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韓国外相、日本での「独島」広報を準備=大統領「日本は極右主義に」

2012年09月14日 | 過去記事

韓国外相、日本での「独島」広報を準備=大統領「日本は極右主義に」

< 【ソウル時事】ノルウェーを訪問中の李明博大統領に同行している金星煥外交通商相は11日、オスロで記者団に対し、日本政府が同日、島根県・竹島(韓国名・独島)問題の新聞広告を掲載したことについて「非常に遺憾だ」と述べた上で、「韓国政府は、日本国民を対象に『なぜ歴史的、地理的、国際法的に韓国領土なのか』を説明する準備をしている」と、日本での広報活動に力を入れる考えを示した。大統領府が発表した。
 一方、聯合ニュースによると、大統領府関係者は、李大統領が9日のクリントン米国務長官との会談で「日本が極右主義に進んでいる。東北アジアの平和のため日本が極右的な態度を捨てなければならない」と伝えたことを明らかにした>







次の次の、そのまた次の休みくらいに行ってみようと思うのだが、京都の舞鶴に「舞鶴引揚記念館」がある。それを京都新聞が取り上げていた。何やらイベントをやっているらしい。

その紹介文には度肝を抜かれた。手元に記事が残っていないから記憶に頼るが、要するに「良いこともあった」だ。「日本人には“シベリア抑留”と聞けば悪いイメージを浮かべる人が多い」とか不気味な文言があった。「悪いイメージ」とは恐れ入る。イメージとは「心象」という意味もある。現前しないモノに対する感覚とも受け取れる。換言するとわかりやすい。「拉致は悪いイメージ」「竹島の不法占拠は悪いイメージ」といえば、この言い回しがどれほどの阿呆かわかろう。「日本人は“無差別殺人”と聞けば悪いイメージを浮かべる人が多い」と書けば、その新聞は頭がおかしいとわかる。

この新聞は最近、朝日新聞を超越するときがあるから「シベリア抑留」についても、壮大な自然の中、日本人は何を思い何を願ったのか、みたいに書く。そんなものは引揚記念館に行かなくとも「帰りたい」しかないとわかる。「家族に会いたい」とか「死ぬ前に祖国をみたい」とか思うと知れている。拉致被害者と同じだ。

それから「ソ連兵と日本人抑留者の心の交流」とかやる。「北朝鮮の政治犯収容所、その看守と拉致された日本人の心温まるストーリー」と書くほどのアレだが、実際のところソ連兵は日本人を「白樺のこやし」と呼んでいた。疲労や病気、寒さや飢えで死ねば本当に白樺の木の下に埋めた。ウラン・ウデ駅では目があっただけで「オレをみて笑ったのか?」とミヤノ・シンゾウ大尉がソ連の警備兵に殺されている。

まあ、いずれにしても、真っ赤なシロクマと「心の交流」がどうのと書かずとも、日本人は「過去を水に流す」文化を持つし、なにより忘れっぽい。普通の日本人は「シベリアを忘れるな!」とかでデモ行進もしない。ロシア大使館にトラックも突っ込まない。どこかの特定亜細亜とは違う。もちろん、見習う必要はない。でも、見習う必要はないが、ちょっとくらいは気にした方がいい。

最低でも「無頓着」だろう。「竹島?どこそれ?」で済ませてほしい。せめて「尖閣諸島?なんかやってるね」で勘弁願いたいのだが、なぜだかこの国には「渡してしまえ」というのがいる。理由も「戦争になるくらいなら」というのから「どうせ日本が侵略したところでしょ。盗ったなら返すのが常識」というのまでいる。反日マスメディアの毒は浅いところで広く浸透しているとわかる。朝日新聞も「東シナ海の春暁ガス田(日本名・白樺(しらかば))」とか書いてきた甲斐がある。日本の新聞が日本名を弧で括る。この不自然さ、如何わしさに気付かぬリテラシーなら、結論として「どうせ日本が」となるのも自明だ。

1973年。スウェーデンのストックホルムで銀行が襲われた。犯人は、警察が突入すれば人質を全員殺す、と言った。人質は犯人が寝ている間、突入しようとする警察官に発砲した。解放されたあと、人質だった人らは犯人を庇う供述をする。警察が悪いと。人質の中には女性がいて、これが解放後、犯人に愛の告白をして結婚した。世間はひっくり返った。

「ストックホルム症候群」だ。極度の緊張の中、閉鎖的な空間で長く一緒にいると感情が混乱する。自分をこのような目に遭わせているのは犯人だが、妙な親近感、共感、連帯感を生じ、助けに来る警察を「敵だ」と認識するまでに至る。これを意図的にやると「洗脳」になる。オウムとか中帰連とか。

「撫順戦犯管理所」に放り込まれた969名はシベリア抑留者だった。「白樺のこやし」にならずに済んだと安堵していたら、今度は支那共産党に連れて行かれる。支那人の残忍さは織り込み済みだ。さあ、どんな惨いことをされるのかと怯えていたら、これがまた、三度の食事が米のメシ、味噌汁、焼き魚と豪華な晩餐だった。腹を空かせた支那兵はにこにこと、みなさま怪我や病気はないでしょうか、入れ歯も作ります、眼鏡も作ります、日本人の皆様、どうぞ疲れを癒してくださいアル、と優しくしてくれる。シベリアのシロクマと比して、なんと心を尽くした扱いをしてくれるのかと969名はころっとやられ、日本に帰って来てからは「日本軍は残虐非道」と言い触らす。「平和的外交」とか「日中友好」と呪文のように繰り返している。堂々たる洗脳の結果だ。

アメリカもやった。戦後のGHQがそうだった。敗戦した日本、さあ、これから残酷な白人列強がやってくる。インドネシアやフィリピンの比ではない植民地支配がなされ、日本人は絶滅させられるんじゃないかと覚悟していると、悪いのは軍部です、あなた方は悪くありません、これチョコレートとチューインガムです、とにこにこやってくる。コレには相当やられた。いまもやられているのがたくさんいる。

これらが揃って口にするのは「どうせ日本が」になる。だから朝鮮総連や井筒和幸も「まずは戦後賠償を」とやる。支那朝鮮もアメリカも「日本が悪かった」という前提は崩さない。それから記録もない証拠もない、あるのは「証言だけ」という「日本の悪行」が既成事実化する。御蔭ですべての外交問題が対処不能になる。「刺激しない」とか「平和的に」と言うだけで、実際には何もしていない状態が続く。相手が許してくれるまで待つ。あるいは、相手が怒らないように気を使うことが外交になる。当然、こんなの通じないから底の抜けたバケツから水が流れ落ちるように、日本の国益はどぼどぼ流れ出て増税ばかりになる。国民はふらふらだ。

李明博がクリントン国務長官に<日本が極右主義に進んでいる。東北アジアの平和のため日本が極右的な態度を捨てなければならない>と言いつけている。日本国民はふらふらながら、この不自然さ、如何わしさに気付かねばならない。これは韓国大統領の意見というだけではない。これは日本のメディア、日本の政府、日本の学者など、日本のリーダーらの総意でもある。つまり、この国のリードオフマンはストックホルムの人質のように、頭と心が混乱して犯人を庇う言動を繰り返している。

<日本が極右主義に進んでいる。東北アジアの平和のため日本が極右的な態度を捨てなければならない>として、日本の指導者らは自国の教科書に支那朝鮮人の干渉を許し、自国の神社に祀られる自国の英霊に参拝せず、自国の歴史を歪曲、自国を貶める捏造に屈し、自国を辱める事実無根に黙している。結果、自国の誇りや文化、伝統を侮蔑され、自国民は拉致され、領土領海は万引きくらいの気持ちで侵されている。




どこかでちゃんとしないと国が持って行かれる。もう、かなりヤバい。アメリカの一極支配なんて、もう、とっくに終了している。アメリカは泥沼から抜け出せない。つまり、支那朝鮮もロシアも遠慮しない。日本が日本としてどうするのか、とっくにそれは問われている。自分の足で立てる力があるうちになんとかしたい。今度こそ「戦後レジーム」から脱却し「美しい国・日本」を取り戻さねばならない。



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