<統一地方選での民主党敗北から一夜明けた11日、与野党から政権批判の声が噴き出した。公明党の山口那津男代表は記者会見で「民主党が国民から事実上の不信任を突きつけられた」。自民党の逢沢一郎国対委員長も「菅首相には任せられない。今の民主党政権には委ねられない、という国民の答えだ」と語った。
民主党内では小沢一郎元代表に近い議員を中心に、執行部の責任を問う厳しい声が上がる。川内博史衆院議員は「菅内閣では何をやってもうまくいかないという世論が突きつけられた。辞任してもらいたい」。近く執行部の責任を問うための両院議員総会の開催を求める考えを示した>
ま、この結果も反応も予想通りではあるが、更に、この民主党の無様な開き直りも予想の範疇であった。日本は今、大地震、大津波、原発事故、そして民主党政権という「災害」に襲われているのだとわかる。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110411/elc11041100420012-n1.htm
<民主は「首相、執行部退陣論」再燃を警戒>
<与党は、与野党対決となった3知事選で全敗するなど低迷したことに関し「東日本大震災対応が最優先だ。菅直人首相や民主党執行部の責任を問うことは許されない」(党幹部)と強調、党内外での首相退陣論再燃や執行部責任論を警戒している。
民主党の岡田克也幹事長は10日夜のNHK番組で「大いに反省しなければならない。既成政党に対する強い批判だ。真摯に受け止めなければならない」と表明した。同時に「政治がしっかり大震災を乗り越えてもらいたいというのが被災者や国民の声だ」とも述べた。
政権運営への影響について、菅首相に近い民主党幹部は「今は震災対応で、与党も野党もない。影響はまったくない」と主張。別の幹部は「政局にかまけている場合ではない。党内からの辞任論は論外だ」と語った>
頭のおかしくなったテレビメディアは、どこかの民主党候補が「民主党のロゴマーク」などを隠して街頭に立つ姿を報じて「政党の看板ではなく、あくまでも自分の考えを訴えたいとする」などと評していた。馬鹿は自分が馬鹿だと絶対に気付かないから馬鹿のであるが、それは往々にして「相手も馬鹿」だと思ってしまうところに問題はある。
誰だか知らんが、今回の統一地方選敗北の結果を受けた「党幹部」とやらの発言をみよ。<菅直人首相や民主党執行部の責任を問うことは許されない>とは何事なのか。「責任を問うことを許さない」とは完全に支那人、北朝鮮マインドである。
日本の有権者は、この大災害の混乱の中、あえて「政治的混乱」までを引き受けてでも「民主党は辞めてくれ」と意思表示した。この惨敗の結果をして、それでも岡田幹事長が<政治がしっかり大震災を乗り越えてもらいたいというのが被災者や国民の声だ>というなら、日本人はもう、リビアやエジプトのように武装する他ない。これは政治的イデオロギーの内枠の中だけの話ではなく、まさに日本人の生活を護るため、“日本人の生活が第一”をスローガンにした「反政府組織」を要する「実力行使」の必要さえ頭を過る。
政党政治というものは、有権者から選ばれなければ成り立たない。それがわかっているからこそ、政治家や政党は「結果責任」を重要視するし追及する。前総理は沖縄米軍基地移転のウダウダの際、自らが切った期日について「法的に決まっているわけではないのですから」と言って常識ある国民を仰天させたが、選挙に負けても開き直ることが許されるならば、有権者は次の機会から怖くて投票できない。これはまさに民主主義の破壊なのだ。
民主党連中が政局しかしていないから敗北したのに、負けたら負けたで<政局にかまけている場合ではない。党内からの辞任論は論外だ>と「別の幹部」とやらは言うが、本当にゴミのような連中だ。この馬鹿どもの後、どの政党が政権を担おうとも、最低でも2~3年は「前政権よりはマシ」ということで支持率も稼げるだろう。日本人からすれば「思い出したくもない悪夢」として記憶される。日本から「民主党」という政党がなくなっても、個別の議員らはずっと「元民主党」というレッテルが貼付される。ちょうど「元社会党」という過去が恥ずかしいように、だ。つまり、砂かけて出るなら今のうち、民主党が政権与党である今しかない。
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