【わたしの感想を述べますの巻】
■1月21日投稿の「囲碁のマナー」
いかがでしたか。
網羅的で、よく出来ています。
補足ではなく、私的な感想を少々。
◇
⑨について
打とうとして迷ってしまった場合は、
空中で手を泳がせていないで、
いったん碁石を碁笥(入れ物)に戻し、
「失礼しました」と頭を下げるべきでしょう。
プロのTV対局では、そうしていました。
⑩について
本拠地同好会に入会して驚いたこと。
あの頃、ボクも若かった。(還暦だけどね)
優勝して三段から四段に上がってしまった時の勝ち抜き戦。
相手は、上手の“四段”(?)だったのですが、
少なくとも3回は「待った=打ち直し」をやらかしたうえに、
ムリ手を連発するので、とがめたら長考の連続です。
それでも負けてしまった悔しさから発したのが
「(わたしをアゴで指して)考えすぎだよ」。
恐れ入りました。
「この人とは二度と打たない」と誓いました。
ここまでヒドイ例は少ないのですが、
昨秋、有段者で待ったするヒトとは、
もう打たないことに決めました。
⑪について
最もまずいのは、着手に関係する妄言です。
相手の着手の善悪を評論・論難するのは、
せっかくの楽しみの場が険悪になります。
街の囲碁サロンの「ちゃんとした席亭」は
こういう手合いを「出入り禁止」処分とします。
独り言ちのボヤキは、セーフですが、
相手に話し掛けるのは厳禁です。
わたしは返事をしません。
なお、手が残っているのに「終わりですね」
というヒトにも返事はしません。
当然ですよね。
それから「横から口出し」「ヒソヒソ話」も相当にまずい。
わたしは「止めてください」とはっきり言います。
⑱について
級位者、初二段までは、
勝敗決定時の所作を知らないヒトが多いようです。
上手と対局しないで、
同等棋力同士とだけやっていると、
いつまでも悪習が直りません。
⑳について
3年前、リアル碁を再開したときは、
整地が全然出来ませんでした。
コツがありますから練習しないとダメです。
ネット碁のヒトは強くても、石の扱いはヘタですね。
わたしは、棋譜並べの最後に整地までやっています。
ヘタなりに何とか出来るようになりました。
勝負事ですから、これができないのはよろしくない、です。
なお、碁石を触っている時間が長ければ
手付き上達→棋力上達にもつながるでしょう。
番外
反則や所作・マナー違反については、
知らないのであれば、覚えましょう。
知っていてやらかすのは、深刻です。
大人の世界ですから、
そうそう教えてくれる機会もありません。
内省し、甘えを捨てて、止めなければ、
いずれ誰も相手をしてくれなくなります。
誰のせいでもありません。
あなた自身の問題です。