【おうち生活が楽になってきたあなたへ
~ 不要不急でも安全安心な場には参りましょう
~ わたしがネット碁をお勧めしないワケ の巻】
精神科医の斎藤環さんが
新聞のインタビューに答える形で
こんな指摘をしている。
<人と人がリアルに出会うことは
『暴力』をはらむ。
リモートに比べ、
他者が自分の領域を侵襲し、
影響を及ぼしてくる度合いが
はるかに強いからだ。
リモート化で人がこういった
『臨場性の暴力』にさらされる場面が
減っている>
<感染者数が落ち着いた時期、
『コロナロス』という言葉が話題になった。
コロナは終息してほしいが
リモートライフが終わるの嫌だ、と。
リモートの方が楽なのは、
単に移動時間が要らない
などの利便性だけでなく、
『臨場性の暴力』によるストレスが
軽減されるからだろう>
<しかし、この『楽さ』にも功罪がある。
特に大学生ら若者への影響は大きいだろう>
<学校は強制的に人と会う空間で、
そこに毎日身をおくことで
培われるものもある。
逆に人に会わずにすむ『楽さ』
に慣れると『臨場性の暴力』への
ストレス耐性が減っていく。
コロナ禍をきっかけに今後、
不登校やひきこもりは増えていくだろう。
大学生からひきこもる人も増えるだろう。
人と会わなくて済む『楽さ』には、
ある種の依存性、中毒性がある。
しんどくても面倒くさくても
時には人と会い、
集団に入っていく機会を
適度に維持することも大切だ>
(文字の着色はブログ管理人が施した)
* * *
「ひきこもり」が求められる異常
従う者、従わない者
柔軟に対応する者、杓子定規な者
さまざまなる今日的情況である。
確かに若者への影響は深刻だが
もともと放っておくと
一歩も外にでない恐れのある
高齢者層にも耳が痛い。
社交好きな人たちならいざ知らず
「気楽さ」と「気疲れ」を天秤にかけると
つい前者を選択してしまいがちだ。
他者と向き合うより
自己と向き合う傾向が強まる
「老年期」こそ心すべきではないか。
人と会うには
きっかけがあった方がいい。
「安全安心に集う」機会があれば
できるだけ参加すべきだろう。
足が遠のけば行きづらくなるもの。
行けば行ったで楽しいもの。
♪ あなたなら、どうする?
▼週一回の碁会は貴重な時間
1局で構わないので参加しましょう
こんな風景は「宝の持ち腐れ」
そこそこ席は空いてますよ、皆さん
書を捨てて街に出よう!