3基本政策の具体策、公募へ 新党「国民の生活が第一」(朝日新聞) - goo ニュース
<新党「国民の生活が第一」は、党が掲げる三つの基本政策「地域主権」「反消費増税」「脱原発」の具体的な各論について、一般からアイデアを募る方針を決めた。これら3政策の党の基本方針・骨格については、小沢一郎代表が1日午後に発表する。
政策の各論を募集するのは「党の基本政策に対し、広く国民に関心をもってもらうため」(小沢氏の側近議員)という。地域主権については、国から地方への財源移譲の具体的手段などについて、脱原発では代替エネルギーの選択のあり方などについて、個別具体の政策を募るという。
1日午前には、国会近くのビルに設けた党本部の開所式をした。小沢氏はあいさつで「まだまだ小さな城だが、何としても来るべき衆院選で政権を奪取したい。(衆院議員任期満了の)来年8月までには大きな城を構えることができるのではないか」とした>
どこの高齢者施設でも同じようなものだが、どこでも「笑顔を忘れないように」とか「正しい言葉遣い」とかポスターが貼ってある。これは貼ってあるだけで「ちゃんと取り組んでいます」みたいになる。ま、ちゃんとやっているところがあれば謝る。すまん。
でも、実際に実習で世話になった施設でも、手鏡で「笑顔の口元チェック」とかやったあと、全員がマスクをしたから笑った。挨拶もない職場に笑顔なんかあるかい、と思ったら、私だけがニヤニヤした笑顔だった。落語みたいな施設だった。
私が勤めている施設もやっている。これはもう、ずっとやっているらしいが、もちろん、全然ダメ。いや、中には「丁寧な言葉遣い」が出来ている人もいる。この人は夜中に「眠れない」と訴えるお婆ちゃんに「寝てください」を無表情で連呼する。いや、眠れないのよ→寝てください。いや、だから、あの・・・→寝てください。足が痛くて、あの・・・→寝てください。もしや、これが噂の「介護ロボット」かと思ったが、ちゃんとメシも喰っていたから人間だとわかった。
正解はパンフレットにあった。眠れないのよ→どうされましたか?だ。私の場合は「眠くないなら起きてていいよ」だから介護職員としては失格。福祉介護の未来を背負う若者は真似しないように、と願うばかりだが、先日、施設の上長から「意見が欲しい」と言われた。節電で暑い会議室の中、ヒマそうな何人かが座っていた。問われたのは「どうすれば言葉遣いとか接し方とか、良くなるんだろう」だった。私は夜勤明けだったから早く帰りたい。正直、そんなこと知るかい、と思ったが、うぅ~んそうですねぇ~と考えるふりをした。ちょっと寝てた。
しかし、だ。こちらが眠気を堪えているのに、この人らは眠たいことばっかり言う。「標語を作りましょうか」とか「新しいパンフレットを作って配りましょう」みたいな、よくまあ、こいつら、これで給料取ってるな、と思うほどのアレだった。このまま鼾をかいたら危ないと思った私は仕方なく参加した。ところで、前のパンフレットは?
寄せ集めだった。どこかの研修とかでもらったモノ、あとはネットで拾ったモノ。これを職員の人数分コピーして配って成果が出るなら、世間のサービス業は人材育成に経費を使わないで済む。先ず、自分らで作れと、話はそれからだと。
「施設のオリジナルがない理由はなんでしょう?」
さっそく、全員が黙ってしまう。互いに顔を見合わせる。欠伸が出た。
私も以前、パチンコ屋の接客レベルでも、指導する従業員には接遇検定を受けさせた。社の経費を使ってテキストを書い、試験を受けさせ、社の時間を使って研修もやった。
「OJTでもやってみますか?」
おーじぇーてぃ?だった。欠伸がまた出た。私は頭を振って眠気を払い、ちゃんと坐り直して、ちょっといいですか?と話をした。
問いたいポイントはいくつかあった。先ずは「本気度」だ。コピーした紙の束を配っただけで「なんでできないんだろう?」は本気を疑われても仕方がない。ヒマでケツが痛くなったからやっているだけ、と思われても言い訳できない。良くも悪くも現場は忙しい。管理職の道楽に付き合っていられない。私は「餃子の王将」を例に出した。
「餃子の王将の雇われ店長が高級中華に行って感動。それを店のバイトにやれと言う。これ、できますかね?」
やり方は同じ。どこかの接客マニュアルをコピーして配る。さて、今日からコレをやれと。
天下りの施設長はしばらく黙ったあと「無理でしょうかね・・・」と言った。私は即断定。
―――無理です。これが可能ならマクドナルドは膨大な経費を使ってマニュアルを作る必要がなくなります。高級ホテルの従業員はサービスに誇りが持てなくなります。そこらのビジネスホテルでもやれることなら、それはもう、すでに一流の定義が壊れます。
それから「飛躍」が過ぎます。「挨拶をしましょう」ができないのに、申し訳ございません、が言えるわけないでしょう。せめて利用者さんに対する「おい」とか「こら」を止めさせるところからです。自転車に乗れないのにジャンボジェットを操縦させるようなモノです。
それからその「丁寧な言葉遣い」とやらのニーズはどこからでしょう?我々に、申し訳ございません、とか、かしこまりました、と言って欲しいのは利用者さん本人?それとも家族様?それともまさか、施設?
「・・・!!・・ど、どちらもです・・・・」
そうでしょうか。我々が昼時、1000円だけ持って昼飯を喰いに行くとします。そこで餃子の王将に入る。求めているのは低価格でボリュームがあって、そこそこ喰える昼定食です。ここで従業員が「いらっしゃいませ、どうぞ、お席までご案内します」と来て、値段が2500円になるとすれば、私ならお断りします。それよりも活気がある「いらっしゃい!」が欲しいし、安くて早く提供して欲しいと思います。だから「餃子の王将」に行くんです。
「ここは餃子の王将だと言うんですか?」
餃子の王将がなにか悪いですか?立派に成り立っているし、利用者には喜ばれていると思いますが?この中で「王将の餃子食べたことない」という人いますか?みんな大好き、みんなの人気者じゃないですか。私も家族とよく利用します。知り合いにファンもいます。
現実を見ないと。この施設はお客さんに「いらしゃいませ」を言わないんです。餃子の皿を投げつけるんです。「餃子の王将」の足元にも及ばない。私が来たばかりの頃、ここは車椅子を走り押している馬鹿がいましたよね?お忘れではないと思いますが?それから、いま、ようやく、そんな馬鹿がいなくなったわけです。それでも、まだまだ、乱暴な言葉遣いの人がいます。命令口調、呼び捨て、粗雑な言動は少なくありません。そんなレベルなのに、申し訳ございません、は高望みしすぎです。焦らず、着実にやっていかないと。
直属の上司を職場内で「ちゃん付け」で呼ぶ。先輩でも上司でも勤務時間中のタメ口を許す。これを放置しておいて、利用者さんにだけ、かしこまりました、は気持ち悪いです。スキンシップとやらでお婆ちゃんの鼻をつまんで遊ぶ職員を指導するのが先です。
―――ということでよろしいでしょうか?
居並ぶ連中は納得していない、というか、なんか、不機嫌になった。
―――まだ、なにか?
「それを具体的にどうやっていくのか・・・それが問題ですな」
お前らの頭は帽子掛けか?と言いそうになったがぐっと飲み込み、それはまた、今後ともに考えて参りましょう、ということで立ち去った。そろそろクビの周りが寒くなってきたが、日本の政権与党もキャッチフレーズを小沢に盗られて「キャッチフレーズ募集」。盗った小沢新党は「基本政策を一般募集」。田舎の老人ホームがコレでも仕方がない。
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