【傘寿の愉しみ、生き甲斐、たしなみを守り抜くために】
百人の会員を抱えてきた囲碁同好会は
コロナ影響により退会者が相次ぎ
実に三十数人が会を去っていった
今春は地滑り的な退会ラッシュは治まり
概ね「六十人強」で落ち着きそうである
退会者の大半は八十代である
昨春時点で彼らが継続していれば
平均年齢は八十ン歳となる
、はずだった
九十代は5人、八十八歳超なら15人
超長寿者のシェアは半端じゃない
、はずだった
きのうもひとり、退会の申し出があった
残るとみられるのは「63人」となった
今一度、平均年齢を計算してみる
なんと、80.5歳!
依然、平均八十代をキープしている
七十代を「若手」と呼ぶぐらいだから
わたしのような六十代はさしずめ
鼻たれ小僧のようなものである
それはともかく
地域の「趣味の会」をなくさずに済んだのは
対局場に足を運んでくれた現会員のおかげ
なのである
彼らを表彰しないで、誰を表彰するのか
規定打席達成者 → 千円図書カード贈呈
という施策の狙いはそこにある
◇
囲碁は、
年齢を問わず長く楽しめる趣味だ
膝や腰が痛くとも、耳が遠くとも
碁会場にやってくることが出来るなら
誰でも碁を打つことができる
テニスだ、ゴルフだといっていても
最後に残るは囲碁将棋というワケ
よって
「碁歴は半世紀」などと
という会員がゴロゴロいる
一方、60~70代で初めて碁を学び
数年で初段(免許皆伝)という
挑戦のヒトたちも少なくない
素晴らしいことである
いま懸念されるのは、
コロナ終息が見通せないことに尽きる
新入会員の勧誘をやっていないのだから
平均年齢は毎年ひとつぐらい上がる
来年は81歳、再来年は82歳、
そして5年後は85歳――か?
安価で近場で安全な碁会場があっても
肝腎の碁友・碁敵がいなければ
趣味の会はオシマイである
では、どうやって会員を増やすか?
「若手」「女性」を一本釣りするしかない
と、わたしは真剣にそう思っている
平たく言えば「ナンパ」である
得意とするダンディな会員に
けしかけようと目論んでいる
これは“ロマンス詐欺”ではない
われこそは、と思う協力者は
ぜひ、名乗りを上げてほしい
すべては
桃源郷(趣味の会)永続のために!
▲学ぶこと、愉しむことに、卒業はアリマセン
お洒落で素敵なオジサマ(オジイサマ?)
若手やら、お姫様やらを、仲間に引き入れて入れてくださいませ