囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

初段の壁を考える

2023年09月17日 | ●○●○雑観の森

 

囲碁も他の習い事と同じで

ステップアップしないことには

長続きしないものである

 

昭和の頃は

素人碁打ちの平均棋力が「5級」といわれたが

今はどこでも認定が随分と甘くなっていて

「上級(1~3級)」あたりになると思う

 

ここまでくれば初段まであと一歩

俄然やる気が出るというものだ

この時期に何かをつかめば初段になり

そうでなければ足踏みが続くとしたものだ

 

そして、碁が面白くてたまらないのが

このあたりの〝中途半端な棋力〟であり

対局数がやたら多い人が少なくない

 

「1000局打ったら初段」といわれるが

習うより慣れよ、という意味だと思う

これはある意味、的を得ている

が、残念ながら、全てではない

ここで何かをつかむか、つかめないか

その後のステップアップに影響する

 

わたしは、

ポンポン打って

中終盤に勝った負けた

ザザッと石を崩す

の繰り返しでは

いつまで経っても

上達しないと見ている

 

おおむね正しい対局マナーを身に付け

大差と思われる碁でも最後まで打てば

整地をして、何目差かを確認することが

初段昇格への「一番の近道だ」と思う

 

整地までキチンとやっていれば

「碁とは何か」が自ずから

「気が付く」もので

やらなければ、

いつまで経っても

「気が付かない」ままである

 

遠くから対局者を眺めていて

二人の棋力がどれぐらいかは

だいたい見当が付くのは

そういうことなのである

 

きれいに整地ができて

局後の検討までしていれば

間違いなく有段者であり

高段に進む道を歩く人だ

と、わたしはみている

これは自分の体験的実感である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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