【金さんでも、鬼平でも、ご老公でも、誰かいねか~ 花はどこへ行った(Where have all the flowers gone?)の巻】
■昭和の“蒼い時”ーー。
目標といえば、
「正義」であったり、
「正義」であったり、
「努力」であったり、
「克己」であったりした。
「克己」であったりした。
このところ、とんとお目にかからぬ。
「過去の遺物」なのか。
■時代劇は製作費が掛かり過ぎるようで、
もはや民放では作ることができない。
やむなく京都テレビとかサンテレビとかで
古い水戸黄門や鬼平犯科帳などを見ている。
映像は鮮明とはいえず、演技も大時代的ではあるが、
それがまた、なんとも味わい深く、面白い。
「正義の味方」はフィクションの中だけか。
勧善懲悪は古臭いのか。
■このごろの政治ニュースは、
長期政権の長期政権による長期政権のための
自画自賛であったり、誤魔化しであったり。
“反則まがい”をやらかしても勝てば官軍か。
昭和小僧には「ズルうんざり」である。
◇
歴史は雄弁であり、
俯瞰すると、法則のようなものに思い至るーー
小さなルールを守ろうとしない者は
味をしめ
やがて
大きなルールを破ろうとたくらむ者である
逆もまた真なり
◇
■国会閉会後の記者会見を見て、翌日朝刊を熟読し、
アタマを冷やし、脳ミソを寝かせた。
案の定である。
「サクラ疑惑」がめっきりお目にかからなくなった。
■さて、その新聞もとい“旧聞”各紙「翌日朝刊=過去の遺物」を
ご覧いただきたい。
扱いといい、論調といい、違いくっきり、である。
自由といえば自由、分断といえば分断、なのであろう。
同じ会見を扱うY紙とA紙の両極端!
イデオロギーの洪水に溺れてはいないか?
1紙のみ読み続ける生活習慣病の恐怖はないか?
▲権力応援団の扱い=Y紙 一面トップ、S紙 一面になし(ナンチャッテ~!)
▼権力監視団の扱い=A紙 一面トップ、M紙 一面2番手
◇
敬則曰、「檀公三十六策、走是上計」
王敬則がいうには、「壇道済が書いた兵法書『兵法三十六計』に掲載されている36種の戦術の中で、『逃げること』が最も優れた策である」
「三十六計、遁(に)ぐるに如(し)かず」の語源である