忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

立民代表選「情勢は混沌」、各グループが動き活性化…「推薦人20人」の壁

2021年11月06日 | 忘憂之物




アメリカのメディアでは小室圭、眞子夫妻のことを「まこむろ」と呼ぶことにしたとか。卓球の「じゅんみま」とかバドミントン女子の「たかまつペア」みたいにしたいのか。よくわからんが、とりあえず苗字と名前で組み合わせてるのがヘンだ。バランスがよろしくない。

それに旦那の「けい」が探してもいない。また、このまま「こ」を入れると「まこ・こむろ」で実に普通のことになっている。所詮はアルファベットの国だから言葉で遊ぶのもしんどそうだが、ここはひとつ、往年のプロレスファンとしてセンス抜群を紹介せねばならない。

「テンコジ」でも「鶴竜コンビ」でもいいが、やはりここは「BI砲」だ。言葉にするだけで少し興奮するが、アルファベットを馬鹿にしてからアルファベットを推すのもセンスの抜群ポイントだ。つまり、この際、いっそのこと「まこ」を外して「かよ」を入れる。こむろ・けい・かよの頭文字で「kkk」とか格好よろしい。

「kkk」の「愛称」で米メディアに紹介などされると「BLM」なども空港までお祝いに来てくれるかもしれん。ともかく、早く渡米して勝手にしてくれ。シンプルにみたくない。



ところで最近、コンビ名で秀逸だったといえば「立憲共産党」だ。略称もすでにあって、比例では「立共」と書けばちゃんと無効票になる。

衆院選では残念な結果だったが、縋るように赤旗を読んでみると志位委員長の「野党共闘には一定の効果があった」に安堵した。「値打ちがあった」「今後もチャレンジする」とのことである。たのもしいものだ。さすがジーパンが似合う書記長、と紹介されるだけのことはある。

もちろん、枝野代表も投開票日には同じように言っていた。「一定の効果はあった」「責任を取るのは違う」。多くの「立共」支持者は、これで来年の参院選も戦える、と安心したものだが、なんとも辞任してしまうとのことだ。

しかし、さすがは立共である。どうやっても7人しか出れない代表戦に、昨日時点で10名以上が「意欲を示す」とか「出馬の意向」とされている。このパターンはおそらく、最後に菅直人かなんかが「じゃ、おれが」「どうぞどうぞ」という伝統芸を彷彿とさせる。



というか、そもそもの「旧民主党」は平成8年に鳩山兄弟がオーナーになって発足したが、当時は衆参合わせて50名ほどの議員。それも過半以上が社民党系議員だった。自民、新進の保守二大政党。そこにできたリベラル政党、もっと左には共産党があるという構図だ。ここに民政党、民社党系議員が加わり、自民党からも何人かが合流した平成10年から、ずっと、この人らが同じようなことをしてきたのは周知のとおりだ。それから四半世紀になる。

イギリス労働党の前身である「独立労働党」がラムゼイ・マクドナルド政権をつくるまで28年。その数年後には下院で過半数を取るが、日本の場合は1996年に130議席を超えた「民主党」が政権交代するまで13年しかかかっていない。さすがに3年半でひっくり返したが、それからもこの人らは分裂したり、くっついたり、名前を変えたりしながら弱体化しつつも生き延びてきた。

そして今回、志位委員長が言う通り「初めての試み」として、ついに共産党と野党共闘までに至った。なぜだか福山幹事長は議席が減るとは「夢にも思っていなかった」らしいが、有権者のほうは悪夢から目覚めたときの冷汗を覚えていた。そして今度の悪夢は覚めない可能性もあったから、多くの懸命な有権者は投票行動で「もう民主とか堪忍してください」を示した。

「脱・小沢」から「脱・民主」。そして今度は「脱・枝野」らしいが、来年の秋ごろには「脱・共産」とでもやりながら、残り少なくなった仲間たちは25年前より少なくなるだろう。夏の蚊のようにぼたぼた落ちて、だんだんと絶滅危惧種になる。社民党が今年、ついに会派名からも消えたが、生き残りは真面に目覚めた国民民主に行かず、共産党に吸収されて養分になってほしい。

だから代表は小川でいい。小川は馬淵とか泉とか、他候補の腕を掴みながら立候補を取り下げるよう懇願し、なぜボクは代表になれないのか、と説いて回るのがよろしかろう。がんば。





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