忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

中学授業で「百人斬り」 自虐的教育を報告 日教組教研集会>2012.1.30

2012年01月29日 | 過去記事






http://sankei.jp.msn.com/life/news/120130/edc12013020470002-n1.htm
<中学授業で「百人斬り」 自虐的教育を報告 日教組教研集会>

<富山県で行われている日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会(教研集会)で30日、日中戦争の南京戦で報道された日本軍の“百人斬(き)り”を事実と断定して中学生に教える教育実践が報告された。
 
“百人斬り”は歴史的事実として認められておらず、教科書にも載っていない。日教組が長年続けてきた日本軍を誇大に悪く描く自虐的な歴史授業がいまだにまかり通っている実態が浮かび上がった形で、識者は「極めて不適切」と批判している。教研集会は同日終了した。
 
“百人斬り”は昭和12年、東京日日新聞(現毎日新聞)に掲載され、旧日本軍の元将校2人がどちらが先に日本刀で百人斬るか競争を始めたという内容。
 真偽をめぐっては、報道に立ち会った元カメラマンが「戦意高揚のための記事で、あり得ない話だ」と証言したほか、毎日新聞が平成元年に発行した「昭和史全記録」でも「事実無根」と自社の報道を否定。
 
さらに、両将校の遺族による名誉毀損(きそん)訴訟でも東京高裁が18年、「甚だ疑わしいものと考えるのが合理的」と指摘している。
 
ところが、長崎県新上五島町立中学校の男性教諭は「加害の事実」を教える平和学習として、“百人斬り”の新聞記事や写真を生徒たちに見せ、「日本は中国に攻め入って、たくさんの中国人を殺しました」「戦争になったら、相手国の人をたくさん殺せば殺すほど勲章がもらえてたたえられるんです」「だから殺されたのは兵士だけでなく、一般のお年寄りや女性、子供たちもです」と語りかけていた。

生徒たちは授業後、「中国人は日本からされたことをすごく許せないと思う」「事実を知った今、つらい過去と向き合い、立ち向かうことが償いだと思う」といった感想を述べていた。
 
元将校2人は南京の軍事法廷で無実を訴えたが、記事を根拠に処刑された。また“百人斬り”は戦後、中国が一方的に主張する「南京大虐殺」の象徴的な出来事として宣伝されてきた。
 
拓殖大学の藤岡信勝客員教授は「事実でない中国のプロパガンダを教えるという意味で問題。わが国の歴史に対する愛情を深めさせることを求めた学習指導要領にも反しており、極めて不適切だ」としている>





(どうせストレスが溜まるから)観に行く予定はないが、いま、映画館では「山本五十六」をやっている。主演は役所広司。好きな役者ではある。

その役所広司の「13人の刺客」は映画館で観た。そのクライマックス、参勤交代で帰国途上の松平左兵衛督斉韶を討つシーン。中山道落合宿では13人の刺客が待ち受ける。13人は様々な罠を仕掛けて襲い掛かるのだが、同時に落合宿のあちこちに刀を突き刺して回る。

これは「刀が斬れなくなるから」だ。片岡千恵蔵が主役の「島田新左衛門」を演じた1968年版では53名だった敵役の侍が、2010年のリメイク版では「13人対300人」とされている。日本のチャンバラ時代劇史上、最も長い殺陣シーンとのことだが、事実、ココが面白い。映画では斬って斬られてエライことになる。300人を13人で斬れば、ひとりのノルマは23.07人。それでも13人の刺客は刀をたくさん用意した。「暴れん坊将軍」や「桃太郎侍」じゃないんだから、ということだ。

それにしても阿呆の底が抜けている。いわゆる「従軍慰安婦」であれ「南京大虐殺」であれ、日本がやったとされる虚構には学者先生が用意されていた。これらは白人の学者なら最高で、国内でも「朝日新聞に名を乗せてほしい」という変態の学者が重宝された。日本をくさすために嘘を書きたいが、これがどうも反日新聞記者だけならちょっと頼りない、ということで吉田清治に「朝鮮人慰安婦と日本人」を書かせた。それがあまり売れなかったのか、今度は「私の戦争犯罪―朝鮮人強制連行」も書かせて朝日新聞や赤旗ががんばって仕事をしたら、ようやく騒ぎになった。支那人はティンパリとかに頼んで「南京大虐殺」をなんとかしてほしかった。朝日新聞の本多勝一がこの大嘘にウソを塗り直した。当時の南京には朝日新聞の記者もたくさんいたから、それがウソかホントかくらいは知っていたが、自分らは朝日新聞の記者なんだ、敵は日本人なのだ、という自覚と責任に基づき、誰も本当のことを言わなかった。

沖縄の「集団自決」ではノーベル賞作家も使った。煙幕を「毒ガスだ」と報道した際は一橋大学の藤原彰に犠牲を強いた。平和教育のために世間から馬鹿だと思われてください、ということだ。学者先生や作家先生は売名できるならなんでも結構、ということで、朝日新聞やNHKも御用学者、作家に困ることもなかった。彼らは羞恥心が死んでいるから馬鹿のレッテルを気にしない。便利だった。

しかし、この「百人斬り」はちょっとマッタとなる。そもそも<中国が一方的に主張する「南京大虐殺」の象徴的な出来事>としても無理がある。記事の原文でも無錫、常州、丹陽、句容、そして南京郊外の紫金山攻略戦まで、とある。この戦意高揚の記事をどう読んでも「南京入場後」の話ではないとわかる。いくら恥知らず学者でも無理が過ぎる。向井少尉は丹陽の砲撃戦で負傷して前線を離れていた。野田少尉は大隊の副官だ。何故に勝っている戦争で最前線、指揮官が白兵戦を行っているのか、となれば嘘の吐きようもない。勘弁してくれとなる。

だから長崎県新上五島町立中学校の男性教諭とやらは、いたいけな中学生を騙して悦に入る。本を読まない子供にしか通じないからだが、その子らの多くもいずれは気付く。私が中学の時の担任は「光三」という名で、それを「三光作戦」を連想させるから嫌いな名だと言った。私が世話になった担任、迷惑もかけた教師だったが、私はいま、胸を張って「あの担任は不勉強だ」と言えるようになった。日教組の教師はいつか、そうやって教え子から笑われる運命にある。哀れなモノだ。


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