忘憂之物

日本にアメリカの基地はいらぬと言える日


平成16年の小泉内閣。衆院の委員会において、勤務実態のない厚生年金加入問題を指摘された小泉元首相は「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろだ」と述べて、国会を紛糾させた。いわゆる「小泉節」だ。後の安倍さんや麻生さんに比べれば、まだ、マスメディアも好意的に取り上げていた。

「独裁者」と言われ、実質、日本は良くならなかった。現在は「小泉政権の負の遺産」などと言われる郵政民営化も、小泉・竹中コンビで成した格差社会も、反日左派が大好きな「過去の反省」として扱われることが多い。そして、また、アレを繰り返すのか?いつまでソレを繰り返すのか?と国民を脅して騙し、徹底的な自民党叩き&民主党擁護によって、2009年度流行語大賞となった「政権交代」を成し遂げた。まさに「流行」だった。

小泉は「郵政民営化すれば、雇用も良くなる。経済も良くなる。外交も良くなる。全てが良くなる」と言って国民を騙した。鳩山由紀夫は「民主党にヤラせてくれれば、高速道路も無料になるし、子供手当は出すし、減税するし、老後も安心だし、国民生活がよくなる」と言って国民を騙した。なんだ、結局、国民は騙されるのかと溜息をつくのもいいが、ここに決定的な違いがある。

最近では「民主党の弱点は外交安保(だけ)ではなく、経済の成長戦略がないことだ」という意見も聞かれるが、つまるところ「どちらが日本を殺す速度があるのか」を問えば、やはり、外交戦略のなさが致命的だと、もうすぐわかるのだろう。


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091204/plc0912041102007-n1.htm
<普天間移設問題で首相「グアムも検討」 社民は歓迎>


「大事の前の小事」とは、大事を行う前の小事をおろそかにすれば、結局、その大事が成らないという警句である。この場合で例えると、アメリカとの同盟関係は大切に決まっているが、それよりも連立政権の維持が大切であり、アメリカという大事をとるためにも、社民党という小事をとるのだと、この友愛は言いたいことだろう。しかし、だ。

この民主党という政党、言うまでもなくコレだけではない。

「国民を釣るため」に用意された目玉政策、子供手当ですら「所得制限をつけるのかどうか」とやっている。他のものも「国民を釣るため」にだけ用意されたものだから、やるのかやらないのか?と、今頃になってもまだやっている。強引に通したモラトリアム法案ですら骨抜きだったりする。「一事が万事」こうである。それもそのはず、この政党の中身は社会党だからだ。

よく考えるまでもなく「手厚すぎる福祉」は社会主義の理念そのものだ。すなわち、「貴様ら愚民どもは、喰い物と金をやるから、何も考えずに働いて税金をたんまり払え。休みの日はテレビを見て民主党に感謝せよ。中国の製品を買って、韓国のドラマでも見てろ」ということだ。その間に外国人地方参政権やら人権擁護法案やら、売春婦に謝罪と賠償をし続けるための施設づくりやらが進む。ったく、小泉がかわいく見える。

政権をとるために・・・自公連立の既得損益を打破するために・・・といえば聞こえはいいが、なんのことはない、ここの「大物幹事長」が、己の保身と権力と金の拡大のために、旧社会党の「ど左翼」に魂を売り渡しただけにすぎない。事実、この「大物幹事長」はアメリカに見限られるまで、小泉純一郎もびっくりするほどの「ポチぶり」だったではないか。

また、この「大物幹事長」の周囲にいる連中も、今、総理大臣をやっている人間も含めて、所詮が「操り人形」である。これはマスコミですらそう伝えているが、唯一、マスコミ報道で的を得ているのは「民主党はボス次第」だということだ。このボスが日本の政界を引っかき回しているという報道だけが、悲しいかな信憑性を帯びている。


現状の日本を見れば、支那朝鮮という脅威を利用してアメリカが日本から金をせびる、それこそ「アメリカ主導」でなんでも決められるということは、無念ながらもその通りであろう。北朝鮮がミサイル実験をするから迎撃するミサイルもいる。支那が領海を侵犯するからイージス艦も買わねばならない。北朝鮮が日本人拉致被害者を返さないなら、拉致被害者家族はアメリカの大統領に頼まねばならない。同盟国の国民が拉致されたままなのに、アメリカがテロ指定国家から北朝鮮を外しても文句も言えない。冷戦時代からずっと続く、アメリカの前線基地&財布の役目を負わされている。これが今の日本だ。

しかし、だからといって、その「御主人さま」がアメリカから支那にとって代わっていいはずがない。「ど左翼」どもはこれをしようとしている。所詮は「アメリカを利用」しているに過ぎない。つまり、アメリカは「支那朝鮮の脅威」を、支那朝鮮は「アメリカの圧力」を利用して、いずれにせよ、日本を喰い物にしようとしているだけである。

ならば、マトモな政治家はどう考えるか。その答えは実に簡単だ。

したたかな外交をもって、毅然とした態度をもって徐々に日本が国力をつける他ない。これが常識であり、いわば、どこの国でも知っているやり方だ。そして、日本で言うところの「国力」とは、これはもう、明確だ。軍事力しかない。わかりきったことなのだ。

それこそ、小泉の「郵政民営化すれば全部良くなる」ではないが、日本が本気で軍事力を強化し、その国力に見合う責任が果たせるとき、日本が抱えるすべての問題は劇的に改善するだろう。武器の輸出も「普通の国」として必要だ。爆発的に売れるだろう。

そもそも「世界で最も大きな商売」である“武器”を、なぜに日本だけが扱えないのか。車やテレビを売ってこれほど大国になった日本が「世界で最も売れる商品」である“武器”を開発して売れば、一気に世界経済が変わるだろう。こういえば左側からわぁわぁと騒ぐ声が聞こえるが、ンなもん、日本が武器を売らない今の世界では戦争がないのか?あんたらの大好きな中国様は、何を売って儲けているのだ?毒入り野菜か?毒入り漢方薬か?

左手で人的支援をしながら、右手でテロリストに武器を売る中国みたいな国があるから、世界はまだ戦争ばっかりだと、なぜに考えられないのか。


そして、だ。


そうなって初めて、



日本にアメリカの基地はいらない



と言えるのだ。自力で国を守る術もなく、軍事力はいらないというのは悪質な嘘話である。「なぜ世界で2番目ならダメなんですか?」と真顔で阿呆なことを言っている場合ではない。みんな一番を目指す、もしくは、少しでも順位を上げようとする努力の集合体こそが国益となる。おまえが「クラリオンガール」だったとき、その時も『2番目で良い』と思っていたのかということだ。みんながトップを目指す、少しでも勝つ方向で邁進することが健全だとなぜわからない。

アメリカに出て行けと言うだけの人間は、日本を支那朝鮮の好き勝手にされたいという変態だ。支那朝鮮は出ていけ、アメリカ様の基地は大切にしろ!と言うだけの人間は、単なるアメリカの犬だ。日本人ならば、日本の国にモノ申せ。
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