囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

段位認定のタブー5

2022年04月21日 | ●○●○雑観の森

 

「碁が強いヤツは悪人である」

と言ったのは

戦後無頼派の白眉にして

〝文壇名人〟の坂口安吾です

 

しょせんは

遊びの世界ですから

正邪ならともかく

善悪あるいは好悪を云々するのは

おかしいのですが

そう言いたい気持ちは

わかります

 

交流・親睦を重視とするか

競技性を重視とするか

会員ひとりひとりの考えを

ひとつにまとめるのは

難しいものです

 

その判断基準となるのが

同好会の憲法たる会則

そのキモとなる第3条(目的)を紹介して、

この項の最終コーナーを回ります

 

 

      ◇

 

 

第3条(目的)

囲碁を通じて、

会員相互の親睦を図ると共に、

棋力品格の向上を目指す。

 

 

<プチ解説>

「碁を打つこと」が、全てに優先するメインの目的であることをうたっている。次に「親睦」を集いの主目的に据えたうえで、そして会員個々には「棋力」「品格」を磨くことを求めている。簡潔にして明瞭な字句で、格調高く同好会の方向性を示している。会則のキモであり、これ以外は雑則というべき位置付け、と読み解くことができる。

 



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