囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

初段の壁を考える2

2023年09月18日 | ●○●○雑観の森

 

もしも、あなたが

十年、二十年と

碁を続けていて

それでも未だ初段になれない

としましょう

 

楽しけりゃ、それでいい

という顔をしていても

いつかは初段になりたい

と願わずにはいられないでしょう

 

そうはいっても

詰碁に取り組むのは面倒だし

囲碁本で勉強するのも御免で

「実戦だけ」で強くなりたい

と思っているとしましょう

 

そんな虫のいい話があるか

といえば、それはある

とわたしは思います

はっきり申し上げて

死活があいまいであっても

四段ぐらいまでなら

実戦だけでなれます

 

     ◇

 

ポンポンと感覚的に打つだけなら

1000局打っても無理と思います

一局、一局をそれなりに考え

慎重に打つことをオススメします

 

勝負の岐路ではじっくり考え

相手がどう思うかは別として

「最後まで打って整地する」

ことが大事です

 

下手の考え休むに似たり

とイヤミを云う相手とは

打たないのがよろしい

 

どんな碁でも

ダメ詰め、手入れ、整地まで

きちんする習慣を付けることです

 

それは何故かといえば

終盤はダメヅマリが出来て

死活の感覚が鋭くなります

 

スペース眼形の急所

ウッテガエシオイオトシ

中手セキ

隅の曲がり四目石の下

死活絡みのヨセ

さまざまなコウ

目算による形勢判断

などの基本技が

終盤にたっぷり出てきます

 

プロの真似をして

途中で投げたり

最後まで打っているのに

数えもせずに石を崩すなど

モッタイナイことをしては

いけません

 

万年5級どまりには

確かなワケがある

と、わたしは思います

 

 

▲他人の碁を黙って観戦するのも勉強になります

勝負が付いた後、感想戦に参加しましょう

高段者は最初から並べて検討することもあります

50手、100手を並べられたら本物です

そういうことを真似をしてみましょう

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。