忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

「南京事件なかった」発言の根拠

2013年04月14日 | 過去記事


「南京事件なかった」発言の根拠

<「慰安婦問題はなかった」と衆院予算委員会でブチ上げて話題になった日本維新の会の
中山成彬衆院議員(69)が10日、今度は「南京事件はなかった」と主張して再び注目を浴びている。
前回の質問後には「私が狙われている」と“圧力”をにおわせていた中山氏だが、状況は今も変わらず。
しかし、本紙の直撃に「歴史認識の決着は付いた」と勝利宣言をした。その真意は――。

 この日行われた衆院予算委は教育についての集中審議。中山氏は教科書検定のあり方という切り口から南京大虐殺について、
「通常の戦闘行為で30万人が殺されたなんてとんでもない。南京事件はなかった」と結論付けた。
「慰安婦問題は捏造」という発言に続く自信満々の主張。その根拠はどこにあるのか。

「南京事件はなかったんですよ。第1次安倍内閣のとき、私は自民党議員でしたが、安倍さんからの指示で党で調査しました。
当時の新聞や議事録だとか1次資料に当たったり、生き残りの人だとか、その子供に会って聞き取りをし、結論を出しました。
学者じゃなく国会議員が調べたことだから信用してほしい」(以下略)>









オーストラリアに「恐竜」のテーマパークができるとか。私は知らなかったが、恐竜好きの妻が知らないわけもなく、さっそく「オーストラリアに行く」とか言い出した。止めてくれるはずの倅もシドニーに行きたい、メルボルンに行きたいとかかぶせてくる。

調べてみるとあった。私は映画のように「DNA」から作るのかと思っていたら、やっぱり、そこはロボットらしい。一瞬で無邪気な夢が崩れた。それに場所を見るとオーストラリア北部のリゾート地に作るとある。シドニーもメルボルンも反対側だ。それから等身大のロボットは支那製。この「鉱山王」も金があるなら他に注文すべきだろうが、北京に義理でもあるのかもしれない。それに落ち付いて想像すると、オーストラリアで支那製のダイナソーにMade in Chinaと書いてある。100円ショップじゃあるまいし、大枚はたいて休みを取って、わざわざ飛行機に乗って観に行くもんでもない、と窘めた。

ところで、最近は支那製のパチモンに「Made in China」とは書いてないそうな。理由は書いたら売れないからだが、代わりに「Made in PRC」とある。我が妻なら平気で引っ掛かりそうだが、これは「中華人民共和国」の英文名。「PRC」とは「People’s Republic of China」のこと。姑息の見本だ。気をつけたい。

また、オーストラリアといえば2年ほど前、日本軍の捕虜にされたと嘘をついてバレた爺さんがいた。アーサー・クレーンという84歳の老人だ。この爺さんは元オーストラリア戦争捕虜の会会長までやっていた。16歳のときにマレー半島でゲリラをやり、1942年に日本軍に掴まって捕虜にされた、という嘘話を22年も吐き通して恩給を受けていた。

実際は軍歴すらなかったが、騙されていた人には妻や子供も含まれた。動機は「社会に自分の居場所が欲しかった」。要するにちやほやされて金もくれた。それに「加害者は日本」とすれば追及も甘い。金さえ盗ってなければバレなかった可能性もある。

この爺さん、捕まって禁錮4年ということだが、受け取った恩給3千万円と少しを完済するには174歳までかかる。つまり、返せないわけだが、この爺さんはまだマシ。その金はオーストラリア政府から出ているからだ。

これが支那朝鮮人だったらNHKや朝日新聞が放っておかない。社民党や共産党、民主党も背中を押す。追及どころか、嘘がバレても隠してくれる。いまでも日本政府から金を盗れるよう計らってくれる。「日本軍に酷い目に遭わされた」とか言っておれば至れり尽くせり、テレビに出たり本を出したり、政治家になったり大学で講演したりできる。日本にはそんな連中がごまんといる。

この爺さんがまだマシな理由はもうひとつあって、恩給を受け取ったのは「人から勧められて」ということだ。たぶん、本人はちやほやされたかっただけ。周囲が御苦労さまとかお疲れさまとか、ただの爺さんに言ってくれるのが嬉しい。そこで戦争捕虜の会のメンバー、本当に捕虜の経験がある元軍人なんかが「当然の権利じゃないか」と勧めた。断ると嘘がバレるかもしれないから話に乗った。どうしようもなく小物の臭いがする。

比して日本には凄いのがたくさんいた。例えば吉田清治だ。このボケもたぶん「社会に自分の居場所が欲しかった」と思われるが、下関市の市会議員に共産党から立候補したこともある「筋金入り」でもあった。吉田は「私の戦争犯罪・朝鮮人強制連行」を書いた。最初から最後までウソだったが、これを「真実です」と赤旗やら朝日が売った。赤旗が<昭和十八・十九の二年間で千人以上>と報じれば、朝日は少しだけリアリティを足して<吉田さんらが連行した女性は少なくみても九百五十人>とした。これに宮沢喜一や河野洋平が飛び付き、謝りたい謝りたいと騒いだ。真正の変態だ。

いまでも朝鮮日報は吉田の本を「証拠」として扱う。そこには「コレが嘘なわけがない」と思わせる「みてきたようなウソ」があるからだ。書いた本人も韓国で土下座する。涙を流して謝罪もする。朝鮮人からすれば、日本の元軍人の文筆家が「当事者」として泣いて詫びている。本を読んでも、例えば<若くて大柄な娘に、山田が「前へ出ろ」とどなった。娘がおびえてそばの年取った女にしがみつくと、山田は・・・・台をまわって行って娘の腕をつかんで引きずりだした・・・・女工たちはいっせいに叫び声を上げ、泣き声を上げていた。隊員たちは若い娘を引きずり出すのにてこずって、木剣を使い、背中や尻を打ちすえていた。・・・・女工の中から慰安婦に徴用した娘は十六人であった>とか、具体的な文章が並ぶ。

嘘を吐いて自分や戦友、他の多くの日本人の名誉を傷つけても、とくに余計に恩給をもらえるわけでもない。わざわざ「嘘を吐く理由」もみつからないから、本気で信じる朝鮮人も日本人も出てくる。当事国でもない外国からしても、この日本人作家が書いた本を読めば「信じても仕方がない」とは言える。無理もない話なのだ。いくら秦郁彦氏が現地に行き、生きている済州島の住民や「強制連行」の場になった「貝ボタン工場」の元工員に話を聞き、逆に島民や韓国メディアから「何が目的でそんなウソつくんだ?」と責められても、一度、どこかで信じてしまった人は騙されたままの可能性もある。

そこに「信じさせよう」とする勢力が暗躍もする。「騙しておきたい」連中は、書いた吉田本人が<事実を隠し、自分の主張を混ぜて書くなんていうのは、新聞だってやることじゃないか>と開き直っても、それを報じるつもりはない。知らん顔で切り捨てればお仕舞いだ。

この下劣なウソを糺すには、先ず、吉田清治を逮捕する。オーストラリアの爺さんが禁固4年なら吉田は無期懲役でいい。大正2年生まれだから、どうせもう長くない。騙されたかどうかはともかく、政治は結果責任だから政治家には責任を取らせる。福島瑞穂はダメ。このボケは当時まだ弁護士だった。メディアは大々的に謝罪広告を載せる。朝日新聞は謝って済むわけもないから潰す。NHKは解体してから必要かどうか議論する。

それこそ国民投票すればいい。世界に誇る日本人の民度が試される。あれほど運動しても死刑賛成は7割以上、原発反対は3割弱、TPPや消費増税は半分半分、民主党の支持率は6%という、極めて常識的な判断が出来る日本の中流家庭に任せたほうがよろしい。



そんな中流家庭も注目し始めた国会。4月10日の衆院予算委員会では日本維新の会、中山成彬衆院議員が今度は<30万人が殺されたなんてとんでもない。南京事件はなかった>を言った。質問の映像を見たが、中山議員の斜め後ろから辻元清美がなんとも言えない表情でみつめていた。中山議員は以前、成田空港の反対運動を「ごね得」と言った。日教組には「教育のガン」と親なら誰でも思うことを言った。辻元は2000年、あの「そーりそーり!」で有名になった。あれは12回言ったらしく、自慢は<視聴率は13.1%。巨人戦の視聴率を国会中継が抜いた瞬間だった>(公式サイト)。いま知って、尚どうでもいい。

口を開けば「天皇制反対」。日米安保反対。自衛隊反対。「天皇は伊勢に行って特殊法人になればいい」「拉致被害者を返せと言う前に戦後補償しなければフェアじゃない」とか、このボケの言ったことも、いまはもう懐かしい。中山議員は「身の危険も覚悟」と言ったが、辻元のところはもう「週刊新潮」も来ないだろう。そうやって中山議員をじっとりと眺めているがいい。どうせもう、それくらいしかやることもない。

アーサー・クレーンの嘘がバレたとき、ヘラルド紙は本人に対する取材で「過去が追いかけてきたようですね?」と告げたとか。オーストラリア政府から金は盗っていたが、この爺さんも「日本軍に腹の中に米を詰められて水を飲まされた」とか適当を言った。ライスが嫌いだったのか、この拷問は「米地獄」というらしい。日本人が普通に読めば「メシ喰っただけでは?」となるが、この他にも日本兵の残虐はいくらでもあって、例えば「片手の手の平を釘で板にうちつけ、そこをバットで殴りつける」とか。これが証拠の傷です、これは釘が貫通した跡です、と手の平を見せるけれど、実は1978年以降の傷だった。

実にバカバカしいが、これは「晩節を汚す」で済まぬこと。自ら半生を否定しているのと同じだ。失ったのは自分の信用だけでもない。金だけでもない。家族も友人も「すべて」だ。それほどみっともないことなのであるが、辻元清美や「その仲間」は他人事だと思わぬことだ。それに忘れちゃいけない。繰り返すが、このオーストラリアの爺さんは「まだマシ」なのだ。これから国会議員にも中山成彬氏みたいな人、その後進らが次々に当選してくる。しっかりと勉強した若いのから「日本の何が悪かったンです?」と突っ込まれるのが日常になる。テキトーな反日では相手にならない。世論も見抜いている。

安倍政権の支持率は朝日新聞でも70%を超えて、フジテレビでも76.4%だ。政権発足後、100日過ぎても右肩上がりだ。これは簡単にはひっくり返らない。つまり、反日でメシ喰ってきた連中は本気で覚悟した方がいい。すぐそこまで「過去が追いかけて」きている。




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