忘憂之物

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防衛白書延期「私が判断」=菅首相

2010年07月29日 | 過去記事
防衛白書延期「私が判断」=菅首相

菅直人首相は28日夕、30日に予定していた2010年版防衛白書の公表を9月以降に先送りしたことについて、首相官邸で記者団に「韓国の哨戒艦沈没事件はG8(主要8カ国首脳会議)でも大変大きな課題だった。これを(白書に)盛り込むべきだと私が判断した」と述べ、自らの指示によるものであると説明した。
 防衛白書をめぐっては、竹島(韓国名・独島)を「わが国固有の領土」とする記述に、韓国が毎年抗議している。このため、今回の発表延期には韓国側に配慮したとの指摘が出ているが、首相の発言にはそうした見方を打ち消す狙いがあるとみられる。 








日本やアメリカでは朝鮮戦争のことを「朝鮮戦争(Korean War)」と呼ぶが、韓国では「韓国戦争」とか「韓国動乱」などというらしい。しかし、一般的には「ユギオ」という。朝鮮戦争が始まった6.25を指して「ユギオ」らしい。なんだか日本の前総理の名前にも似ているが、たぶん、関係ない。

そして「ユギオ」とは「北朝鮮が韓国に侵攻した」ということになっている。無論、それが史実だ。でもやっぱり北朝鮮は朝鮮戦争のことを「祖国解放戦争」としている。つまり、「朝鮮戦争とは北朝鮮人民共和国による祖国解放戦争のことだ」としたいわけだ。

また、旧聞ながらNHKの番組の中で朝鮮戦争にふれた際「北朝鮮の侵攻により~」とやったら、朝鮮総連やら日本社会党やらが抗議してきたことがあった。その際、NHKのキャスターだった「磯村尚徳」は毅然とした態度で「歴史的事実を申し上げただけだ!」と突っぱねるはずもなく、いとも簡単に謝罪して訂正した。ま、NHKのいうジャーナリズムなどこんなもんだという話だが、つまり、朝鮮戦争とは「金日成の祖国解放戦争」だと公式に認めているのは北朝鮮とNHKだけである。レベルが同じなんだろう。

しかし、そんな朝鮮戦争の休戦は1953年だから、最近の韓国人の子供もよく知らないらしく「ユギオとはなに?」と問うと「日本と韓国が戦争した」と答える子が少なくないとのことだ。頭のおかしいNHKの認識よりも酷い状態だ。

ま、日本でも「日本とアメリカが戦争した?うそ?マジで?」という若者が少なくないので余所の国のことは笑えないが、お陰で韓国では「ユギオ教育」なるものが重要視されることになった。「ユギオ」の話で北朝鮮の名が出ないなど、もう、阿呆の底が抜け過ぎているから、さすがの韓国も慌てたのだろう。

しかしまあ、国ぐるみでウソを吐くと子供は騙される。いや、大人でもうっかりすれば騙される。韓国の子供が「ユギオ」を知らないのは、例えば、なぜだか「崖から飛んで死んだ元大統領」が、ソウルのホテルでの「六・二五戦争五十六周年参戦勇士慰労宴」の挨拶などにおいて、NHKのように「北朝鮮の侵攻」にふれず、北との民間交流や経済協力などの話でお茶を濁す代わりに「豊臣秀吉」を出したりするからだ。朝鮮戦争の「参戦勇士」を慰労する日の挨拶で「1592年、我が国は日本の軍隊によって踏みにじられ、120年にわたってあらゆる蔑みを経験した」と大統領が言えば、韓国の子供がそう思うのも無理はない。なぜだか「崖から飛んでしまう」ような人物だとは知る由もないのである。

また、北朝鮮の魚雷で韓国の哨戒船が沈められて韓国人が死んでも、それでも「仮想敵国」である日本との「竹島問題」が韓国民にとって熱くなれる話題である。それは、北朝鮮を挑発するとミサイルが飛んでくる可能性があるが、日本ならば頭を踏みつけても怒らないと知っているからだが、合わせて韓国政府とマスコミが「北朝鮮の脅威」よりも「日本が独島を狙っている」というキャンペーンを展開したからでもある。

韓国の子供らは38度線の休戦ラインで「国を守る韓国軍の兵隊さん」にではなく、祖国のために「独島を守る警備隊のおじさん」に作文を書かされる。マスコミも取り上げるし、竹島の写真が掲載されたパンフレットも配られる。では、だれから「独島を守るのか?」と問えば、それは日本からとなる。「ユギオ」を「日本との戦争」と思うのも道理である。


ま、これまた、日本は他国を笑えない。言うまでもなく、酷い有様である。

昨日は管直人が「韓国の哨戒艦沈没事件はG8(主要8カ国首脳会議)でも大変大きな課題だった。これを(白書に)盛り込むべきだと私が判断した」として防衛白書の公表を先送りした理由を述べた。もちろん、これは「竹島に関する記述を踏まえて韓国側に配慮した」とは言えないからだ。「日韓併合100周年記念」に合わせて最悪の「管談話」が出されるらしいが、そこにも配慮していることは自明である。先に「おわび」を大々的に発表する代わりに、防衛白書に「竹島記述」をさせてもらうというバーターではないか。卑劣漢ばかりの民主党らしいやり口だ。

そして、ノリノリで売国活動に勤しむ官房長官は今日、韓国の駐日大使と「意見交換」という名の御提案をした。日本の防衛白書について韓国の大使に「理解を求める」必要がどこにあるのかは知らないが、もうすぐ「光復節」もあるし、ともかく、韓国には配慮しまくりですよと、民主党は歴史を正しく振り返ることができますよと、頭を撫でてもらった。

ちなみに、この「光復節」からしてウソだらけだと在日の私が書いておく。まったく恥かしい。恥ずかしいが、これも祖国のためである(笑)。

この8月15日の「光復節」(カンボッチョル)とは「日本の支配から解放されて韓国が独立した日」とされている。日本の「敗戦の日」が同日であるから、なんとなく納得してしまうように細工されている。しかし、首都であるソウルで「韓国樹立宣布式」が挙行されたのは1948年8月13日である。これはもう、キムチを食べ散らかそうが、道端で寝転がって泣き喚いても変わらぬ事実である。昭和20年の8月15日と「韓国建国」はまったく「別の話」である。在日社長マンが「おまえは学歴がないから仕方がない」としか言い返せないのは勝手だが、頭のマトモな同胞は是非とも知っておいてもらいたい。

そもそも韓国は日本から独立したのか?と考えてもらいたい。言うまでもなく、昭和20年当時、世界に「韓国」という国はない。それは今年100周年を迎える「日韓併合」があったからだ。あっさりいうと韓国も北朝鮮もなく、朝鮮半島は日本だった。そして、その日本が戦争に負けた。「韓国も負けた」のではない。あくまでも「日本が負けた」のだ。

たしかに、日本の敗戦に伴い、当時の朝鮮総督府から日の丸が下ろされて大極旗が掲揚された。しかしながら1945年9月に進駐してきた米軍は、すぐに大極旗を下ろして日の丸を掲揚させた。ややこしいことするなと、ここは日本の一部なんだと叱られたわけだ。そして進駐してきた翌日の9月9日、連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサーが軍政を布いた。無論、ソウルには星条旗がはためいた。これのどこが「解放記念日」なのか。どのあたりが「独立記念日」なのか。阿呆である。

すなわち、韓国の独立記念日は1948年8月13日が正しい。どこから独立したのかを韓国の子供に教えるときは「アメリカから独立したのだ」とするのがよろしかろう。


こんな「自国の歴史」すら改竄し、都合のよい作り話で自国民を騙し、未だに南北で同民族が分かれたまま、自力で何も出来ぬ国に擦り寄る国が、現在の日本なのである。つまり、現政権は日本人とは言い難い。マインドが日本人ではない。スタンスが日本ではない。

支那では歴史のことを「正史」という。易姓革命が繰り返された大陸では、勝ったほうが歴史を作ってよいのである。易姓革命とは血族の断絶よりも「徳の断絶」をいう。「徳の断絶」とは何か。それはその文化、歴史、教育、その「国」を成り立たせる国体、国柄の否定である。だから民主党も自民党の「血族」は断絶せず、日本の「徳」のみを破壊する。日本の「徳」を破壊することにより、支那朝鮮の「正史」を作り上げる手伝いをする。

いま、民主党政権に対して「どの国の政権だ!」と批判する声があるが、それは見当外れだ。ロシアの「対日戦勝記念日」の制定についても抗議すら出来ない政権に「弱腰すぎる!」と防衛省などが批判しているが、それも当たらない。民主党は外交に対して「弱腰」でははない。アメリカには心配になるほど「強気」ではないか。「どの国の政権か?」も違う。これが「日本の政権だから」困り果てているのである。民主党が韓国の政権、あるいは支那共産党の傀儡政権ならば、懸命に通そうとする売国関連法案の全ての辻褄が合う。

問題は「支那朝鮮の政権が日本の政権を獲った」ことである。これはもはや「政争」とか「政局」の話ではない。日本は民主党に侵略されているのである。民主党の活動とは、すべからく日本国に対する攻撃である。よって民主党議員とは、その自覚の有無を問わず「日本を攻撃する正規兵」である。それも日本の有権者が選んでしまって成った工作員であり、その集団は「侵略政権」なのである。サポーターや支持者は工作員である。また9月の代表選、民主党のサポーターに国籍の規定はない。民主党とは支援組織が民団である。多くの韓国人がサポーターとして選挙協力をしたことも周知である。そして、だ。

今度はいよいよ、日本の総理大臣を韓国人が決めることが出来る。支那人でもサポーターになれる。日本の総理大臣を決める1票を投じることが出来る。代表選に出る民主党の人民解放軍日本支部の隊長候補どもは大いに支那朝鮮人に阿るだろう。媚びるだろう。


日本人は日本を取り戻さねばならない。呑気に「民主党に裏切られたぁ」とか言っている場合ではない。自民党とかみんなの党とかでもない。日本人が日本国を取り戻さねばならない。いや、もう、その前に自分の家族と財産と生命を護らねばならない。もはや「亡国の兆し」ではない。くっきりと見えている。すでに具現化している。


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