忘憂之物

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「批判だけでは日本変えられない」と辻元氏、離党会見で

2010年07月27日 | 過去記事
「批判だけでは日本変えられない」と辻元氏、離党会見で

 社民党の辻元清美衆院議員(50)=衆院大阪10区=は27日午後、大阪市内で記者会見し、「本日、私は社民党に離党届を提出しました」と離党を表明した。今後については「無所属議員として活動します」と述べた。

 会見で辻元氏は目を潤(うる)ませながら「社民党の辻元として支援してくださった方々におわびします」と話し、「昨夜は一睡もしていない。離党届を出すのは苦渋の選択だった」と胸の内を明かした。

 辻元氏は平成8年に初当選し現在4期目。民主党との連立政権で国土交通副大臣を務めたが、今年5月、社民党が連立離脱した際に副大臣を辞任した。

 国土交通副大臣のときに、政権与党の一員として具体的に問題を解決する様子を目の当たりにしたことが、離党を考えるきっかけだったという。

 「これまでは批判の急先鋒だったが、日本が危機的にある中で、それだけでは日本を変えることはできない。政権交代を逆戻りさせてはいけないと思った」と述べた。

 また、普天間基地移設問題に伴い、社民党が連立政権を離脱したことについては、「党の基本方針に照らしやむを得なかった」と話したが、その一方で「小さな政党が政権の外に出たら、あらゆる政策の実現が遠のくのが心配で、何がこの先、社民党にとって正しい方向なのか悩んだ」と心情を吐露した。








なるほど。批判だけでは「日本は壊せない」わけだ。ま、かなり壊れたのだが、まだまだ足らんのだろう。民主党の中に蔓延る極左グループも「与党のウマミ」を覚えたので「批判だけでは」政権を放り出してくれない。自民党の総理が「政権放り出し!」と批判されていたことが役立っている。「しかし我々は放り出さない!」という狂った理由がそれだ。

無所属議員として活動するとのことだが、残念ながら「その本音」が上顎中切り歯、上顎側切歯、上顎犬歯などを形成する歯周組織と一緒に口から飛び出してしまっている。相変わらず見事な歯肉であるが、記事の最後、より見事な「極左の本音」が出ている。

<小さな政党が政権の外に出たら、あらゆる政策の実現が遠のくのが心配で、何がこの先、社民党にとって正しい方向なのか悩んだ>

また「政権交代を逆戻りさせたくない」とも言っている。民主党は政権交代を革命だと言った。だから「前政権」というところを、彼らは「旧政権」という。「交代には次の交代もある」という大前提を認めない。一度奪ったら、もう、返すなどあり得ない。落選した「千葉景子さん」が辞めないのも同じく、彼らからすれば「勝ち得たモノ」なのであり、決して国民や有権者から「預かった立場」ではないのである。辻元はここに気付いたに過ぎない。社民党は今も昔も「小さい政党」である。泡沫政党と侮られて久しい。それを今更「政策の実現が遠のく」とは笑う他ない。その「実現させたい」という政策が評価されていたならば、すでに「小さな政党」ではなくなっているからだ。

なぜに「小さいまま」で無視されてきたのかと言えば、社民党のそれは「政策」などではなく、単なる革命思想だったからだ。日本の有権者を突き詰めれば、だれも「企業を倒せ」とは願っていない。政府打倒も望んでいない。右や左はどうでもいいから、税金の分配や使い方をちゃんとせよと、雇用の安定や経済の安定を実現させてみよと、福祉などについても、まあ、なるべく不公平のないシステムを発案してくれというのみだ。これらの層が昨年の夏、ついに騙された。これらを「やります、できます」という無責任政党がテレビのバックアップを得て、総掛りで有権者を騙したからだ。

それでも、普段から「安全保障や外交問題」を論じることが出来る有権者は騙されなかった。歴史や伝統を語る層は憤っていた。民主党はそれをやらない、というよりも「できない」と知っていたいからだ。またそれは「社民党と連立を組む」という浅薄からも確実となった。現に普天間問題で社民党は切られているが、与党となれば、嫌でも現実と向き合うことになるわけだ。そこで社民党のようなことをすれば、日本人にバレないように進めてきた「日本解体工作」が一瞬でバレる。

だから選挙前から「普天間の件、社民党はどうするのだ?」とは誰でも疑問視していた。鳩山由紀夫の「最低でも県外!」など、ちゃんとモノを考える人は寝言だと知っていた。社民党の支持者だけが馬鹿みたいに「これで沖縄から基地がなくなる!」と喜んでいたが、ちゃんと現実と向き合って生きている普通の有権者は、民主党はその時、社民を切るしかないだろうと知っていた。


次は辻元が社民党を見限った。日本を壊したいではダメだと、必ず壊すのだという革命思想が具現化した。政府与党の立場で副大臣という立場が、それを思い起こさせた。福島瑞穂がそれでも夢の中にいるのは「党首」としてのウマミがあるからだった。そしてそのためには現在の与党である民主党に入り込むしかない。今後は「無所属」として活動しながら、その機を待つだけのことだ。ウマミ成分は福島に取られているし、もはや「(社民党にいながら)批判しているだけ」ではダメだというのはそういう意味だ。




2 コメント

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Unknown ()
2010-07-28 00:32:22
辻本は税金を不正に着服した前科者ですけどね

師匠
今年度の防衛白書、韓国に配慮して閣議了承を秋に先送りにするそうです

竹島の記述が韓国の反発を招くとして  韓そうり  の強い要望だそうです

ロシアの戦勝記念日といい一体どうなっているのでしょう

経済の゛け゛の字もわからず予算も立てられず、犯罪者と国賓の区別もつかず、平気で法律を破り、只ひたすら日本を弱体化させる事だけに心血を注ぐ史上最低の内閣です
本当に1日も早く日本から消えてくれればいいのに

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Unknown (久代千代太郎)
2010-07-29 19:49:37
>な さん

大阪10区はちゃんとしてほしいですね。関西弁でものをはっきり言う、とかだけで、もう、勘弁してほしいです。
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