【正解 ~ の巻】
■黒はグズミから行きます。
五目中手の形にすれば、白を殺せます。
アタマの中で、この図が浮かべば、
実戦で使えます。
初手は絶対ですが、黒3のハネも大事。
黒3で「5」のツギを先にすると
白4を「3」の位置に広げられて失敗。
5目中手にできないためです。
◇
ヨミは、まだ打っていない地点に
石がある形をイメージできるかどうかです。
そのために必要なのは、頭のなかの碁盤を作る
ということ。
それができるようになれば有段いや高段かな。
級位の方は無理せず、
「正解手順」を見ながら碁盤に並べる
ところから始めるといいでしょう。
発陽論(いごはつようろん)は、
名人碁所であった4世井上因碩(道節)による1713年の作。
難解なことで知られ、別名は「不断桜」。
ほとんどの問題が、わたしの手に負えません。
棋力向上には「やさしい詰碁の反復練習がよい」
といわれます。
本問は発揚論の中では最もやさしいレベル。
またいつか、難解詰碁を出題してみようと思っています。
長手数のいくつかを理解し、実戦で使えば、
観戦者からオオーッと歓声が上がるでしょう。
これは快感です。
それでは、この辺で。
さよなら、さよなら、さよなら。
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