囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

細うで繁盛“棋”①

2019年11月19日 | 【カベ突破道場】

世界戦「先番・崔精九段 VS 藤沢里奈」の巻】

 

■それでは藤沢里菜四段の快勝譜を見てみましょう。

 

囲碁の平均手数は230手といわれますから、

「130手完」は短手数で決着しました。

「10手ずつ譜分け」しましたので、着点が見つけやすいでしょう。

順に目で追って、3手先、5手先、7手先のヨミに役立つはずです。

できれば碁盤に並べ、パンチの応酬を感じてみてください。

棋譜と同時に、少しだけ「感想ようのもの」を書いていきます。

(解説ではありません。念のため)

 

黒も白も二連星のスタート。

平行型のオーソドックスな出だしです。

白10と、早くも三々に入ります。(ダイレクト三々)

今、流行の人工知能(AI)流の布石です。

 

白は早めに三々入りし、生きても数目の地ですが、

黒の外勢が完全な形になる前なので、

カベ攻めがきくとでも思っているのでしょうか。

 

また、星打ちが有効で、三々入りも有効なら、

なぜ最初から三々を打たないのか?

という素朴な疑問があります。

いずれ理論派専門棋士の明快な説明があるもの、

と期待しています。

 

さて黒11は、どちらに押さえますか?

 



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