忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2009.1.19「2」

2009年01月19日 | 過去記事
2007年度の生活保護「不正受給」は「わかっているだけ」で90億円を超えた。2008年度には北海道滝川市で2億円の不正受給も明らかとなり、行政の管理はどうなっているのかと話題になった。▼手口はチンピラが「弱者」を装い、病院だ、介護だ、交通費だのと巻き上げるやり口だ。恫喝されることもあろうが、その内容とはつまり「脅迫」の類ではなく、「人権侵害するのか?」というものだ。それに「個人情報保護法」なども援護射撃する。この滝川市のチンピラは、夫婦そろって覚醒剤所持で逮捕されているが、その間もずっと生活保護は支給されている。▼そして最近、暴力団の不正受給が「わかっているだけ」で4億円を超えているらしい。また、大阪や京都の自治体ではなんと「記録がない」とか「回答を控える」という答えだったため被害金額は不明だという。不正受給する暴力団も問題だが、自らの職務を放棄するかの職員も処分すべきだと思われる。その職から追放されれば脅迫されることもあるまい。▼そして、悪名高い「定額給付金」は外国人215万人も支給対象だそうだ。もちろん、在日韓国人籍である私も支給対象なので申し訳ないが「支給対象外」の外国人を見ると「不法滞在者」と「旅行者」だけだった。そもそも「旅行者」はともかく、「不法滞在者に支給するかどうか」を検討したとは思いたくもないが、これも不正の臭いがぷんぷんする。▼「年越し派遣村」で「派遣ではないホームレス」が不正に年越しそばを啜るよりも問題なはずだ。「弱者救済」のシステムが「似非弱者」によって搾取される。そこに「お役所仕事」と呼ばれる不作為が蔓延する。知らぬ納税者は負担が増すばかり。いつか崩壊して然るべきシステム不全である。▼もういい加減、「弱者(という立場含む)を利用する輩」を締め出さねば、この国は崩壊するのだろう。それは良識ある国家国民にしか成せない業なのである。

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