図は、日本棋院制作の模範棋譜のひとつ
初手の「目外し」、3手目の「高目」は
いにしえの高段者が愛用した大模様作戦です
江戸~昭和の強者はこう打つ人がよくいたものですが
AI全盛の今は、めっきり少なくなりました
初手が「星」か「小目」ばかりで
勝率重視、確率重視の傾向です
が、みんながみんな横並びでは
つまらんといえばつまらん
アマは、自由なのですから
打ちたい手を打てばよいのです
なぜ、こういう話をするかといえば
昨日の〝飛び込み道場破り〟で
わたしが二連敗した会長さんが
「目外し二連発」を打ったから
一回り以上年上とお見受けしましたが
上品な紳士で、綺麗な碁を打たれます
むろん対局中はひとことも発することなく
苦しい時に少し落胆の様子が見えるくらいで
口三味線やマナー違反など微塵もありません
会長がこうなら、碁会の空気も締まる
としたものです
わたしが3子置くべき棋力差でしたが
久々に骨のある相手と感じ入りました
その会長が3子置く強者が
この同好会におられるとか
上には上がいるものですね
わたしが3子局で打ってもらう先輩に
さきほど電話し、詳細を報告したところ
「私も行ってみようかな」とおっしゃるので
来週の見学もお誘いしました
さてどうなることやら、
道場破りの顛末 如何に?
公開中
「入会金なし」「会費なし」 2023/06/26