囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

【保存版】粋な碁打ち 2

2020年01月22日 | 【カベ突破道場】 即効編

わたしの感想を述べますの巻】

 

■1月21日投稿の「囲碁のマナー」

いかがでしたか。

網羅的で、よく出来ています。

 

補足ではなく、私的な感想を少々。

 

         ◇

 

⑨について

打とうとして迷ってしまった場合は、

空中で手を泳がせていないで、

いったん碁石を碁笥(入れ物)に戻し、

「失礼しました」と頭を下げるべきでしょう。

プロのTV対局では、そうしていました。

 

⑩について

本拠地同好会に入会して驚いたこと。

あの頃、ボクも若かった。(還暦だけどね)

優勝して三段から四段に上がってしまった時の勝ち抜き戦。

相手は、上手の“四段”(?)だったのですが、

少なくとも3回は「待った=打ち直し」をやらかしたうえに、

ムリ手を連発するので、とがめたら長考の連続です。

それでも負けてしまった悔しさから発したのが

「(わたしをアゴで指して)考えすぎだよ」。

恐れ入りました。

「この人とは二度と打たない」と誓いました。

ここまでヒドイ例は少ないのですが、

昨秋、有段者で待ったするヒトとは、

もう打たないことに決めました。

 

⑪について

最もまずいのは、着手に関係する妄言です。

相手の着手の善悪を評論・論難するのは、

せっかくの楽しみの場が険悪になります。

街の囲碁サロンの「ちゃんとした席亭」は

こういう手合いを「出入り禁止」処分とします。

独り言ちのボヤキは、セーフですが、

相手に話し掛けるのは厳禁です。

わたしは返事をしません。

なお、手が残っているのに「終わりですね」

というヒトにも返事はしません。

当然ですよね。

それから「横から口出し」「ヒソヒソ話」も相当にまずい。

わたしは「止めてください」とはっきり言います。

 

⑱について

級位者、初二段までは、

勝敗決定時の所作を知らないヒトが多いようです。

上手と対局しないで、

同等棋力同士とだけやっていると、

いつまでも悪習が直りません。

 

⑳について

3年前、リアル碁を再開したときは、

整地が全然出来ませんでした。

コツがありますから練習しないとダメです。

ネット碁のヒトは強くても、石の扱いはヘタですね。

わたしは、棋譜並べの最後に整地までやっています。

ヘタなりに何とか出来るようになりました。

勝負事ですから、これができないのはよろしくない、です。

なお、碁石を触っている時間が長ければ

手付き上達→棋力上達にもつながるでしょう。

 

 

番外

反則や所作・マナー違反については、

知らないのであれば、覚えましょう。

知っていてやらかすのは、深刻です。

大人の世界ですから、

そうそう教えてくれる機会もありません。

内省し、甘えを捨てて、止めなければ、

いずれ誰も相手をしてくれなくなります。

誰のせいでもありません。

あなた自身の問題です。

 



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