囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

〝おうち生活〟と〝暴力免疫力〟

2021年08月19日 | ●○●○雑観の森

 

おうち生活が楽になってきたあなたへ

 ~ 不要不急でも安全安心な場には参りましょう

 ~ わたしがネット碁をお勧めしないワケ の巻】

 


精神科医の斎藤環さんが

新聞のインタビューに答える形で

こんな指摘をしている。

 


<人と人がリアルに出会うことは

『暴力』をはらむ。

リモートに比べ、

他者が自分の領域を侵襲し、

影響を及ぼしてくる度合いが

はるかに強いからだ。

リモート化で人がこういった

『臨場性の暴力』にさらされる場面が

減っている


<感染者数が落ち着いた時期、

『コロナロス』という言葉が話題になった。

コロナは終息してほしいが

リモートライフが終わるの嫌だ、と。

リモートの方が楽なのは、

単に移動時間が要らない

などの利便性だけでなく、

『臨場性の暴力』によるストレスが

軽減されるからだろう>


<しかし、この『楽さ』にも功罪がある。

特に大学生ら若者への影響は大きいだろう>


<学校は強制的に人と会う空間で、

そこに毎日身をおくことで

培われるものもある。

逆に人に会わずにすむ『楽さ』

に慣れると『臨場性の暴力』への

ストレス耐性が減っていく。

コロナ禍をきっかけに今後、

不登校やひきこもりは増えていくだろう。

大学生からひきこもる人も増えるだろう。

人と会わなくて済む『楽さ』には、

ある種の依存性、中毒性がある。

しんどくても面倒くさくても

時には人と会い、

集団に入っていく機会を

適度に維持することも大切だ>


(文字の着色はブログ管理人が施した)

 


   *  *  *

 


「ひきこもり」が求められる異常

従う者従わない者

柔軟に対応する者杓子定規な者

さまざまなる今日的情況である。

 


確かに若者への影響は深刻だが

もともと放っておくと

一歩も外にでない恐れのある

高齢者層にも耳が痛い。

 


社交好きな人たちならいざ知らず

「気楽さ」と「気疲れ」を天秤にかける

つい前者を選択してしまいがちだ。

 


他者と向き合うより

自己と向き合う傾向が強まる

「老年期」こそ心すべきではないか。

 


人と会うには

きっかけがあった方がいい。

「安全安心に集う」機会があれば

できるだけ参加すべきだろう。

足が遠のけば行きづらくなるもの。

行けば行ったで楽しいもの。

 

♪ あなたなら、どうする?

 

 

 


▼週一回の碁会は貴重な時間

1局で構わないので参加しましょう

こんな風景は「宝の持ち腐れ」

そこそこ席は空いてますよ、皆さん

書を捨てて街に出よう!

 

 



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