【いろいろやってみる
~ へこたれない! 投げ出さない! の巻】
置かせ碁を打つ時、
プロはできるだけ少なく置かせたがるが
アマは多く置かせたがるといいます。
前者は楽をしたいから、
後者はプライドを高く保ちたいから、
だそうです。
◇
新年度の世話人のかなめとなるY二段に、
三段いや四段以上になっていただくプロジェクトを
プロデュースしているわたしです。
きょうは初めて、私が「黒先」で打ってみることにしました。
Yさんが近いうちに三段昇段となり、二段や初段に対して
後手番でどんな打ち回しができるのかを拝見するためです。
白番が「苦にならなければ」いや「得意になれば」、
三段どころか、四段以上になる道が開けると思います。
黒番、白番、置かせ碁など、それぞれのコツがあり、
有段者は一通りできないといけません。
特に白番が苦手だと、なかなか上にはいけません。
それと、どんなに形勢が離れていても、
できるだけ最後までしっかり打ったほうがいいです。
形勢判断、ヨセ、整地などが上手くなります。
黒番は得意な布石がいくつもあっていいですが、
白番は一つか二つ決めておいて相手の作戦に応じて
柔軟についていくのがいい、とわたしは考えています。
ヒトにモノを教える、というのは実は教える側にとって
勉強になるもの。よく考えるようになるからでしょうね。
でもコーチングが巧くなっても自分の棋力アップになるかどうか。
それは、分かりません。
▲参考棋譜
2016年11月19日 第2回囲碁電王戦 第1局
黒 趙治勲名誉名人
白 Deep Zen Go
223手完 黒中押し勝ち(写真は白56手まで)
▲会員のYさん手作りの「飛沫防止用ついたて」試作品が届く
3月から新型ウイルス対策をさらに強化していく方針