忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ハト・ハト・ハト

2009年12月07日 | 過去記事

1941年の12月2日。大本営は「ニイタカヤマノボレ一二〇八」の暗号電文が、その10日前の11月22日、択捉島を出発していた日本海軍空母機動隊に発信された。同年、12月8日午前2時。「ト・ト・ト・ト・ト・ト・・・(全軍突撃)」の打電の後、日本軍の真珠湾攻撃が開始される。それに先立ち、当時イギリス領のマレー半島にも奇襲攻撃。日本が覚悟を決めた瞬間だ。「トラ・トラ・トラ(我、奇襲に成功セリ)」・・・

日本軍は大戦果をあげる。白人の専売特許だと思い込んでいた飛行機を操り、800キロ爆弾を投下してくる「黄色いサル」の知能は「予測」以上だったと、まさか「白人よりも2千年遅れた頭蓋骨」の野蛮な原始人が、あの小さい飛行機でどうやって太平洋を渡ってきたのかと、攻撃してきているのは本当に日本人なのかと、実はドイツ人の見間違えじゃないかと、慌てふためいたルーズベルトは「日本軍のアメリカ上陸」に対し真剣にビビり、何としてでもシカゴで止めろと軍に伝えている。しかし、だ。

それから68年が過ぎて、今年も間もなく12月8日になるが、2009年の12月をみれば(4日)、日本国の外相と防衛相がそろって、アメリカのルース駐日大使に怒鳴られて叱られた。事業仕分けで褒められた友愛総理は、どうにかして米軍基地も仕分けして褒められたいし、でも、連立を組む「ど左翼」政党が揺さぶってくるから寝ぼけたふりをして誤魔化している。この件についてはママも助けてくれないらしい。阿呆な親は金と口だけ出すのだ。


すると、なんであんな阿呆の所為で、友愛総理に負けず劣らずの「恵まれた家庭」で育った俺様が、中国人様ならともかく、よりによってアメリカ人なんかに怒鳴られなきゃならないのかと、この国の外相は「もう限界」と疲れ切っている。顔色も良くない。明日あたりは仕事を休んでイオンシネマで映画でも観てゆっくりしたほうがいい。

そういえば明日、我ら夫婦も映画デートだ。あの、なんだ、カールおじさんの~というのを観る予定だ。はぶて師匠評価も「A」だったから楽しみだ。おまえは、アレだ、あれを観ろ。「ブラック企業に勤めているんだが、俺はもう限界かもしれない」みたいなやつだwwタイムリーだろう。ブラック内閣よww


http://www.asahi.com/politics/update/1205/TKY200912050426.html
<日米協議「もう限界」 岡田外相、普天間解決に危機感>


ンで、いったい何が「限界」なのか。友愛総理の相手が限界なのか。民主党の外交政策の阿呆さ加減が限界なのか。アメリカ人に怒られてまで外相なんぞやってられないという限界なのかと思ったら、なにやら「アメリカがもう我慢の限界」だと、そこらの居酒屋のおっさんでも言っていることを、今更ながらぼやいている。眠たいのか。

<同席者によると、岡田氏は岸本氏との会談で、これまで模索してきた嘉手納基地への統合について「難しい」と表明。「(現行計画は)日米間で煮詰まっていた話。元に戻って議論とはならない」「選択肢はもうない」などと、辺野古移設を受け入れるしかないとの考えを示した>


要するに、だ。日米関係に亀裂を入れただけだと白状しているのだ。相手も考えず、再考するも身勝手なもので、非現実的なもので、なんでもかんでも「政権取ってから考えればいいぢゃん♪」と国民を舐めていたとバレただけだ。

ンなもん、今更、自民党案を踏襲するだけならば、選挙前の民主党が沖縄で発した政権公約なんぞ、ただ、沖縄の人気(票)取りで、サトウキビのような甘い言葉で沖縄県民を騙しただけだ。沖縄県民と左翼の皆様を喜ばせただけですよと、ウソでしたと白状しているに過ぎない。ンで、もちろん、「重大な決断」とやらで揺さぶっていた「ど左翼」政党の党首も、4選を決めたばかりで党内のボンクラをまとめ切れていない。まぁた、嫌でもこれには即、噛みつかねばならない。どちらも「落とし所」など考えていない。無論、日本の国益など、己の立場の後の後、ましてや日本国民の生命と財産を守ることなど「ベスト10」にも入っていない。外交カードとイオンカードが同じだと思っているのだろう。残念、そのカードは使えません(笑)。


<ただ、鳩山政権は、辺野古移設を決断すれば、社民党を含めた連立政権がもたないと判断している。新たな策を見つけるのは極めて困難な情勢で、対米交渉上、新たな移設先の検討の余地がないなら、移設問題は暗礁に乗り上げる可能性が高い>


違う。もうとっくに暗礁に乗り上げている。だから、もう、このまま民主党は「国外、県外」と言い続けなければならん。今更「日米同盟の信頼関係が・・」など、口が裂けても言ってはならん。それでも、そう言うつもりならば解散総選挙との交換条件でしか許されないはずだ。あれもやる、これもできると言いながら、マスコミの流行語大賞「政権交代」にのっかって、やっぱり、自民党の後は大変だと、出来ると思ったがちょっと待ってと、これやったら困ることになるよと、やらなくってもいいよねと、やるだのやらんだのと国民を振り回し、挙句の果てには、なんの策も持たぬまま、いたずらに国際公約まで振り回して日本を苦境に立たせるのが「民主党のできること」だったわけだ。


こんな民主党に「自民党は長く政権に居すぎた」とか「自民党にお灸をすえねばならん」などと言って民主党に投票した人は子供手当楽しみですか。じゃんじゃんばりばり、お待ちしております、出ます出します取らせません(笑)。



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16世紀。植民地だったバージニアに住む白人は、自分たちは優れた文明人であり、インディアンは野蛮で劣っていると思い込んでいた。白人が勝手に、ずっとそうやって思い込んでいるのは構わないが、それでも目の前のインディアンの作るトウモロコシ畑には敵わない。文明人である白人よりも上手に、器用に、豊かに暮らすインディアンは認められない。とはいえ、インディアンは奴隷にもならない。挑戦的で逆らってくる。誇りを傷つけたりすると、白人様であろうがトマホークで頭をかち割られる。

困った白人様は、ならばインディアンは殺して、奴隷はアフリカから連れてこようと思いついた。だからその子孫は300年後、太平洋の向こうの「サムライ」も奴隷にならないことを知っていた。今度はトマホークではなく、冷たく光る日本刀が怖かった。


しかし、今の「どこかの奴隷政権」は怖くない。だから奴隷らしく怒鳴られる。

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