忘憂之物

あいどんとあんだすたん

■2009/10/12 (月) あいどんとあんだすたん 1

英語が苦手だ。というか嫌いだ。中学生のころからダメだった。

「難しい」とかではなく「わからない」のである。考えた先にある「何か」ではなく、所詮は「外国語」であるから「知っているか知らないか」だけのもんじゃないかと思っていた。いや、それは負け惜しみも含めて今でも変わらない。

台湾に行った時もパラオに行った時も「ぐっどもーにんぐ」とか「そーりー」とか「さんきゅー」とかふざけたレベルだった。台湾は会長がいて助かったし、パラオでは妻がいた。それにどちらも、なんとなく普通に過ごせた。親日の国だからとかではなく、やはり、ある程度は「日本からの観光」というものが考慮されているのだろう。ホテルなんかでも「じゃぱにーず」と言えば、日本語で対応してくれる人がいたりする。パラオでは当日に予定を変更したり、居酒屋を探して出かけることもできたし、初めての海外となった台湾でも、夜中にひとりで出かけて行って「台北の夜(むふふ)」を堪能することもできたむふふ。

それに「英語が話せない」ということは不便かもしれんが恥ずかしいことではない。外国人が日本に来て外国語で話しかけられても戸惑うことなど何もない。ここは日本だ。また、だからといって「カタコト」の日本語で話しかける外国人を見ても「教養のない外人だなぁ」とも思わないのも当たり前だ。「少しは勉強してこいよww」と思うかも知れんが、まあ、その程度だろう。だから、外国に出かけて日本語で話すことは普通のことなのだ。もちろん、困ることも普通なのである。土産話にもなる(笑)。

「2」へ

■2009/10/12 (月) あいどんとあんだすたん 2

だから日本の友愛総理が英語で演説してもすごくない。また、その場合、とくに便利でもなかろう。いや、日本の総理大臣なら「日本語で話す」ことにこだわってもよかったかもしれない。というか、むしろ「友愛」などという、日本語堪能な日本人ですらが「??」となるような日本語を用いて喜んでいる友愛総理が不気味なのだ。んで、その不気味な友愛総理が嫁さんと祭りに行ったと毎日新聞が書いている。良い御身分である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091012-00000000-mai-pol
<<鳩山首相>お祭りでもみくちゃに 夫人と夕食後に立ち寄り>

どこの“お祭り”なのかと思って記事を読んだら、東京の「用賀神社」の例大祭のことだった。御祭神は天照皇大神、応神天皇、菅原道真公である。ところで、「靖国神社には行きません」と明言している友愛総理は、その東京都世田谷区用賀町には「東条英機の私邸(跡)」があるのをご存じだろうか。もちろん、そこに顕彰されているわけではないが、何とも皮肉な場所ではしゃいでるなとわろた。支那共産党に言いつけてやろう。

また、天照皇大神、応神天皇と共に御祭神として祀られている菅原道真公、つまり「天神さん」も北海道から九州まで、日本のあちこちに祀られている。それは天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)と同じく「分霊(分祀)」されとるわけだが、友愛総理はそこで「あれ?ンなら靖国からA級戦犯を分祀したら増えるじゃん♪」とお気づきにならないのだろうか。無宗教の国立追悼施設であろうがなんであろうが、神様として祀ったら「生きてる人間の勝手で消し去ったりできない」というくらいわからんのだろうか。友愛が足らんのと違うか。普通の日本人ならば「道真公の怨霊が平安京の町に雷を降らせた」ことなどを教えてもらい、くわばらくわばら、どうか安らかにお眠りくださいと「畏怖」するのではないか。それを政治的理由で「邪魔だからどっかやれ」など、くわばらくわばら、なんと恐れ多い、さすがは唯物論者、共産主義の亡霊、無神論者の友愛教の教祖である。

「3」へ

■2009/10/12 (月) あいどんとあんだすたん 3

ンでーーーー

まあ、それはともかく、この記事だ。怖いわ。

<鳩山由紀夫首相は11日、東京・用賀で幸夫人と夕食を取った後、料理店の前にある用賀神社の例大祭に立ち寄り、人々にもみくちゃにされながら握手や記念撮影に応じた。

午後8時45分ごろ、鳩山首相が店を出ると、一目見ようと集まった人々が「きゃー、すごい」と声を上げて握手を求めたり携帯電話で撮影しようとして、屋台が建ち並ぶ一帯は大騒ぎに。鳩山首相は写真撮影にピースサインで応じたり、車の屋根の上に身を乗り出して握手するなどサービス満点だった。

人だかりをかき分けて首相と握手した世田谷区の女子高校生(18)は「『大丈夫?』と声をかけて気遣ってくれた。思ったよりしっかりした印象だった」と興奮気味だった>

どこの友愛アイドルだ。これで故人献金で捕まったら、その女子高生は「ハトぴーを釈放しろ♪」とか言って湾岸署に脅迫電話するんじゃあるまいな。それで保釈でもされて痩せてたら「おいたわしや~~」と泣く「市民」を報道する気なんだろう。嗚呼、どっかの独裁国家を思い出す。「マッカーサー様、ありがとうございます!」と書いたマスコミも思い出すというか、その頃は私は生まれていないのであった。

うん。不気味だ。何か懸命に「守っている(擁護している)」ではなく「隠している(隠蔽している)」でもなく、なんか・・・「見せている(歪曲している)」感が否めない。そして誰に(どこに)見せているのかといえば、もちろん、北京だ。

「4」へ

■2009/10/12 (月) あいどんとあんだすたん 4

「歴史を直視する勇気がある政党」とか「外国人参政権には前向き」とか「東シナ海を友愛の海に!」などいう総理大臣はほら、日本国民から圧倒的な支持を受けてますよと、過去の自民党総理とは違い、ほら、こんなに人気がありますよと、「過去の戦争被害者に対する責任を果たす(金払って謝ります」」と公言する総理大臣は日本国民の「民意」からなる存在ですよとアピールしているのではなかろうかと思ってしまう。

国内問題が山積していることは言うまでもなく、外交問題にしても近状の日本に悠長な話などひとつもない。領土だけではなく国民までもが攫われている現状をして、その当時国のリーダーとしての振る舞いとしては、もはや「阿呆ほど呑気」と国民の目には映っているのではなかろうか。今月末、ようやく臨時国会を開くらしいが、そこでも日本国の内外に厳然として横たわる諸問題ではなく、野党・自民党は「政治と金」で攻勢をかけようとするだろう。マスコミは辟易したふりをしながら、「国益に関する議論をせよ」と「経済対策が優先されるべき」と「弱者救済が急がれる」などとして、今度もまた自民党を叩くのかもしれない。どうせ視聴者はそのほうが喜ぶと、ワイドショーは盛り上げるのだろう。

“お祭り”で記念撮影されただけで、あれほど持ち上げるマスコミだ。仕事をせずとも叩かないし、失言・暴言も報道しない。つまり、どちらも「仕事」をしない。

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少し前、日本語の「もったいない」という言葉は英訳できず「MOTTAINAI」という、そのままで使われているとテレビでやっていた。日本語には英訳しても意味が伝わらない、真意が伝わらないという言葉が多いらしい。なんとなく「日本独特の価値観」は伝わらないのだという。日本人の「文化」や「国民性」なども理解されにくいという。

「5」へ

■2009/10/12 (月) あいどんとあんだすたん 5

例えば「過労死」もそうらしい。これも世界では「KAROUSHI」とされる。「疲れて死ぬほど働く」など世界の国々を見渡しても、そう見つかる価値観ではないのだろう。だから、それを表す言葉はないんだそうだ。ま、これも用賀神社の天照皇大神ですら機を織る日本とは違い、アダムとイブが「禁断の果実」をかじった所為で課せられた「労働」という「罰」を受けるキリスト教の価値観の差異であろうが、たしかに「死ぬほど働く日本人」は自慢にならんとしても、「労働」を「朗働」とも書ける日本的価値観は嫌いになれない。「朗らかに働く」日本人の国民性は、やはり世界に誇れると私は思う。

そして、では、なぜ、日本人は働くことが「死ぬほど」好きなのかと考えると、だ。

私は「人の役に立ちたい」という観念が育っているからだと思う。集団、組織、団体、家族、地域、そして国などの共同体の中で「自分ができること」を大真面目にやり続けることの「意義」を理解しているからだと思う。また、世のため人のため、一所懸命にコツコツとやり遂げるには「使命感」や「正義感」は欠かせないモチベーションだ。

なるほど。

どうりで友愛総理は所信表明も故人献金の説明もせずに遊んでいられるわけだ。
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