【碁会もいろいろ、碁打ちもいろいろ】
碁石の数がどれくらいか
皆さん、ご存知ですか?
標準は
黒石180個、白石181個
あわせて361個です
購入すると黒白2個ずつが
予備で付いていたりします
碁盤にタテ19本とヨコ19本の線があり
交点は361ですから、それに習って
碁石の数が決まっているのかもしれません
あまり深い意味はなさそうです
一局の手数は平均230手といわれ
長手数の碁でも300手ほどですから
石が足りなくなることは
ほぼほぼありません
ところが、碁会では
ときどき足りなくなって
隣から拝借したり
揚石を交換したりします
そもそも、
プロの対局でもない限り
碁笥の中に入っている数は
正確なものではありません
碁石は欠けたり
なくなったりします
◇
先日、こんなことがありました
初めて行った碁会で、ひとりが
「碁石の数を数えておきましょう」
と言い出し、とくに異論もなく
全員で石を数え始めたのです
わたしは
「この碁会には入るのはやめよう」
と内心思いました
さほど意味のないことをやらされるのは
時間と労力のムダ、願い下げです
ものごと、必要なこと、不必要なこと
もっと柔軟に現実的に考えたいです
そういう意味で
会の代表者は棋力も品格も知識も
「それなりでなくてはならない」
と思うのです
誰かが言わねばならない時は
大局的総合的判断をもとに
ズバッと言う胆力が
なくてはなりません