忘憂之物

クリスマスケーキ>日本の安全保障

民主党も間違って政権とってなければ――――

今頃、いつものようにクリスマスに向けてケーキとチキンを予約したり、もうすぐ正月だね、そうだねと、いやぁ、一年って早いなぁ、今年の汚れは今年のうちに、大掃除を兼ねて悪さしてる証拠とかも一緒に捨てちゃって、にっこり年が明けたらおめでとさん、北京に年賀状は届いたかなぁうふふと、元旦になったら初詣。支那詣は12月に済ませちゃったからね。

ンで、来年こそは政権交代できますように、ぱんぱんとしてれば、それだけでまた一年、先生先生と呼ばれて国のカネと人のカネで飲んで歌って大騒ぎ。仕事なんて国会で自民党相手に文句言っていれば、それだけで最低でも年間4千万円もらえるという高待遇。若干名募集とやっておればよかったのに、何を血迷ったか政権与党になんてなっちゃうから、クリスマスも正月もアメリカが気になってしょうがない。国内はどうにでもできるだろうが、鳩山のママもアメリカはどうしようもない。

ンで、アーミテ―ジも「どうなってるの?」と東京にやってきた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120700892
<普天間、首相の姿勢批判=アーミテージ氏>

<自民党の谷垣禎一総裁は7日、都内でアーミテージ元米国務副長官らと会談した。アーミテージ氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「なぜ日本政府が今、結論を出さないのか分からない。鳩山由紀夫首相は日本の安全保障をどう考えているのか」と述べ、結論を先送りしている首相の姿勢を批判した>


「鳩山由紀夫は安全保障をどう考えているのか?」


しかしその頃、我らが友愛総理は「小沢の幻」と会っていたという。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091207/plc0912072034012-n1.htm
<【鳩山ぶら下がり】「(小沢氏の)幻と会った…」(7日夕)>


「鳩山由紀夫は安全保障をどう考えているのか?」と問われれば、まるで、我らが友愛総理が何も考えていないみたいではないか。これを『不思議な支持率60%』の内閣として、また、優秀なる日本の有権者の民選なる政権政党に対し、あまりに失礼ではないか。それにちゃんと「幻」をみるほど、日本のボスには入れ込んでおられる。ンなもん「鳩山由紀夫は安全保障をどう考えているのか?」と問うならば、それはちゃんと、「あぁぁ・・平和だったらいいなぁ・・・ああ・・・」と考えておられるに違いない。

それに、日本の安全保障は「平和」に決まっておる。理由もなく平和な状態、常に平和、何事もなく平和、作戦は平和、合言葉は平和なのである。もう、なんか最近、平和憲法9条ですらモノ足りん。もっとちゃんと憲法で定めよう。



こうだ。



にほん平和憲法第1条:1項――日本は平和とする



完璧じゃないか。憲法で決まってるんだもんな。これでずっと護憲してればいい。

つまり、どんな状態であれ、日本は「平和」だということだ。もう外交も大根もない。戦争もホウレンソウもない。朝日がまた提灯記事を書き始めているが、それももう、平和ということでいい。

http://www.asahi.com/politics/update/1207/TKY200912070386.html?ref=doraku
<会った?会わない? 首相と小沢幹事長、発言食い違い>

<鳩山氏と小沢氏の会談は、当日は公にされなかった。小沢氏が否定し続けたのは、政治家同士の「密談」を明らかにするのは信義違反という考えによるものと見られる>

<小沢氏が否定し続けたのは、政治家同士の「密談」を明らかにするのは信義違反という考えによるものと見られる>

<見られる>のである!!

見ちゃっていればいいのであるのであるのであるのである!



ンで、民主党は「今回の政権交代に尽力したとされる」地方組織を表彰するという大盤振る舞いである。さすが、自民党とは違う。信賞必罰。ふぁっしょ!ふぁっしょなのである!


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009120700824
<「優秀地方組織」を表彰へ=民主>

支那みたいだとかいわないの!そこ!まんせーとかいわないの!


<民主党は7日の常任幹事会で、先の衆院選で優秀な成績を収めた都道府県連を来年1月16日の党大会で表彰することを決めた。政権交代への貢献度が高かった地方組織を明らかにし、来年夏の参院選に向けて党内を引き締める狙いがある>

「党内を引き締める狙い」の前に、裏を返せば「尽力しなかった地方組織は冷遇される」という「狙い」を見逃してはならない。もう、この日本で息をしていたいならば、民主党に逆らってはいかん。民主党の1年生議員のブログとかに悪口書いている奴!気をつけろ(笑)!!コメント欄を荒らしている奴!もうやめとけ(泣)!ちなみに私は書いてないぞ!!

その点、「虹の会」は大丈夫だ。なんだかんだいっても「長尾敬」の応援をしていたからな。ま、中には文句言ってた奴もいるようだがな。自分のブログに「もう(長尾敬は)いいじゃないか」と書いた奴も知っている。公然と「がんばれ!三宅博!」と言ってた奴を知っている。うむ。つまり私だ。殺さないでくれ。あと40年。




ま、話をまとめると、だ、

日本は自民党政権のころから「安全保障」については異常なのであるから、それがさらに友愛となって、もう、異常も異常、外国の元国務副長官から「何考えてるんだ?」と呆れられる始末なのである。世界の「普通の民主国家」が建国以来、至極当然に有する「軍隊」というものを、もう、間もなく2009年も終わろうとしているこのご時世に、まだまだ延々と議論している国があるなど、どこの民主国家が信じるというのか。しかも、その議論とは「やはり自衛隊は軍隊じゃない」「日本はともかく平和を希求していればいいんだ」と真っ逆さまに転落し続けている。5万人の航空自衛隊のトップが「日本は良い国だ」と言ったら辞めさせられる国だ。まさにリアルに「日本の空を護っている」トップを、それこそマトモな議論すらせず辞めさせるような国なのだ。

アメリカだけではなく、諸外国から「何を考えているのか?」と馬鹿にされても致し方ないほど異常なのである。それで喜ぶ国は、当たり前だが「その国」に資するから、すなわち国益になるからに過ぎない。「日本に軍隊がなくて感謝する国」の意図についていえば、友愛のコントロールをしている政治屋、いや、選挙屋は確信犯だが、その取り巻きは「本気で分かっていないのではないか?」と危惧することも否めない。本気で「愛のテーマで話せば分かってくれる」と信じているのではないかと思しき、腐臭のする呑気が国会から漂ってくる。


長尾敬が馬鹿にする「ネットウヨク」とやらが、いったい誰のことを指すのかは知らないが、ともかく、インターネットを観ていると、とくに支那朝鮮は異常な国だと書いてある。もちろん、それもそうなんだろうが、ある意味その「ネットウヨク」とやらが大好きな日本という国も、相当に異常な国だと思い知ることができる。ま、どのくらい日本が異常かといえば、だ。


例えば、昨年の9月。デンマークの海軍がソマリア沖で海賊船を捕らえた。調べてみると、中には海賊が十数名と自動小銃からロケットランチャーまで積んでいた。デンマーク海軍は海賊こそ6日間の拘束で解放したが、海賊の大事な武器類は没収した。

日本人は上記の例を読んで「なんだ、そんなの普通じゃん」と言えるだろうか。それとも「6日間も拘束するなんて、海賊の方々に対する人権侵害だ」と思うのだろうか。没収した武器にしろ「縄梯子は返すべき。縄梯子には平和的な利用法がある」とかやるのだろうか。

デンマークには海賊に対処する国内法がない。そこは日本と同じだ。しかし、日本と違って海賊船を捕まえて臨検することも、武器を没収することもする。なぜか。

それは海軍だからである。軍隊だからだ。軍隊の権限に伴う軍事行動なのである。それが「軍隊」なのであろう。「軍隊」と呼ぶ所以なのだ。「自衛隊」のように「自分で自分を護衛する」などという、当たり前すぎて恥ずかしい呼称をつけている国はない。

これが海上自衛隊だったらばどうか。海賊による違法行為を確認し、それを報告して「海上警備行動」が命令されねば、海賊船に「止まれ、こら」ということすらできない。海上警備行動が発令されても、船内に乗り込んで調べるのは海上保安官だ。海上自衛隊は軍隊ではないから、平時における安全確保のための取り締まりの権限すらないのである。

同じくソマリア沖で、イギリス海軍が海賊をみつけて「止まれ、ごるあ」とやった。海賊は止まらず発砲してきた。イギリス軍は即座に反撃。海賊3名は射殺されて17名が捕まった。イギリス海軍は「自衛のため」と胸を張った。もちろん、海上自衛隊でも反撃はできる(自衛隊法)。しかし、そこにも日本らしい取り決めがある。「比例原則」というやつだ。

要するに、海賊がピストルで撃ってきたらピストルで反撃せねばならない。ウソップが乗っていてパチンコで「火薬星!」とか言って攻撃してきたら、こちらもパチンコでやり返さねばならない。砲撃して沈めてしまったら過剰防衛だ。そして、もちろん、忘れてはならないのは「自衛隊の反撃」である場合に限られる。もし、私が海賊なら、日の丸をみつけた場合、「反撃不能な武器」を構えて、確実に命中する距離まで迫る。一発で沈めればいいわけだ。こちらが発射して命中するまで反撃してこないとわかったら、海上自衛隊員の命など、いくつあっても足りるはずもない。

それに、万が一、事故でも起こしたら大変だ。

インドの海軍が海賊船に「止まれ。カレー喰わすぞ」とやったら、海賊はカレーが怖くないのか「近づいたら攻撃するぞ?ああぁ?」とやり返した。怒ったインド海軍は、なんともスパイシーに砲撃した。いや、しかし、このカレー、問答無用である。

あえなく海賊船は撃沈。しかし、その船は「海賊に乗っ取られたタイの漁船」だったと判明する。タイの民間人が十数名犠牲になった。

これがもし、海上自衛隊だったらどうなるのか。

先ず、撃沈しているから過剰防衛だ。如何なる場合においても「逮捕」せねばならないから、沈める理由はないという解釈だろう。海賊であれ山賊であれ「話せばわかる」ということか。そういう奴には是非、現場で「話し合おう!」とやって欲しいのだが、そんな勇敢な「ど左翼」はみたことがない。

また、そこに民間人が乗っていたとなれば大変だ。民主党ならばともかく、自民党ならば時の政権は「即死」だ。さらに海上自衛隊の乗組員は「特別公務員暴行陵虐容疑(一般刑法)」で、なんと逮捕される。日本には軍がないから軍事裁判がないためだ。



だから舐められる。だから損をする。だから小物が威張るのだ。


んで、

アーミテ―ジさん、それでも聞きますか?安全保障がなんたらと。
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