アメリカのある世論調査で「インターネットは恋人のかわりになりうる」と答えた人が25%とうい
結果が出たらしい。
とても興味深い結果だと思う。
多くの人は「恋人のかわりになりうる」という回答に対して「可愛そう」とか「気持ち悪い」とか「人生オワタ」とか答えるかもだけど、感情的なことや先入観を抜きにして理論的に考えてみるとあながちNOとも言えなくもないのではないかと思う。
そもそも恋人の役割ってなんなんだろうか?
僕が思うに恋人は
①心の癒し相手
②相談相手
③余暇や趣味を共有する相手
④相互に自己を向上させあう相手
⑤SEXの相手
という五つを担っているのが恋人だと思う
あ、ちなみにどれか一つだけっていう意味じゃないからね。
五つ全部揃って恋人。
⑤は人によっては除外されるべきとかって綺麗事いう人もいるかもだけど、やっぱり肉体的な繋がりがなければ本当の意味で①や②は生まれない。もちろん⑤だけなんていうのは論外だけど。
あくまでも30代の定義だからその辺は推して図ってもらえればだけど、まあ、大体においてこの定義で間違いないと思う。
という事は、逆にインターネットこの五つをまかなう事が出来れば、晴れて
「インターネットを恋人として認定」
という事になる。
簡単な問題から言ってしまえば、ネットは③、④、⑤に関しては十分クリアできている。
もちろんSEXではなくてその代替行為ではあるけれど、「恋人」ならばSEXの目的は繁殖ではなくて欲求処理なので要は解消が出来ればそれで目的は果たしていると言える。
問題になるのは①と②だけど、ここが非常にデリケートな問題で個人の主観による部分も多いけれど②は最近はむしろ直接的な人間関係を持っている人よりもネット上の見ず知らずの人に対してのほうが色々な事が相談できるっていう人が増えているのは紛れもない事実だと思う。ごく日常的な相談どころか自殺のようなちょっと普通恋人にだってなかなか相談できないだろ?っていうような深刻な問題ですら、赤の他人に相談するような人もいる。②は十分恋人の代役どころか恋人以上の役割を持ちえるわけだ。
そうなると①だけど、これはもう完全に心の問題で、そもそも癒しなんか必要としないような人もいるし、かといって「ハイそうですか、じゃ認定ですね」って言えるような問題でもない。先の項目に書いたように僕の場合はやっぱり本当の意味での心の平穏は肉体的な関係があってこそだと思うし、その半面で僕自身はあまり癒しを必要としない精神構造をしている。
結局、人が癒しを感じられるのの基準、今自分が本当に癒されているのかどうなのかが不明瞭なので何とも言えない訳だ。ただ、もしネットをすることで気持ちが和らぎ、日々の生活に対して活力が出るのなら、理論的に考えてネットは恋人の「代用」たりえるという結果になる。
・・・理論的にはね。僕自身ネットは恋人の代用にはならないけれど、恋人の代用となると言い切れる人の気持ちも十分理解できる。
フタエノキワミ、アッーーーー!!