囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

なぜ「きまぐれ」なのか

2020年05月19日 | ●○●○雑観の森

 前回投稿「プロの直覚/8子局の正解」の関連記事です                                  

 

 

【  「ら・マンタの男」からのメール ~ 「漂流男」の返信 の巻】

 

このところ置き碁・置かせ碁をテーマとして
「問題→正解」の出稿サイクルを続けました。
やっていくうちに、面白い現象が次々と起きました。
その一つ――。

しばらくは
「前日夜か当日早朝に出題→当日正午前に解答締め切り→正解を公開」
という流れでやっていました。

最終回はいたずらゴコロから(スミマセン)
「前日夕方に出題→当日朝6時半締め切り→正解を公開」
と変更してみました。

すると、どうでしょう。
常連解答者から次の通りのメールがあり、
わたしも「そのココロ」を返信しました。

(一部手直しと割愛ズミ)


 

 


【「ら・マンタの男」さんから漂流男へのメール】

 

昨日は、いろいろとご指導有難うございました。

今回の問題は今(19日朝8時50分)PCで確認しました。

私の日常パターンは21時就寝、5時起床ですが、メールチェックは

大体 朝8時頃です。今回も昼11時締切と思っていまして、突然の朝7時には

対応できませんでした。

私は「13の六」くらいにしか思いつきませんでした。

正解とはかけ離れていました。

<ら・マンタの男>

 

 


【漂流男から「ら・マンタの男」さんへの返信メール】

 

きまぐれブログ管理人です。

解答ありがとうございます。

ブログに追加して、書き替えました。

ご確認ください。

 

         ◇

 

(以前にブログで書いたかもしれません)

わたしの勝手な考えですが、

「『規則正しい生活がよろしい』

という常識を破壊する」というのも

「きまぐれコラムのコンセプト」の一つです。スミマセン。

 

どういうことかと申しますと、

「規則正しい」というルールを

いったん作り守り続けると

頭が固くなる」のです。

囲碁も同じです。

一つの手にこだわりすぎると

芸事の世界では「息が詰まる」

としたものです。

 

例えば、初級者がツケノビ定石を覚えると

どんな局面でもそれを使ってしまいます。

しかし碁形によっては、よい手にも、悪い手にもなります。

これを全体最適化するのが、碁の妙味です。

「手を絶対視して教えない」「自分で学び、覚えるべし」

というのはそういう主意です。

爆弾は、人殺しにも、解体業務にも、

どちらにも使えるのと同じ発想です。

 

今回は失礼しました。

当ブログ、ぼちぼちお付き合いださい。

<きまぐれブログ管理人の漂流男>

 



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