忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
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容赦ない余震 「もう嫌だ、もう嫌だ」(朝日新聞)

2011年04月12日 | 過去記事
容赦ない余震 「もう嫌だ、もう嫌だ」(朝日新聞) - goo ニュース

<東日本大震災からちょうど1カ月たった11日夕、また被災地を強い地震が襲った。震度6弱を観測した福島県いわき市では土砂崩れが発生。倒壊した家屋から住民を救い出そうと、消防隊員らが必死に作業を続けた。茨城県沿岸部では、高台の避難所に逃げ込んだ市民から「もう嫌だ」とため息が漏れた>




被災地の住民の方々には心よりお見舞い申し上げるとともに、いま、この国に蝕む民主党一味の1秒でも早い根絶を願わずにはいられない。

見出しの「余震」を「売国」でも「反日」でも「無能」でも「無策」でもいいが、変えてみるに違和感がない。先の参院選でも、今回の統一地方選でも、この国の有権者は「もう嫌だ」という意志を示したのであるが、まさに「容赦ない延命」が続けられている。

10日の民主党の統一地方選惨敗が決まると、その翌日、経済産業省の原子力安全保安院は事故評価を最悪の「レベル7」に引き上げたと公表し、今日、12日に記者会見を開く。また、11日には福島県の飯館村や葛尾村や浪江町の全域、川俣町と南相馬市の一部が「計画的避難区域」の対象にされた。いままで「安全だから屋内退避してろ。気になるなら勝手に自主避難しろ」と言われていた地域がいきなり、投票日の翌日に「1ヵ月以内に避難しろ」と言われたわけだ。これはもう「無能」やら「無策」ではなく「露骨」に過ぎる。

また「投票日前日」の9日には、こんな記事もあった。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040923130080-n1.htm
<霞が関は遠い存在。県民の心分からないのか」“大名行列”3閣僚に福島知事激怒>

<海江田万里経済産業相、蓮舫節電啓発担当相、鹿野道彦農林水産相が9日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の視察のため、相次いで福島県入りした。3人の福島入りは震災後初めて。ただ、各現場の滞在時間が十数分間という駆け足の“大名視察”に、県民からは「今さら何の視察ためのなんだ」「ただのパフォーマンスだ」と厳しい声が聞かれた。
 
海江田氏は福島市の県災害対策本部で佐藤雄平知事と会談。原発事故に関し、「県民に支援が十分届かず申し訳ない」と謝罪したが、佐藤知事は「今や霞が関は遠い存在だ。政府は県民の心が分からないのか」と政府への不信感を隠せない様子。
 
蓮舫氏は防災服の後ろ襟を立てた独自のスタイルで県災害対策本部に登場。この後、福島市内の農産物直売場に移動し、カメラの前でイチゴを食べて安全性をアピールした。
 
鹿野氏は福島市の稲作農家を訪問した。県内は原発事故の影響で田植え準備が約1カ月遅れている。8日夜、国の「作付方針」がようやくまとまったが、「大臣来県に間に合わせて発表したのか」(県関係者)との見方すら出ている>




民主党が言う「計画的」というのは、すべからく「民主党にとっての計画」のことであり、民主党にとって都合が良いかどうか、が最優先されるらしい。この政権の悪質さは、先の総選挙前から「民主党だけはダメだ!」と言い続けてきた人らも舌を巻く酷さだった。巨大な津波も想定してなかったなら、この民主党政権の酷さも1000年に一度、まさに「想定不可能な劣悪さ」であった。これは政治災害である。

震災から1ヵ月、まだまだ余震は続いている。民主党の政権交代からもうすぐ2年、まだこの政権は辞めようとしない。まさに「覚めない悪夢」が続いているとしか言いようがない。24日の市議選に市長選、とりあえず、投票に行くしかないだろうが、早く「日常」に戻りたいモノだ。



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