忘憂之物

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民主代表選に立候補の4人、舌戦開始…共同会見

2012年09月11日 | 過去記事


民主代表選に立候補の4人、舌戦開始…共同会見

<10日告示の民主党代表選(21日投開票)に立候補した野田佳彦首相(55)ら4氏は都内で共同記者会見に臨み、党運営や「脱原発」などの政策を巡り、論争を繰り広げた。

 民主党代表選(21日投開票)に立候補した野田佳彦首相(55)ら4氏は10日、都内で共同記者会見に臨み、党運営や「脱原発」など重要政策に関しそれぞれの考えを訴えた。

 会見には、再選を目指す首相のほか、赤松広隆元農相(64)、原口一博元総務相(53)、鹿野道彦前農相(70)が出席した。

 首相は、社会保障・税一体改革で党が分裂したことについて「いまだに傷痕が残っている」との認識を示した。そのうえで、「中途半端に政権を投げ出すわけにはいかない」として再選に理解を求めた。

 特定の党内グループに属さない原口氏は、「(民主党が)分裂に分裂を重ねた責任の所在があいまいでは前に進めない」と述べ、鹿野グループを率いる鹿野氏も、「責任を取るという政治文化が大事だ」として首相の政権・党運営を批判した。旧社会党系の赤松氏は、「衆院の任期は4年だ。マニフェスト(政権公約)もその中できちっとやりきれるようにがんばり抜くのが大原則だ」などと語った>






来春のWBC。日本代表監督が決まらないとか。12球団の現役監督は公式戦の最中、国際大会の監督の兼任はやりたくない、というのが理由らしい。浪速の剛腕は国政政党の党首と大阪市長を兼任すると公言しているのに、なんとも頼りない話ではある。

しかし、そう考えると、そもそもプロ野球の監督やら選手は厳しい環境で頑張っているとわかる。プロになったから、という理由だけで政治屋みたいに4年とか6年とか呆けていられない。監督もそうだ。成績が下がったり、不祥事があったりすれば、即座に干されてしまう。選手は怪我をしても辞めねばならないし、年を取れば問答無用で引退も迫られる。誤魔化すには限界があり過ぎる。嘘が吐けない部分が厳然としてある。

「憲政の神様・議会政治の父」と呼ばれた尾崎行雄は「出たい人より、出したい人を」と遺した。言い得て妙だが、残念ながら現実は反対になっている。「出したい人」は政治家なんかお断り、周囲が説得して懇願してようやく腰を上げるかどうか。比して「出たい人」は馬に喰わせるほどいる。過去には「高級料亭に行きたい」とかで立候補した馬鹿もいたが、これはまだ馬鹿なだけマシなほう。3年ほど前には「自民にお灸を」だけで100人くらいのアレが余分に「せんせい」になった。今更ながら、目を覆うばかりだ。

「出たい人」の塊のような連中は「国は何もしてくれない」という甘えた戦後民主主義、骨抜き教育を推進するカスに阿った。「出たい」=「当選したい」からだった。それからも「失いたくない」=「威張っていたい」で媚び続けた。選挙で勝って良い暮らしをするためには「南京大虐殺」はあったし「朝鮮人強制連行」もあった。「従軍慰安婦」は日本軍の性奴隷だし「沖縄集団自決」も日本軍が配った「自決用の手榴弾」で殺された。そうでなければ困る。もちろん、憲法9条は有り難い教義だし、過去の日本は侵略国家だったという「村山談話」は金科玉条でなければならない。

そうして「国は何もしてくれない」と喧伝する連中の思惑通り、この国は「何もできない」国に成り果てつつある。自国民が拉致されても「何もできない」ということもわかった。領土領海を侵犯されても「何もできない」というのが現実だとわかった。普通、国際社会で「何もできない」国は3流国家とみなされる。そういう国家に住む国民も「3流国民」だから、働く意欲は無くなるし、モラルが低下して治安も悪化する。大人から活気が無くなり、若者は「~~離れ」とかで閉鎖的、消極的、内向的とかメディアが刷り込む。

これに似た国があった。イギリスの「フォークランド紛争」直前、教科書には「大英帝国はアフリカから奴隷を浚ってきて売り飛ばしていた」と本当のことが書いてあった。白人列強の社会主義者は嘘をあまり吐かなくともいい。

「人種差別はイギリスにどうやってきたのか」というズバリのタイトルの教科書もあった。イギリスの左翼はドクロで埋め尽くしたイギリスの地図を描いた。イギリス人は自国を「人種差別に満ちた侵略国家」だと誹った。「白人文化は残虐非道」だと自暴自棄になった。いずれも本当のことなのだが、それでもサッチャーは「インドが世界最大の民主主義国家になったのは大英帝国が統治したから」とどこでも述べた。嘘は良くないが、日本は見習ったほうがいい。

それから1982年。紛争が起る。サッチャーは毅然と対処した。日本と同じく、教職員組合やら労働組合やらは騒ぐ。しかし、紛争に勝ったサッチャーは勢いを増し、女王直属の「査察機関」を設けて学校教育の改革を強引に進めた。5千人以上の査察官も国内に這わせ、ちゃんと「自国への誇りやアイデンティティの形成」という国家カリキュラムに反していないかチェックした。朝日新聞が聞いたら発作を起こして泡吹いて倒れるレベルだ。

いま、テレビも新聞も「出たい人」ばかりの顔でやる。民主党の顔ぶれも酷い。「出たらダメな人」ばかりだ。自民党もそう。唯一の「出したい人」の安倍元総理は「穴」らしい。本命は「石・石対決」とか。どの顔も民主よりマシ、以外に言うことが無い。

その受け皿が「日本維新の会」とか。いま「出たい人」を集めて大騒ぎだ。100歩譲って橋下市長は「出したい人」だったかもしれない。少なくとも知事選はそうだった。だから強烈に強かった。「出てくれ」と言われて「出て」「勝った」わけだから、それはもう、文句言うな、と言われても仕方のないことだった。無論、橋下氏がこのまま、サッチャーになるなら文句もない。評判は良くも悪くも、個人的にはそれを望む他ない。それしか選択肢もない。支那共産党相手に「尖閣紛争」でもやって黙らせ、そのまま竹島と北方領土の交渉を優位に進めながら、ある日突然、電撃訪朝。三男坊を謝らせて拉致被害者全員を奪還してきた、とかなら橋下信者になってもいい。ま、夢くらい見たい。


ちなみに当選回数・議員勤続年数・最高齢議員記録と複数の日本記録を有する尾崎行雄と同姓同名、大阪出身の「尾崎行雄」という投手がいた。夏の甲子園の優勝投手としては戦後初のプロ通算100勝投手になった。これに続くのは桑田と野村、それから松坂しかいない。どのレベルの投手だったか、想像もつく。球種はほとんどストレート。159キロを投げたと言われる。まさに剛腕だが、どこかの誰か、日本で「剛腕」と呼ばれる人は他にもいたが、比べると「浪速の剛腕」も「岩手の剛腕」も色褪せないか。




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