぜんぜん出来ないものもあります
死活本を購入する時は
最初の何問かを解いてみて
スラスラ解けるような
やさしい本を第一候補としています
難しそうな内容なら
じっくり立ち読みするか
それとも図書館で借りて
試し読みをしてから
「何とかなりそうだ」
と思えば買いましょう
難しい本は
買ったはいいけれど
すぐに〝積読〟のまま
となるものです
▲韓国棋士が著した本が増えてきました
図が大きくて老眼の身にもやさしく
解説も簡明で理解しやすいと思います