囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

発陽論「手順に注意」続

2020年05月02日 | ★古典の小径をゆく


正解 ~ の巻】 

 

■黒はグズミから行きます。


五目中手の形にすれば、白を殺せます。

アタマの中で、この図が浮かべば、

実戦で使えます。

 

初手は絶対ですが、黒3のハネも大事。

黒3で「5」のツギを先にすると

白4を「3」の位置に広げられて失敗。

5目中手にできないためです。

 

         ◇

 

ヨミは、まだ打っていない地点に

石がある形をイメージできるかどうかです。

そのために必要なのは、頭のなかの碁盤を作る

ということ。

それができるようになれば有段いや高段かな。

級位の方は無理せず、

「正解手順」を見ながら碁盤に並べる

ところから始めるといいでしょう。

 

発陽論(いごはつようろん)は、

名人碁所であった4世井上因碩(道節)による1713年の作。

難解なことで知られ、別名は「不断桜」。

ほとんどの問題が、わたしの手に負えません。

 

棋力向上には「やさしい詰碁の反復練習がよい」

といわれます。

本問は発揚論の中では最もやさしいレベル。

またいつか、難解詰碁を出題してみようと思っています。

長手数のいくつかを理解し、実戦で使えば、

観戦者からオオーッと歓声が上がるでしょう。

これは快感です。

 

それでは、この辺で。

さよなら、さよなら、さよなら。

 

 

 

 

 

 

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