【考えるべき要素・材料をかき集め、高い視点で広く深く考えよ】
例えば
クルマの運転をするとき
初級者は覚束ない操作で目前のトラブル回避に必死なのに対し
熟練者は遠くの信号や交通状況を余裕を持って目配りしている
例えば
大きな建物を造るとき
作業者は己の守備範囲を遺漏なくこなそうと注力するのに対し
管理者は全体を俯瞰して日々の作業を調整しコントロールする
例えば
大きな盤(19路)で碁を打つとき
初級者は部分の定石や筋を正しく打とうと躍起になるのに対し
高段者は局地的出来上がりを比較検討し、全体最適を導き出す
すなわち
目先の損得・巧拙にとらわれるか
高い視点と深い思考で最終局面を見通すか
同じ風景を見ていても、感じ方・捉え方により
行く末は驚くべきほどに掛け離れたものになる
大局観を磨くことは
戦国武将も、企業経営者も、趣味の会の世話人もマスト
広く 深く 正しく考えることが、良い結果をもたらす
情報収集・分析・展開の技術も むろん不可欠である