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忘憂之物

余裕の本気笑いの赤鬼

昨日の産経抄に「青オニになれなかった小沢氏」とあった。今回の小沢氏の出馬をして「泣いた赤おに」をあてこすっているのである。この童話、私はよく知らなかったのだが、要するに青オニは赤オニのために「悪者」を演じてくれる。自分が村で暴れるから、それを赤オニよ、キミが止めるんだと。そうすれば村人の信頼は得られるだろうと、青オニは自分を犠牲にするというのである。親友のために暴漢を演じて、これを助けさせる黄金パターンのことだ。

産経抄はこの時点で「青オニになれなかった」と評している。つまり、なんだ、小沢さん、出るって言っちゃったよ、と呆れているわけだ。そしてまた、面白いのは全国紙が全て批判的であるということだ。ゲンダイのような小沢機関誌はともかく、産経も読売も、朝日も毎日も批判的な社説を書いた。朝日の社説も「小沢氏出馬へ――あいた口がふさがらない」とまで書いた。



だが、ちょっとマッテほしい!!(ω・´ )━━(・ω・´)━━(`・ω・´)シャキーン





「暴れる」のはこれからではないだろうか?




ここで決定的事実を確認しておきたい。



管直人は馬鹿である。この男の最近の様子をテレビ観て、私に湧きあがった「ある疑念」が消せずにいる。余裕なのである。目が笑っているのである。ここでもう一度、確認しておかねばなるまい。管直人は馬鹿なのである。つまり、顔に出てしまっている。目は口ほどにモノをアレである。



安モンのテレビで「シュークリームの中にひとつだけ、ワサビが入ってます!」とかやる。いったい、誰が「ワサビシュークリーム」を食べているでしょうか?と当てるクイズだ。


食べている者は演技をする。辛いのに辛くないふり、美味しいのに美味しくないふり、裏をかいて辛いから辛い顔をそのまま出したりするのもアリだ。視聴者は「誰のシュークリームにワサビがあるか」を推理する。表情やリアクションを観察し、その芸人やタレントの技量を推し量り、その演技に騙されないように目を凝らす――――ここで民主党の代表選における「シュークリームの中身」について、私の予想を書いておこう。ヒントは「管直人は馬鹿だ」である。





1:ギリギリまで待って、小沢が代表出馬を取りやめる
2:代表選挙は行うが、小沢が圧倒的に負ける





私は「2」が濃厚だと思う。「圧倒的に負ける」のがミソだ。つまり、マスコミのいう「幹事長職とのバーター」もない。小沢はこのまま「潔く」身を引くことで花道を飾る。圧倒的逆風の中、よくぞ正々堂々と戦った、とかやる。これをマスコミをはじめ周囲は大絶賛する。「実に小沢氏らしい。引き際の良さ」とかやる。小沢が被る泥は「出馬した」だけだ。敗北した会見では臭いことも言うだろう。「これで安心した。身を引く覚悟が固まった」とかな。


民主党は「管政権が脱小沢を貫いた」として支持率も急上昇する。公明党とも連立などせずとも、外国人地方参政権なども成る。「圧倒的」に負けることで、小沢敗北に誘発する「党分裂」も発生しない。マスコミは「小沢優勢」を煽る。その小沢が大敗を喫することで「自民党とは違う」というキャンペーンを繰り広げる。「管直人VS小沢一郎」という構図からみえてくるものは、つまり、プロレスで言うところの「アングル」である。世代間抗争や団体抗争を煽ってファンを飽きさせぬことをいう。いわゆる「筋書き」である。


かつてアントニオ猪木は藤波辰巳にフォール負けを許した。あの伝説のドラゴンスープレックスは、今でも昭和プロレスの名シーンだ。猪木は藤波に負けることで、新日本プロレスのストロングプロレスやらキングオブスポーツを証明した。プロレスの「真剣勝負」をアピールすることに成功した。親日ファンならずとも、プロレスを小馬鹿にしていた層にさえ衝撃を与えた。プロレスファンが「八百長じゃないか?」と言われれば、じゃあ、なんで猪木が負けるんだ?と言い返すことが出来た。管直人が「藤波」だとは思わないが、猪木と小沢なら納得してもいい(笑)。


猪木がどんなことがあっても「前田日明」とはやらなかったように、小沢も「勝つか負けるか」で勝負するようなリスクを冒すはずもない。やるならば「話がついてから」である。

今、気付いたのだが、私は「猪木信者」だったからこそ、小沢の危険性を本能で感じ取っているのかもしれない(笑)。散々、騙されたからだw

プロレスを政治でやられたらたまらないところだが、それよりも「小沢首相」などあるはずがない。憲法75条の「鳩山システム」も納得しがたい。起訴されぬとしても、国会の追及は半端ではなかろう。思いつくだけでも、自民党の何人かの議員が舌なめずりして待っている。

プロレスでも「ブッカ―(筋書きを書く人。プロレスではこの人が偉い人)」が前に出ると碌なことが無い。猪木がそうだったし、長州がそうだった。新日本ではミスター高橋や山本小鉄、マサ斉藤などが有名だが、それも一線を引いてから、あるいはレフリーだったりする。小沢は「ブッカ―」であろう。メインレスラーにはならない。リスクしかない。



それと、ここでもうひとつ、重要なキーがある。



それは、鳩山由紀夫は馬鹿だということである



あの「ぐーサイン」を覚えているだろう。でも、問題は立てた親指ではなく、あの「目」だ。

今回、小沢と会談を終えた鳩山由紀夫の「目」は、あのときと同じだった。全てのマスコミを「総理続投か?」と騙したあの「目」である。

「話がついた」のである。代表選における「小沢大敗北」のアングルが完成したのだ。だから「大義」とか言い出して、また、周囲を混乱させている。小沢にブックを飲ませるのは鳩山由紀夫しかいない。これは「(小沢を)自分の一存で民主党に入れた」というセリフにも出ている。自分が納得させたのだから、自分は支持に回る他ない。だから、傍目には辻褄が合わない。

鳩山は「青オニ」についた。3か月前に「悪役」として退いたふたり、である。徹するつもりだろう。もちろん、ギャランティは美味しいはずだ。それに党内における影響力は増すことになろう。事情を知る者は「功労者」として扱うはずだ。とくに現政権のメンツは頭が上がらない。支持率を爆上げしてくれるわけだ。管直人も「参院選敗北の責任」が吹っ飛ぶことになる。





っと、まあ、プロレス的に予想してみたが、外れても謝罪はしない(笑)。

いずれにしても、青オニが暴れるのはこれからだ。それに「泣いた赤オニ」であるはずの管直人が泣いていない。泣くのは「村人」である日本国民だ。

コメント一覧

久代千代太郎
>野間僧さん


プロレスファンですからw
野間僧
「代表選はある、で、筋書きはこう。」っていうてはったのは28日。
今朝(31日)テレビは「代表選回避」みたいに報じてたので、ふーんてなもんで、仕事から帰ってニュースみたら(現時点31日晩)結局オザーは「出る。」って。
ちよたろさん、神ですか・・・。
久代千代太郎
>な さん


ざんしょですねー


テレビも暑苦しいですねー
残暑ですねー
確かに奴等から正気は感じられません
誰一人として

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