忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.16

2008年12月18日 | 過去記事
平成20年12月16日
アメリカ大統領に靴を投げたイラク人記者が「英雄扱い」だとか。見事に避けてみせた大統領の反射神経はともかく、反米感情のこびりついた「かの地」で演説を行うにしては、あまりにお粗末な警備であった。▼記者会見の席だとはいえ、もし、あれが「10インチの靴」ではなく、有毒ガスや爆発物だったら、そんな悠長なことは言っていられまい。あれがアメリカ流の演出なのか、ちょっと考えられない出来事ではあった。▼また、ウソかホントか知らないが、イラクでは「靴を投げる」とか「靴で叩く」ということは「最高の侮辱」であると朝日新聞が書いていた。フセインの銅像が引き倒されたときも、使用されたのは多くの「靴」だったという。▼そういえば、支那共産党が北朝鮮に援助する物資の中でも「靴」は重宝される。それを労働党の幹部が横流しして人民に闇値で捌くらしい。▼「投げつける」ほど余裕はないだろうが、心配せずとも、空爆もしていないし、捕虜の虐待もしていないし、なんと言っても「テロ国家指定解除」で「靴」が飛んでくる心配はあるまい。▼そのかわり、日本に飛んでくるのは「靴」では済まない。

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