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忘憂之物

鳩山氏が引退表明いったん撤回、結論は来春に

鳩山氏が引退表明いったん撤回、結論は来春に

鳩山前首相は17日、北海道苫小牧市で開いた自らの後援会の会合で、6月の首相辞任時の引退表明をいったん撤回し、2011年春の統一地方選の頃まで結論を先送りする考えを示した。


 鳩山氏は辞任表明した6月2日、首相官邸で記者団に、「次の衆院選には出馬しない」と明言した。鳩山氏は17日の会合で、「首相経験者が(国会議員に)あまり長くとどまるべきでない」と持論を述べる一方、「後援会に相談せずに結論を出そうとしたことに対して、あまりにも唐突だと(批判された)。今日は結論を出すつもりはない。国益に資する自身の身の振り方を考えたい」と語った。

 さらに、北方領土問題やアイヌ問題の解決に意欲を示し、「(国会議員の)バッジを外した方がやりやすいのか、やりにくくなるのか。来年の統一地方選の頃を一つの目安に、(後援会の)話を聞きながら対応を決めたい」と述べた。






たしかに「時には泥をかぶるのもサムライ」だとかいう。一度口に出したからとはいえ、それに固執することによって道を外すことを戒める意味だ。また、よく有言実行とも言われるが、実はこんな熟語はない。これは「無言実行」からきた造語だ。すなわち「言ったことをやる」のは褒められることではなく、至極当然のことであった。本来は「すべきことは言わずともすべし」の無言実行、こちらが何も言わないのに「病気を治します。怪我も治すことに全力を尽くします」というお医者さんがいないように、すべきことは黙ってするのが当然である。警察官が「犯罪者がいれば交番まで!」と言って歩くこともないし、魚屋さんに「魚ありマス」とも書いていない。

また、どうも「有言実行」はレベルダウンする傾向にあるようだ。それはたぶん「できることしか言わない」からであり、それは往々にして「当たり前のこと」だったりするからだ。しかし「出来ないことを言う」ことは「やらないことを言う」よりはマシだ。前者は「結果としてのウソ」、後者は「計画的なウソ」である。


政治家が「クリーンな政治を約束します」というのは、私は税金で私腹を肥やしたりしません!と言っているに等しい。威張ることでもない。全力で頑張ります!も当然だ。就職した経験もない政治家先生は知らないかもしれないが、社会に出て働くということは、あくまでも前提として「全力で働く」ことになっている。企業の面接でそんなことを言えば、笑われて落とされることになる。また、子育てしながら、プロスポーツ選手もしながらですが、この会社で全力を尽くします!と言ったら「普通の会社」ではまず採用されない。柔道で五輪を狙いながら、赤子を育てながら、プロ野球選手の妻もしながら、国会議員もします!と言ってなれるのは、日本では「民主党の議員」という特殊な職業だけである。

しかし、まあ、民主党政権になって10カ月。まさか、それ以下の人間がいるとは思いもしなかった。「言ったこともやらない」のではなく、つまり、言っていることとやっていることが違う、というレベルですらなく、これはもう何度でも書くが「言っていることと言っていることが違う」という空間に彼らはいる。我々は社会生活において「そういう人」がいれば、ちょっと気を使って道を譲ったり、買い物でもしていたら、ちゃんと買えるかどうか遠くから見守ったりする。それが社会通念上、健常者としての義務でもあろう。

前総理大臣のこの子のお母さんは何をしているのか。これはもうネグレクトではないのか。60過ぎているからといって我が子に変わりはあるまい。児童福祉センター職員は保護者に電話せよ。この子は叱られているのに鳩のモノマネをしたり、妙な服装で出歩いたりと奇行も目立つ。親も「人様に迷惑かけるな」とは教えていても、なかなか「国に迷惑をかけるな」とは教えない。もう夏だし、誰かプールにでも連れて行って遊んであげてほしい。
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