何かを感じ、何かを発見した毎日――。
飲食店が悪者扱いにされて
次々と姿を消した一年。
あそこも、ここも、と灯が消える。
我慢比べと、知恵比べで
なんとかなるか ならぬのか。
トンネルから光は見えぬ。
百年前に大流行したスペイン風邪は
終息まで3年を要したとされる。
第一次大戦により世界中に拡散し
病死者多数により大戦終結を早めた。
何が不幸を招き何が幸いを招くのか。
◆
幸福な生活とは何かといえば
生きていないよりは断然ましだ
と言えるような生活のことである
総じて賢者というものは
いつの時代の賢者でも
結局同じことを言ってきたのであり
愚者すなわち数知れぬ有象無象どもは
いつの時代にも一つのこと
つまりその逆をおこなってきた
だからヴォルテールは言っている
「われわれはこの世をみまかるときも
この世に生まれて日の目を仰いだときと同じく
愚かで悪党であることだろう」と
アルトゥール・ショーペンハウアー
「筆のすさびと落穂拾い」(1851年)
◆進々堂寺町店
京都に棲めば
必ず世話になるチェーン店
ここは1990年代後半によく訪れた
◆天下一品総本店
開店直後に行くに限る
チェーン店であっても「総本店の味」で決まり!
「こってり」と「あっさり」が選べるが
もちろん頼むべきは「こってり」
◆鴨川左岸でピクニック
ここは秘密の花園のよう
ひとり日向ぼっこの定番
昔からある場所――
ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、
またかくのごとし。
鴨長明「方丈記」(鎌倉時代)