囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

ペラペラ話でも

2020年03月01日 | ●○●○雑観の森

理論と実践についての一考察 ~ 濃霧の中を彷徨っていた1年を振り返るの巻】

 

■昨春、本拠地碁会で新規導入された「ポイント制リーグ戦」が終わった。

前期(4~8月)、後期(10~2月)の計10カ月のロングラン。

一段差を「14㌽差」として、勝てば1㌽アップ、負けると1㌽ダウン

わたしは四段の持ち点「242点」でスタートし、なんとか「256点」でゴールした。

新年度は「暫定五段」で打つことになる。怪しいが、数字は数字である。


記録に漏れがあるような気がするが、手元のメモによると、

70局ほど対局し、ちょうど14局勝ち越したことになっている。勝率6割。

2019年は年初からブログ投稿に軸足が移り、勉強不足だった割には上出来である。


前期はよく負けた。

いつもは分のいい相手(カモにしている相手)にやられた。

勝率5割そこそこだったが、後期に6割超でかろうじて盛り返した。


ブログ投稿で、知ったかぶりの解説やら感想やらを展開し、

こんなことじゃダメ、と気が付いた。

昨年末あたりから、ぼちぼち詰碁もやるようにした。

名局の棋譜並べも、2日に一局ほど続けた。

これが、そこそこの成績につながったのかもしれない。

 

 
■司馬遷は「史記」に老子の言葉を引いて

「優れた理論家は優れた実践を伴うとは限らない」

と述べている。


「とは限らない」である。

わたしの「怪しげな理論」でも「そこそこの実践」につながったか。

「書く」という行為も、ゲーム脳と無関係ではなかったか。

少しは足元を客観視できたような気もしないでもない。

 

3月は新型肺炎の影響で、本拠地碁会は全休となった。

新年度の4月、同人の皆さんの「総括」を聴いてみたい。

 



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